奈緒美の妄想恋愛

夢と現実の出会い

私、上原奈緒美。小6。私は皆から頼りにされるリーダ的存在!でも…本性は超恋愛妄想女なんです!(うふふふ)
そんな私の本性を知ってるのは、大親友の前原萌。それだけだ。萌は私に厳しくしてくる。でもそんな萌が私は大好きなのだ!!
そんなある朝のことだ。
「チュンチュン」
と鳥の鳴き声が聞こえる。私は興奮しながら起きた。理由は後でわかるだろう。
今日は休日だ。今日の予定は萌と遊ぶことだ!♪
「チクタクチクタク」
あっという間に時間が経った。
「ピンポーン」
「は~い!  ガチャ。」
「やっほ~奈緒美!おじゃましま~す。」
「萌!いらっしゃぁ~い!」
奈緒美の部屋に行き、話をすることになった。
奈緒美は、今日の朝のことを話そうとした。
「今日ね…」その瞬間萌が「うん。どんな妄想したの?本命の妄想相手でも見つけた?」と言った。
私は口をあんぐり開けて黙り込んだ。
「ふふ。図星だ。そんな馬鹿なこと考えてどうすんの?」と言われ、私は
「今回の妄想はいつもと何かが違うの。」と言い返した。
萌は妄想の内容が気になり出したらしい。さっきはごめんね!聞かせて!と言われた。
私は、笑いながらも妄想の内容を話した。
「いつもは、自分から妄想を探ってるのに今日は向に探られている感じがしたんだよね…それでね、すっごくかっこいい男の子が現れて、
私に、夢の中であったよね?って言って、ずっと可愛いなと思ってたよ!あえて良かった!って言うんだ…その先はわかんない…でもめっちゃ
興奮したんだよねー。本命の人って感じたんだ!」すると萌が
「ほんとにそんなことあるといいねー。」って言ってあまり信じてなかった。
1ヶ月経ち、あの妄想のことを忘れていた。6年1組に1人の転校生が来た。男の子だ。どこかで見たことのある顔だった。
次の日、その男の子に話しかけられた。な、何?と聞くと、男の子が
「夢の中であったよね?ずっと可愛いなと思ってたよ!あえて良かった!」って言った瞬間私は妄想を思い出した。
びっくりした。まさか妄想が実現するなんて思ってもみなかったからだ。私はその男の子に恋をした。やっぱり本命の相手だった。
妄想にはその先があったが思い出せない。なぜなら、これから二人で妄想(道?思い出?)を作ってくからだ。妄想は、願うんじゃなく、
自分と相手で実現するものだ!妄想女子よ!妄想もいいけど、実現してね!(*´∀`*)

奈緒美の妄想恋愛

奈緒美の妄想恋愛

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-02-28

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