俺のばあちゃん
俺のばあちゃん、クリスマスに死んじゃった
クリスマスの夜に、一人で向こうの世界に旅立った俺のばあちゃん
イブの日、ケーキ食べて、
母と楽しい会話して、笑ってたって
クリスマスだからって、じいちゃんがデートにでも誘ったのかな
寝間着じゃなくて、出かける時に着てた服に着替えて布団に入ってたって
台所のテーブルには、食べ終わったみかんの皮が一つ置いてあったって
誰にも迷惑かけないで、まるで眠っているみたいに布団で冷たくなってたって
俺を一番心配してくれた人
俺をここまで育ててくれた人
ばあちゃんがいなかったら、今の俺はいない
ばあちゃんが育ててくれたから、人の痛みや優しさを感じられるように育った
本当に優しいばあちゃんだった
周りの人に優しさを振りまいてた
そんなばあちゃんにもう会えない、今更後悔なんてしないけど
でも、多分俺の近くに今でもいるような気がする
ご飯食べたか心配してる
悪さしてないか心配してる
俺のばあちゃん