僕の名前は×××××です。
とりあえず落ち着くためにも深呼吸をした。
いや、今になっては落ち着き過ぎて何から考えていいやら…
僕は美心さんにお礼を言い、栄養剤を打ってもらい、右腕にチクチクの痛みを覚えながら1人ここまでの状況をなんとか把握しようと努力をしていた。
もう一度ネームプレートを確認する
×××××様
だめだ、読めない
僕の名前は本当にどこへいったんだ?
深く重いため息をついたその時、
僕の病室の扉がノックもなしに開いた、少し失礼な人だ
オカンか?それとも妹のくるみか?
僕は扉のほうを振り向くとそこには一匹?の猫がいた
『こんなガキを狙うとは、名狩りも落ちぶれたモノね』
誰が喋ったのだろうか?僕の間違いでなければ、音声はあの猫の口から聞こえる
『落ちぶれたか、この子がそれだけいい名前だったかの二つに一つよ師匠』
僕の名前は×××××です。