さよなら、後日


言葉にはない

何かべつのメロディーに

みつけた光とおりまぜて

風のブランコ漕ぎだしながら

むげんの宇宙へ送りだそうか



歯ぐきの透間(すきま)に芽をだして

けんめいに背伸びする あなたの背中へ

ぼくの精一杯のあとおしで

待っているから

笑顔と真顔のおもかげ浴びて

なんだか いまなら

()べそうな気がする

さよなら、後日

さよなら、後日

「言葉にはない 何かべつのメロディーに ……」

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-01-26

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