艫の綱 はるのいずみ ゆきづりの縁かと思い諦めて行けども未練の積もり雪葦を取られし鯉の身は色を隠して 浮世川流れに任せ渡り橋落とす涙の柳雨晴れにし明けの鐘の音に思い切りたや艫の綱思い切りたや艫の綱〔三味線小町浮世手事〕より 艫の綱