あーん
「あーん」
思わぬ事故に遭ったり
突然、難病にかかったりして
体が不自由になってしまっても
君は僕の面倒を見てくれるだろうか
「おいしい?」
僕が動けなくなって
話すことさえできなくなっても
君はずっと僕の側にいてくれるだろうか
君は僕の何が好きなの?
かっこいいから好きなの?
身長が高いから好きなの?
頭が良いから好きなの?
僕の良い面しか知らないよね?
本当の僕をわかっているの?
僕のこと、本気で愛しているの?
それほどの覚悟はあるの…?
あるわけないよね
「…うん」
「よかったぁ」
君は愛おしそうに僕を見つめる
そうでもないのに
そんな目で僕を見ないで
あーん
某ドラマの影響を受けて。