校庭と空

校庭と空

校庭の中心で
ふと仰ぎ見る

見渡す限りの蒼い色と
キリキリと痛む風

俺の心を
喉を
きつく締めて

もがき苦しむ俺を嘲笑う

ああ、きっとこのままどこか遠くへいくのだろう

ああ、きっとこのまま連れていかれるのだろう

ああ、きっと

さようなら

校庭と空

持久走は嫌いです

ありがとうございました。

校庭と空

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-01-16

Copyrighted
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