水
小説を書くのは始めてなので、まずは極短い簡単な小話を書いてみます。
きちんとした文章になるか心配です。
その日、僕は拓馬と俊介の三人で釣りに行く約束をしていた。夏休みも後半に入り、暇を持て余していた僕らは、近くの池で釣りをすることにしたのだ。
「暑い...」
待ち合わせの時間より少し早く着いた僕は、自転車に跨がって二人を待っていた。久々に外に出た僕は夏の暑さを不快に思いつつも満喫していた。夏は好きだ。四季はどれも好きだが夏は独特の魅力がある。とは言ってもこのままだと熱中症になりそうだな。
「おっ、自動販売機あるじゃん。ラッキー。」
ちょうど近くに自動販売機があったので、僕は自転車をこいでジュースを買いに自動販売機へ向かった。
「やっぱ夏の飲み物って言ったら炭酸だよね。」
僕は鼻息まじりに百円一枚と十円達を入れていく。最後の十円を入れようとするポロっと十円を地面に落としてしまった。
「あらら、落ちちゃった」
自転車に跨がったまま落ちた十円を拾おうと、屈んで地面に手を伸ばすと「ピッ」という音が頭上から聞こえたかと思うと「ガタンッ」と目の前に飲み物が落ちてきた。
「ん?」
その飲み物を取り出してみるとそれは...水だった。顔を上げると赤い文字は30を表示していた。そう、僕は屈んだときに頭でボタンを押していたのだ。水の。ただの水の。
その後、やって来た拓馬と俊介に何故水を買ったのか聞かれて僕は、夏が少しだけ嫌いになった。
水
やはり文章を書くというのは難しいですね。読んでいる人がその光景を想像しやすい書き方、読んでいて引き込まれる書き方というのを覚えていきたいです。