木星人論法
地球上に木星人が存在する事を背理法によって示す。
以下、地球の大気圏内について議論する。
「木星人は存在しない。」と仮定する。(仮定☆)
命題p「木星人ならば黄色である。」が真であることを示す。
この命題の対偶は、命題p'「黄色でないならば木星人でない。」である。
仮定☆より、黄色でない物が全て木星人でないことは明らかであるので、命題p'は真である。
対偶が真であることから、命題pは真である。
命題q「木星人ならば紫色である。」が真であることを示す。
この命題の対偶は、命題q'「紫色でないならば木星人でない。」である。
仮定☆より、紫色でない物が全て木星人でないことは明らかであるので、命題q'は真である。
対偶が真であることから、命題qは真である。
黄色であることと紫色であることは互いに排反であるので、
命題pと命題qは矛盾する。
以上のように、「木星人は存在しない。」と仮定すると矛盾が生じることから、
木星人は存在すると言える。
木星人論法