僕らの変わった夏休み弍

 夏休み初日。
 僕ら七人は『幽霊屋敷』で、変わった体験をした。
 そのせいで、僕ら七人の日常は変わっていく。
 今まで噛み合っていた歯車が、だんだん噛み合わなくなっていく。そんな僕ら八人の話を知ってもらいたい。

序章

 幽霊屋敷探索後 僕たち七人は各自の家路についていた。
「大変だったなぁ、いろいろ」
 南島がつぶやいた。確かにいろいろあって大変だった。しかし大きな問題が二つあった。
「向島をどうするかなぁ」
 そう、一つ目の問題はそこ。向島はいろいろな事情によって記憶を焼き殺されている(現在は気を失っている)。
 だがそれより大きな問題があった。
「身長や体格の変化をどうごまかすかなあ」
 そのとおり、僕らは体格が一年分変化していた。どうごまかすか考えないとまずいなぁ。
 そんなときだった。
「どうしたんだ?こんなに集まって」
「な、な、中井先生?」
 学校の中井先生だった。ま、まずいなぁ。ばれないといいがなぁ。
「ん?そういえば昨日より身長が伸びていないか?」
「ききき気のせいですよ、せせせ先生‼」
 稲垣がとっさに前に出て、先生をごまかしてくれた。そういえば稲垣ってあんまり背が伸びていないからなぁ。
「そうか、ならいいが……。まぁいい。宿題しっかりやれよ」
「はっはい」
「それじゃあな」
 先生は僕たちとは逆の方向に歩いて行った。ふう、ごまかせたか。
「あ、危なかったなぁ」
 南島がつぶやいた。確かにとても危なかった。
 僕らはそのあと誰にも会うことなく家に到着した。
 南島・向島・田中・僕………あと稲垣の男性陣は学校の寮で暮らしていた。学校の寮だからといって特別豪華なことはない、一般的なマンションだ。ちなみに、僕の部屋は三階の三○二号室だ。
 僕は三○二とかかれたドアをあける。ただいま、といいながら靴を脱ぐ。
「あれぇ、お兄?ずいぶん早かったねぇ」
 僕はこの部屋で一人暮らしをしているわけではない。妹の『綾』と暮らしている。
 え?なんで妹がいるのかって?いちゃいけないことはないだろ。
 僕はリビングのドアを開けた。そこには、薄いピンク色のチェックのパジャマをきた中学生の少女が、ソファーに座ってテレビを見ていた。
「おかえり、お兄。早かったねぇ。なんかあったの?」
 少しとぼけた様子できいてくる。僕は質問には答えず、逆に質問をした。
「お前、何時に起きた。朝飯食ったのか?部活はいいのか?」
 綾は背もたれに寄りかかるような感じでこちらを向いて答えた。
「今さっき起きたばっかだよ。だから、朝ごはんも食べてないし、今日は部活もないからのんびりしてるの」
 僕はその答えを聞いた瞬間ブチッという音(幽霊屋敷のものとは違う音)が聞こえた気がした。
 怒鳴ろうとしたが、やめてため息をついた。いっても無駄だからな。
「いい加減に早起きができるようになれよ。田舎に送り返すぞ。着払いで」
「お兄、やってみればいいじゃん。私に勝てるならだけどね!あちょー」
 綾は背もたれで沿ったまんま、構えをした。
 綾は去年まで僕のじいちゃんの『自然と共に生きる』というキャッチコピーが似合う田舎にいた。そこでは武道の道場があり、綾はそこにかよって僅か一年で師範代までにいった、スーパー中学生だ(かよい始めたのは五歳)。
 しかも、去年の全国大会(この大会は『ジュニア』『大人』『達人』の三つの部がある)で七回連続総合優勝をしたくらいの化け物だ。(しかも無敗)
「まぁ冗談だが、せめてもう少し早く起きられないか?毎日遅刻しそうになってるだろ」
「しょうがないじゃん!休養年何だから!」
 休養年とは、全国大会で七回連続で優勝すると、強制的に練習、大会への出場がやめさせられるという年のことだ。(綾の場合は総合優勝なので三年)
 休養年の間、普通の中学校生活をおくらせるようにこっちに来たのだ。
「まぁこれから気を付けろよ」
 その時、ピンポーンという音がなった。あわててドアを開けるとそこにはスーツをきた老人がいた。
「お久しぶりです。お坊っちゃま」

「中武さん?」
 僕の家に訪ねてきたのはじいちゃんの家の執事。『中武 (いずる)』さんだった。
「なかっちが来てるの?」
 綾がこっちに来た。なかっちってなんだよ……。
「おお、これはこれはお嬢様。こちらの生活には慣れましたかな」
「うん!ばっちりだ「どこがだよ」‼」
 綾が嘘をついたのでわざとかぶせてやった。ざまぁみろ!
「お兄!何すんのさ‼」
「お前が嘘をつこうとしたからだろバーカ‼」
「まあまあ落ち着いてくださいよ。私、旦那様からの御用があってきました」
「「じいちゃんからの?」」
 じいちゃんからの御用?なんだろう?
「ではお坊ちゃま。こちらでお話を」
「あ、ああ……」
 僕はマンションの外に止めてあった車の中で話すことになった。
「で、話の内容は?」
 僕が中武さんにきくと、中武さんは少し戸惑いながら手紙をくれた。
 内容はこうだ。
研斗(けんと)

 久しぶりじゃのう。約三年ぶりかのう。きっと彼女の一人や二人くらいはいて、楽しい青春を送っているとおもっておったがのう……。
 急きょこんなことをした理由くらい思い付くじゃろう。そうじゃ、霊祓師のことについてじゃ。こんな手紙ではなく直接話がしたいからこっちに帰ってこい。くれぐれも霊祓師のことは綾には言う出ないぞ。
 あと、こっちに来るときは綾と幽霊屋敷に行ったひとをつれてくるように。まっておるぞ!
 浅井 翔夜』
 霊祓師
 その言葉がとても強く残った。じいちゃんも知っていたんだ。霊祓師(こっち)のことを……。
 そういえばなんで幽霊屋敷のことを知っているんだろう?
「お坊ちゃま。そろそろ、出発をしたいのですが……」
「ああ、分かったみんなを連れてくるよ」

 五分後、みんなが僕の部屋にあつまった。みんなたったの五分で何泊もする準備ができるなんてすごいな。
 僕は前から行こうと思って準備をしていたからよかったけど……みんなすげえ。
「えっと、浅井のじいちゃんちへいくだっけ?」
「……そう、あの大戦争時代の英雄『浅井 翔夜』の家」
「僕、狼男ですけどいいんですかね?」
「い、いいのかな?こ、こんな僕がそんな英雄の人のところへ行っても」
「みんなそんな固まらないでいこうや」
 みんなはそんな話をしていた。やっぱりみんなといると面白いな‼
「それではいきますよ。女性の方は後ろの車へお乗りください。男性の方々は前の車へお乗りください」
 みんなはそれぞれの車へ乗った。僕も乗ろうとした時だった。綾が僕のところに来て、こうささやいた。
「日向さんきれいだよね~。もしかしてお兄の彼女?」
「黙っとけクソ野郎‼」
「野郎じゃないも~ん‼」
 綾は笑いながら車に乗っていった。
「お坊ちゃま~!早くお乗りください!」
「ああ、わかってる」
 おっと、早くいかないとな。じゃあ行こうかな。
 霊示村へ

 霊示村とは日本の端っこのほうにある島に、ある村だ。
「はぁ……まさか、あの英雄のところへ行くなんてなぁ……。おもっとらんかったわなぁ」
 田中がつぶやいた。
「なあ、中武さん、じいちゃんってそんなにすごいひとなの?」
「中武⁉」
 田中がいきなり大きな声を出して、驚いた。
「うるせぇよ、田中!寝れねえだろ」
 ああ、そうか。南島は車に酔うから寝ていたのか。
「南島悪かった。なぁ今、『中武さん』ゆうたか?」
「謝る気ねぇだろ!」
 南島は、怒っているが少し顔色が悪い。よってきているだろう。
 実は、僕も車酔いを少しするため、静かにしていてほしいのになぁ……。
「南島様、顔色が悪いですが大丈夫ですか?まもなくヘリの発着場に到着するので、もう少し我慢してください」
「「「「へ、へ、ヘリ!?」」」」
 みんな驚いていた。別に驚くほどのものじゃないのに……。
 中武さんはみんながガヤガヤしているなか、一言言った。
「うるせぇ………」
 みんなのからだがビクッと震えた。その声は僕でも聞いたことがなかった。
 それからはみんなは静かにしていた。しばらくたったころ、僕の携帯にこんなメールが届いた。
『ヤッホー、お兄
 日向さんと話をしていて色々気になることがあるんだけど、その中からひとつ聞くよ?
 日向さんと付き合ってるの?
 ………………』
 僕はその文を見た瞬間、携帯を素早く操作し、綾に電話を掛けた。
『はい、もしもし?お兄、どうした?』
「おい、綾てめぇ………?」
 僕は言葉がつまった。理由は声が違うような気がした。
『どうしかた、お兄?』
「……お前綾か?もしかして………日向?」
 僕は思いきって聞いてみた。すると、答えは、『うん』という返事がかえってきた。
「なんで日向が綾の携帯に出ているんだ?」
『……ブツッ』
「お、おい?」
 切られてしまった。なんでだろう?
 キキーという音と共に車が止まった。外を見るとそこはヘリの発着場だった。
「さあ、ヘリに乗りますよ」
 中武さんの指示に従ってヘリに乗った。それから約一時間で霊示村のある島に到着した。
 稲垣はヘリから降りたら深呼吸をして
「空気がおいしいですね~」
 稲垣以外の人は中武さんの指示に従ってそんなことは無視していた。
 島にある発着場から歩いて十分のところにある大きな屋敷だ。
「ほんとにここ……?」
 向島がつぶやいた。え?向島がいたのかって?いるにかまってるじゃないか。
 僕らがついてから数分後に女性陣が来た。
「そんじゃいくか」
 僕はそう言ってみんなと共に、じいちゃんちの門をくぐった。

「よく来たな、さあ上がんな……。あ、待った向島君、君はこの手袋を左手につけてくれ」
 入ってすぐじいちゃんが迎えてくれた。向島は首をかしげながらも、言われたとうりに手袋をしていた。
「久しぶりだな、研斗!元気にしてたか?」
「ああ、久しぶりだな、じいちゃん!」
「まあ、話したいこともあるけど、またあとで話すとしよう。まずは、綾~!」
 じいちゃんは、綾を呼んだ。「何~?」と返事をしながら、前に出てきた。
「お前は道場に行って一週間くらい訓練してこい」
「え??????」
 僕も思わず口に出してしまいそうだった。訓練していいのか?休養年なのに?
「今使っちゃうの?これ」
「もともとこういうためのものだろう?それに他の子の訓練にもなるだろう」
 綾は少し考えてから『沖田 実波』という執事さん(こっちに来るときに中武さんの手伝いをしてくれたひと)といくならいいと、わがままを言った。
 じいちゃんは渋々ながらそれを認めて綾を送り出していた。
「ったくもー。綾のやつ、わがまま言いやがって」
 じいちゃんはそうつぶやいてから、本題に入ろうと言った。
「そんじゃあ、研斗。それと日向さん以外は用はない。帰れ」
 じいちゃんは驚きのことをいった。真っ先に反応した。
「んじゃ、なんのために俺らをよんだんだ。意味わかんねぇだろ」
 その言葉にたいしてじいちゃんは笑いながら話した。
「用がないっていうのは、お主らに力がないからじゃ。いまからお主らにチャンスを与えてやろう。風夏、水季、火頭生、地葉瑠、光陰、出てこい。」
 じいちゃんの言葉のあと、十歳くらいの子供達が出てきた。
「この子たちは……!!」
「さすが月烈の息子じゃな。お主の思っている通り、この子たちは式神だ。各色のな」

 式神とは、本来は陰陽師が使役する鬼神で人心によって起こる悪行や善行を見定める役を務めるもの。
 霊祓師でも式神を使役しようとするものは多いが、実際に使役することができるものは少ない。しかも、霊祓師の式神は、霊力にある色をベースに呼び出すため、力が安定せず崩れてしまうのも使役するものが少ない理由のひとつである。
 そんな式神を五体も呼び出しているのが、大戦争時代の英雄『浅井 翔夜』、僕のじいちゃんである。
 じいちゃんは「いけ」と小さくつぶやくと、式神たちはみんなをつれてどこかで消えてしまった。そのあと、「研斗、日向さん。こっちへきなさい」と言ってじいちゃんの部屋にあるいっていった。
 じいちゃんは部屋にはいると「座って座って」と笑いながら僕たちと向かい合うように、机をはさんですわった。
「で、じいちゃん。何の用でこっちによんだの?みんなはどこへいったんだよ」
 僕の質問にじいちゃんはなかなか答えてくれなかった。
 数十秒後じいちゃんは笑いながら「どこから話せばよいかのぅ」言った。そして少し黙ってから話し出した。
「まず、あやつらじゃが式神の世界で修行しておるはずじゃから、大丈夫じゃ。安心せい、あやつらは死なんからな。次に、何のようかじゃが、少し話してよいのかわからないが話すとしようかのぅ。実はな……………」

「は?」
 僕は耳を疑った。今なんて……
「今なんておっしゃいましたか?」
「日向さん、あなたは霊祓師の消えた宗派『魔術系』の『魔尾石(まおいし)家』の末裔じゃといったのだが、聞いておらんかったのかのう」
 少し沈黙が続いた。僕と日向はなにも言えなかった。言えるわけがなかった。霊祓師の末裔だって?そんなのは嘘だ。嘘でなきゃおかしい。だって、あんなに優しいおじさんとおばさんのどちらかが霊祓師な訳がない。
「……今。今のことは……嘘……ですよね?私の父と母が霊祓師な訳がないですもん。だから嘘ですよね?」
 じいちゃんは静かに答えた。
「             」
 ーーーその時時間が止まったーーー

「じいちゃん。じいちゃん。どうしてこうなったんだよ。答えろよ」
 しかし、じいちゃんはなにも答えずに目をつぶっている。
「答えろよ……。答えろよ‼」
 僕はつい感情的になってじいちゃんの胸ぐらをつかんだ。するとじいちゃんは目を開けて、静かに答えた。
「さすがは、わが孫じゃ。時間停止にこれほどまで早く気がつくとはな。感心感心」
 僕はいっていることが理解できなかった。時間停止に気がついたといっても、じいちゃんの謎の言葉は理解できなかったのだから。だが、あの言語には聞き覚えがある気がしてならないのはなぜだろう……。
「今から、おぬしら二人はわしからの試験を受けてもらう。内容は自分の力を制御できるかについてじゃ。いっておくが拒否権はないぞ。時間は……この砂時計の砂がなくなるまでじゃ」
 そういってじいちゃんは大きな砂時計を指した。砂時計の中の砂は、透き通るような白さで、少しずつ落ちるたびにからだが重くなっていく。
「それでは、……の前に日向さんに起きてもらはなければのお」
 じいちゃんはそういって僕の頭をつかみ、日向の顔の前にもってきた。まさか、……。
「ほい」
「あぶねえ‼」
 じいちゃんは僕の唇が日向の唇につくように、顔を押し付けようとした。何て恐ろしい人だ。その手には迷いがなかった。
「研斗。なぜ避ける?付き合っているのだからkissくらいよかろう?まさか、別れようとしているのか……?」
「なんでキスが英語なんだよ!それに読者には、はっきり言わないように遠回しに言っていたことを……。それに別れる気なんかさらさら……/////」
 途中で言葉がつまった。なぜなら、じいちゃんがいやらしい笑みを浮かべていたからだ。
「で、なんじゃ?別れる気なんかさらさら、なんじゃ?ほれ、答えよ。さあ、はよせい。赤面なんかしとるんじゃない。さあ、答えよ」
「///////」
 ものすごいはずかしい。顔から火が出そうだ。まんまとじいちゃんの作戦に引っ掛かった。
 その時だった。後頭部に激痛が走った。勢いでそのまま倒れ込んでしまった。恐らく殴られたのだろう。殴られた方向を見るとそこには、めちゃくちゃ怒った日向がいた。
「覚悟は出来てる?」
 僕はこのとき、時間が止まっていて本当によかったと思った。

「えっと、まあ、色々あったが試験を始めるぞ」
 事態が終息したのはあれから五分もあとの事だった。落ち着いた日向に色々な説明をし終わる頃には砂時計の砂は半分くらいになっていた。そのため体がめちゃくちゃ重い。まあ、それはおいといて、試験の開始だ。

 僕が気がついた場所は、表現しにくい場所だった。目の前には自分によくにた自分がいた。
「久しぶりだな、斗研(ケント)。また会うとはおもわなかったぜ」
 僕は慣れた感じで話しかけた。だが、返事はかえってこなかった。
「おい斗研……」
 そう呼び掛けたときだった。首筋に真っ黒な剣があてられていた。
「くっ…………」
 僕はとっさに後ろにとび、背中にある剣を抜いた。同時に頭の上に丸い輪が現れる。抜いた剣の名は『アスタム』。天使のみが持つことを許される剣だ。僕は天使ではないため、一時的ではあるが天使の力がてにはいるのである。
 僕は素早く体制を建て直し、相手の方を見ると相手は黒い翼がはえていた。
 ()()()()()()()()()
「…………っ!」
 僕が悪魔だと理解した瞬間、斗研(やつ)は急激に距離を縮め攻撃を繰り出した。僕はギリギリのところで攻撃を剣で防いだものの、衝撃まではどうにもならず、後ろにはじきとばされた。
 僕が体制を建て直す前に繰り出される刃に僕は対応できなかった。体に鋭い痛みを感じた。なぜだろう、急に体が動かなくなったのだ。
「なんで……なんで動かねぇんだ…………」
 僕は体が動かなくなった理由がわかった。全く理解できなかった。なぜなら、

 斗研(やつ)がアスタムと対になる『魔剣オルディス』を持っていたからだ。

「…………畜生!」
 斗研の剣が僕に降り下ろされた。僕は敗北したのだ。

「おいおい、そんな簡単に諦めちまうなんてらしくないぜ、ベースさんよ。それくらい俺にもしてもらいたいくらいだね」
 僕はどうなっているのだ。目を開けて見ると自分の目の前で白と黒の二本の剣がギリギリと音をたてているではないか。
「なんで……なんでお前がいるんだ、斗研…………どうなってんだよ」
 斗研はしばらく黙っていたが、あいてを弾き飛ばしたあとこういってきた。
「静かにしててくれ。気が散って困るから。ついでにアスタム借りるぞ。こいつじゃ歯が立たないから」
 そのあと持っていた剣を後ろに投げた。カランカランと音がしたあと、僕が持っていたはずの剣が斗研の手にあった。
「やっぱ、こいつに限るなあ…………さあ、かかってこいよお前の自慢の剣でよ‼」

僕らの変わった夏休み弍

僕らの変わった夏休み弍

  • 小説
  • 短編
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-01-24

Copyrighted
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Copyrighted
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