窓の風

窓の風

美夏と会ったときのことを考えると、
ぼくはちょっと有頂天になってしまうかな?
美夏とのカフェでのおしゃれな会話や、
ニョッキを食べながらの思いやりの会話、
公園のベンチでのキスシーンや、
海の見えるお部屋での密やかな時、
どれをとっても夢のようです。

とりわけ,
白いレースのカーテンがそよぎ、
美夏の花園とひとつになって、
窓の風に委ねながらゆっくりと動き、
流れる時を感じるのが大好き。

優しさとか、
慈しみとか、
淑やかさとか、
温もりだとか、
美しさだとか、
穏やかさだとか、
そんな美夏の笑顔に・・・

そこにはここち良い匂いが充ち充ちて、
それってやっぱり、美夏の個性であって、
「こころ」と「からだ」が爽やかに連係した、
美夏の匂いだと思います。
それは、美夏にしかないもの。
つまり、この匂いは誰でも漂わせるわけではなく、
いままでにぼくがイメージで作り上げた美夏だからできるし、
さらに、美夏の「からだ」だけがあれば良いわけでもなく、
美夏の「こころ」と「からだ」が溶け合って、
その中に漂う陽炎として存在するものなんです。

この陽炎は、
美夏の原型からぼくのこころを映して作りあげられます。
つまり美夏の存在は、
ぼくの抽象化のなかで作られ認識されます。
これを広く解釈すれば、
美夏はぼくとの関係において「いのち」として存在します。
そしてその美夏の「いのち」は、ぼくのものでもあるのです。

あはは(笑)
書いてて読み直すと、「なにかっこつけてんだよー!」 
美夏に笑われそー。
ちょっと時間があったので楽しんでみました。
美夏との想像はとても楽しいよ。

窓の風

窓の風

そこにはここち良い匂いが充ち充ちて、それってやっぱり、美夏の個性であって、「こころ」と「からだ」が爽やかに連係した、美夏の匂いだと思います。

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-10-23

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted