沈黙のゲーム
ある日主人公が夜遊びをしてるとき一匹のバクに出会う。
そのバクに近寄ったそのとき…!
視界が歪み別世界へと連れていかれてしまう。
沈黙のゲームスタート!!!
「まてやゴルァァァァ!!!」
へへっ…追ってきやがった。
まあいいぜ。俺を捕まえれる奴なんてそうそういねえ!
なぜなら…
「テメェなめた真似すっとぶち殺すぞ‼」
殺れるものなら殺ってみやがれ。
ザッと風が吹き俺の髪がなびく。
まったく…嫌になっちゃうぜ。どいつもこいつも…
「どうしたー?殺ってこねえのかよ」
俺は相手を挑発する。カっとなればなるほど周りが見れなくなって行く。
これは人間にはよくある事だ。だから俺は逃げきれる。
「くっそぉ!!なめやがって!!」
急に勢いよく殴りかかってきた相手を俺は
ギリギリのところで避けた。
あっぶねえ!!今当たってたら絶対鼻血出てたぜ。
「ははは!!!!よく避けたな!でも人数を考えてみろよ」
そう、人数でいったら俺は圧倒的不利な状況だ。
相手はおそらく20人ぐらい…いや、
建物内に潜んでいる可能性がある。
だとすれば
……あのやり方で行こう。
カランカラン…
俺はニヤリと笑い相手に空き缶を蹴りつける。
そして
ガシッ
「な、なんだ!」
「一つ警告をしておく。俺は勝つ」
はっ!?と奴等は口を揃えた。
そりゃそうだろう。いきなりこんなこと言われたら俺だってそんな反応するぜ。
「何もしらねぇガキは黙って寝てろ」
俺のこの一言により奴等の目は本気になった。
恐らく…いや絶対に俺を殺る気だ。
今までの雑魚もこんなんだった。
そして、思っていた通り何人もが俺に向かって走ってくる。
やれやれ…
お前らも能無しで可哀想に。
俺はグッと腕に力を込めて胸元から3枚のカードを取り出した。
ピューッ!!!!!!! とカードが飛び相手の動きが一瞬で止まった。
「なっ…!」
奴等はその場に倒れこみ俺を睨んでくる。
もう一度言おう。
能無しで可哀想に…
ふっと鼻で笑い奴等から離れる。
「ま、まて!今なにし…「わからないのか?」
俺はさっきカードを投げた。
それもすごいスピードで。
そう、俺は全国で15人しかいないと言われる
カードゲームの達人。
勿論カードの扱いが得意だ。どんなに速い相手の動きだって
俺の手にかかれば一瞬にして止まる。
「だから言っただろう…
俺は勝つって。」
奴等を追っ払いゲーセンへ向かう道、何か動くものを見つけた。
時刻は午後10時。
俺はグレて家に帰る時間は極めて遅い。
いつか一人で金持ちになってやる…!!
親父の稼いだ金なんかで生活なんざゴメンだ。
俺は親父が許せない。死んでもだ。
あいつは母さんを殺したんだからなっ!!
刑務所行きになったは良いもののすぐに出てきやがって。
いつか必ずプロゲーマーになり全国一位の男になる。
俺はそう決めたんだ。そして家族を捨てる代わりに自分の能力を磨く。
最高の考えだと思わないか?!
この俺が全国一位だぜ!?ハハっ!!
ガサガサ…
やはりなにかいる。さっき動いてたのと同じかたちだ。
動物…ねこ?いぬ?
気の影から現れたのは
「ゲフッ」
「バク???」
「おう、ワシが見えるのかね?」
「喋った!?え?は?なんでっ!?」
バクってあれだろ?夢に関連するあれ。
こんな奴がなぜここに……!
「ワシはあなたを知っている」
___!?知っているだと?
「どういうことだ。」
「はい。ワシはこことは異なる世界からやってまいりました
キープこと夢見るバクでございます。」
「夢見るバク?」
「そうでございます。夢を見るためにワシは来たのです。」
夢を見るとはどういうことなのだろうか。
そもそもなんで俺のところに…。
「さあくるのです」
「ちょっとまてって!」
急に光が降り注いで来て俺は目をつむった。
くっ…!眩しい。前がああああああ!!!!
やって来たのは
ーガヤガヤー
[マスターあれお願い]
[私はポーカーで]
なんだここは???
「おい将也!」
急に聞き慣れた声に振り返ると…
驚いた。
俺の悪ふざけ仲間である和樹が居たのだから。
「和樹!」
どうしてここに
その後俺らはここに連れてこられた話をした。
この世界へ来てからあのバクは一切姿を表していない。
沈黙のゲーム
主人公が連れていかれたこの場所は一体どこなのだろうか。
近くにいる人は全員知らない人ばかり。
だかそこに友人である和樹もいることに気がつき二人はあたりを探索してみることに。
いったいここはどこなのか。
二人は元の世界へ帰るためあることをしなければいけない。
あることとはいったいなんなのだろうか…