smile

smile smile smile

smile smile smile

きっと いまごろ きみは微笑んでいる

いま ぼくの もとに きみはいないけれど

smile smile smile

きっと いまごろ たくさんの 笑顔に かこまれている

それを思うとき ぼくは もう さみしくないんだ

smile smile smile

それでいいんだ いつだって ぼくのそばには きみがいた



きみが泣いたら ぼくも涙がでたっけ

きみが落ち込んでいると ぼくは何も食べたくなくて

きみがぼくをさけると ぼくはきみばかりをみてしまって

きみが作りたてのスープを ぼくのテーブルに運んできてくれると お腹がぽかぽかと あたたかくなった

きみが機嫌よく鼻歌を歌ったら ぼくは 心地よさに うっとりと昼寝をした

きみが小さな柔らかな手で ぼくの手をにぎったとき ぼくの胸はじんとして 

そう その瞬間 ぼくは この世に生まれたんだ



きみは 知らない

ぼくは 傷ついていた

きみは 知らない

ぼくは ずっと 遠い夢のなかにいた

きみは 知らない

ぼくは きみを 思っていた



この世に 奇跡があるとすれば

出会いこそが 奇跡なんだ

小さな花火が やわらかに照らしだす世界があるだろ?

夢をみてるんじゃないかと うっとりするような瞬間

火が力を失って 闇につつまれても 奇跡は消えてなくなりはしない

そこに もとの闇なんて無い 

もう 闇にモンスターは いないんだ



時はうつろう

ぼくはきみに出会った

時はながれ

きみは ぼくにはできない 旅に出た

時に置き去りにされて

勇気のないぼくは さみしさに 背を丸くした

やがて時は ぼくを癒して

それほど悪くない世界へと ぼくの背中をおす



smile smile smile

どんなときも 真剣なまなざしが 美しい

いつだって きみが恋しいけれど

smile smile smile

この魔法がいちばん効くんだ

きみの笑顔が ぼくを笑顔にしてくれる

smile

smile

テーマは、希望 かなぁ・・

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-01-31

Copyrighted
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