床屋の罠

床屋の罠

床屋の罠

男性諸君は床屋に行かれた時、床屋で罠を仕掛けられた事があるだろうか。

私が床屋で感じた事、罠をしかけられた事をご紹介しませう。

床屋に行くのがおっくうな罠。

床屋に入った瞬間「いらっせー」と気合が入ってほとんどが体育会系の人だった罠。

席に座ると1人が新人さんでオドオドしながら話をかけてくる罠。

どんな髪型にしますか?と聞かれて「前髪を目ぐらい、耳半分、後ろは短めに切って下さい」と言うと「耳半分の後ろ髪は短めで前髪はまゆげぐらいですね」と何気に間違えられてる罠。

前髪をまゆげではなく目ぐらいと言うと「すいません、ちょっと聞こえなかったもんですから」と言い訳してくる罠。

モミアゲも少し切ってもらおうと思い「モミアゲも少し切ってもらっていいですか?」と言うと「おみやげ?」と聞き間違いをしてきた罠。

髪を切る前に水の入った霧吹きで髪を濡らすのだが、顔まで濡らしてきた罠。

水が顔にかかってる為、咳払いしても気付いてもらえない罠。

手馴れた感じで髪を切ってくるのだが、ホントに大丈夫なのか?と思うぐらいにバッサリ切ってくる罠。

前髪もバッサリ切られてクシで揃えたら案の定、目ぐらいではなくまゆげを通りこしておでこぐらいになってた罠。

しかもモミアゲも右と左の長さや角度が違う罠。

店員もそれに気付いてるはずなのだが謝りもしないで普通に髪を切ってる罠。

何とか切り終わって「これでよろしいでしょうか?」と聞かれるも全然、よろしくなくて前髪を何で少しずつ切らなかったんだと怒りたかったけど、周りの空気を読んでしまったせいか何も言い出せなかった罠。

次に髭剃りをしてもらうのだが、異様に顔を近づけながら髭剃りをしてくる罠。

しかも店員の鼻息が荒く私の顔にかかって生暖かく感じさせてくれた罠。

これが女性店員だったらと変な妄想をしてしまう罠。

髭剃りが終わってから洗髪をしてもらうのだが、店員の洗い方が強引で頭痛がしてきた罠。

洗髪も終わって最後に髪を整えるも前髪だけが短すぎて、店員は気まずいのか目も合わせない罠。

散髪が終わった瞬間、私に「お疲れ様でした~」と言ってすぐに部屋に逃げた罠。

何か腑に落ちなかった罠。

家に帰ってから自分でモミアゲの長さと角度を調整してる罠。

それ以来、この床屋には行かなくなって他の床屋に行くもそこの床屋でも酷い目に合わされた罠。

その床屋は中年夫婦で営んでるのだが、おばさんの散髪がハンパじゃなく痛い罠。

髪を切る時に髪を引っ張るのだが、ホントに髪の毛が抜けるんじゃないかというぐらいの引っ張り方で切ってくる罠。

私は思わず「痛いです」と言うとおばさんは「こんなの痛くないよ」と口ごたえをしてきた罠。

お前は引っ張られてないから痛くないのは当たり前だろと言いたかったのだが、言えなかった罠。

隣にいたおじさんは苦笑いしながら私を哀れな目で見てた罠。

おじさんは、私に気を使って色々と話をかけてくるのだが、その前におばさんを注意してくれと思ってた罠。

おばさんに散髪をしてもらってる時はずっとイライラしてた罠。

イライラしてる私を見かねたおじさんは、途中でおばさんと変わってくれて、おじさんが散髪をしてくれたのだがほとんど終わってた罠。

散髪が終わった瞬間、疲れた罠。

床屋でも色々なドラマがあるんだなと感じさせてくれた罠。

男性諸君も床屋には、色々な方がいるので気を付けて頂きたい。

床屋の罠

床屋の罠

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • ファンタジー
  • ミステリー
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-02-16

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