精霊の森

絶対にあの場所には行ってはならない。
命を捨てに行くのと一緒だから・・・。

3歳の私はお母さんからそう教わった。
あの森には行ってはいけない。

でも、その翌年。
お母さんは森に行って死んでしまった。
きっと森で何かあったんだ。
私は恐ろしくて森へ入ることができなかった。
お母さんを殺した森・・・。

そして私は小学6年生。
お父さんも2年前に病気で倒れ今はおばさんの家に住んでいる。

私、高倉 日菜子(たかくら ひなこ)
学校では人気者。いつも明るく笑顔が絶えない。

だが私には1つだけ小さいころから不思議に思ってたことだ。
それは、

精霊の森

精霊の森

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-10-25

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