〜あらすじ〜B美

〜あらすじ〜B美
B美は60歳 世間からみると羨ましい限りの成功者
そんなB美にも辛い過去があった
若くして結婚するがわずか半年で離婚
三十代半ばで二度目の結婚し 子供を一人産むが やはり三年後に離婚
仕事はパートをしながら 親子二人でなんとか 食べていけるくらいの生活
何もいい事はなく 友人に悩みや不安を聞いてもらうのが 唯一の救いだった
B美は時間がある時は 学生時代から好きだった お菓子作りに時間をあてた
安い材料を買ってきては お菓子を作っていた
お菓子を作ってる時間は何も考えずにすむので 楽しいとゆうより頭の中を空っぽにしたくて やってるので
今は学生時代とは違いお菓子作りが趣味とは言いづらかった
作ったお菓子はいつも悩みを聞いてくれる友達に 御礼の意味も込めて食べてもらっていた
その友達からある日電話が来る
知り合いにデパ地下を統括しているお偉いさんがいて 一つだけ
店舗が埋まらず困っているので 誰かいたら紹介してと頼まれ 真っ先に頭に浮かんだのがB美だったので やってみないかと言う内容だった
B美はただお菓子を作ってるだけだから売り物にはならないからと 断るつもりだったが デパート側が お店を出してくれて ただお菓子を 置いてくれるだけでいいと言ってるからと友達がしつこく言うので とりあえず引き受けてみた
これが奇跡の始まりで B美のお菓子は あっとゆう間に美味しいと噂が広がり 瞬く間に デパート側から別のデパートへの出店を依頼される
気づけばいつの間にか 三店舗目を出し さらにお菓子はブランド化し 全国の有名デパートでB美のお菓子は扱われるようになる
今では年商数億円の実業家
時々 講演の依頼もくるようになり その講演の中でB美はいつもこお話す
「私 何の夢も希望もお金も無かったんです
何もうまくいかないし 結婚も二度失敗しました
いつも泣き言ばかり言って 友達に相談してたくらいなんです
そんな私が こんなに成功するんだから ほんとに人生はわからないもんです
だから皆さんも 夢や希望も持って下さい
なんとかなるもんですよ 人生は
お菓子作るしか取り柄が無かった私が 言うんだから 間違いないです
皆さんも 何かやられてみるといいですよ
お菓子でもなんでもいいので
何かのきっかけで 生活がガラリと変わるかもしれないんです
やってみて損はないですから」
運は何処からやってくるかわからない
ただ言えるのは 決して生きることを諦めない事
気づけば あなたもB美のような恵まれた生活になっているかもしれない
B美は今も好きなお菓子作りを続けている
成功とは無縁だったあの頃と今も何も変わらず
B美のまさかの成功物語…

〜あらすじ〜B美

〜あらすじ〜B美

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-02-15

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted