Essence
頭の中に響いている
僕の心に響いている
ただひたすらに
探せ と
その意思に従うまま
答えやきっかけを求めて
見付けて
見限っている
僕はまだ気付いていないのだ
答えなどどこにも在りはしない
価値などどこにも落ちていない と
僕が見付けてきたもの
雑多な感情
好きな人
吸い寄せられるような音
吸い込まれそうな風景
温もり
甘い香り
声
それらが終わってしまったとしたら
僕は一体どこに在ると言うのだろうか
僕が在ることを誰が証明できるのか
僕は何を探していた
知っていたはずだ
自分は一歩も進んでいないという事を
何故探していた
何故見限った
手を伸ばせば届いたかもしれなかった
届いていた気がしていたんだろう?
慢心 あぁ
そう
僕は今どこにも在りはしないんだよ
Essence
ありがとうございました。