俺と神との意味不明な日常!? 1
俺と突如現れた神?が過ごす日常!?
(なんなんだよここは!)俺は心の中で嘆いた。俺の目の前で繰り広げられている電撃やら炎の戦い。それに終止符を打った螺旋状の電撃。見えたのは一瞬だった。俺の前にいる金髪で年齢的にみても一回り小さいこの少女。
「や、やったのお前か・・・?」俺は恐る恐る彼女に尋ねたが、俺の問いになんの興味も示さず少女はなにやら手を動かす。そもそも俺は学校から帰っていただけだ。途中急に上空から何やら怪しげな物体が降ってきたり、目の前に人が瞬間移動してきたりとわけのわからない光景をみている。
「ここはどこだ?」もう一度目の前に立つロリ金髪少女に話しかけてみるが何も返ってこない。(あ、また無視ですか・・・)と心の中で拗ねていたその時、
「すみません、ご主人様何か仰られましたか?」待ちに待った少女からの回答が返ってきたが、ご主人様?俺は耳を疑った。俺にはメイドはいない。もちろん家政婦もだ。そもそも俺はこの少女にあったこともない。俺は記憶力には自信がないが、誰でもこんな金髪ロリ少女は一度見たら忘れないだろう。もう俺の耳は壊れてしまったのか、あと50年は働いて欲しかったなぁ~などとくだらないこと思っていると、
「あ、あの、どうかしましたか?」と再度少女が尋ねてきた。無視するのもあれなので
「あんた誰だ?」俺はビビりながらも声を振り絞って聞いてみた。少女は顔を赤めて「す、すみません。自己紹介がまだでした。私はご主人様に使えることになった神。セナ・センティモールと申します。」
・・・なんだこいつ、自分のことさらっと神とか言いやがったぞ。なんだ最近の詐欺か?少女を使って店にいれて後でごつい男が来るっていうあれか?ジロジロとみる俺に、神を名乗るこの少女は
「どうされました?」とさらに顔を赤めながら聞いてきた。「お、俺は、アンケートを答えにファミレスにいったりなんかしませんよ!なんといいますか、実は俺ってアンケートアレルギーなんですよ。すみませんお力になれなくて。」と速攻で逃げようとする俺。少女は
「え?ちょっと待ってください。私は神です。あなたに使えることになったのです」とまた、神ネタを言ってきた。俺は身の危険を感じ速攻で逃げた。中学の時陸上部に入っててこんなに良かったと思ったのはこれが初めてだ。なんとか神を名乗る少女から逃げ延び家に帰れたが時計の針は23時を回っていた。そのままベッドインして寝てしまった俺は次の日の朝とんでもない光景を目の当たりにした。俺の四畳の部屋がなんとか姉妹の家なみの超豪邸にあるような部屋になっていた。愕然としている俺の横で神もどきが笑っている。
「お気に召しましたか?」お気に召したも何も頭がパニックっていた。
「お前、何者だ?」俺が聞くと、少女は
「神です」とだけ言った。俺はこれは本当なのかと疑ったがここまでみせられると信じるしかない。
「それで、なんであんたが俺の神になったわけ?」俺は当然たる疑問を尋ねてみた。
「そ、それはですね、
俺と神との意味不明な日常!? 1
今回は、俺と神と意味不明な日常!?を読んでいただき、ありがとうございます。僕は下手ですが、楽しく投稿できて幸いです。さて、僕の最初の作品となった今作は、椎名総一郎とセナ・センティモールとの出会いを描いた作品です。突如現れた少女という設定はありきたりですが、あえてありきたりな設定にしてみました。終わり方が微妙となりましたが、一週間後くらいにまた投稿してみようと思います。最後にこの作品をみてくださってありがとうございました。指摘点などがありましたら、遠慮せずに言ってください。