無題‐メモ帳



無題‐メモ帳






真っ白


いったいここに何が書けるだろう



何でもいいんだけれど







真っ白な雪が作り出した景色が


白いノートにそっくりで


犬と一緒に思いっきり踏み散らかした




ちらほらと



または



しんしんと



ずんずんと




降り積もる雪の粒が


朝目覚めるとこんなにも


眩しくまっしろで





白いノートにえがかれた


トムの足跡の上を踏んで自分の足跡にした



特に意味はないけれど





息が白い



目玉焼きの白身が


卵の殻が


新品の消しゴムと修正テープが





まっしろ



ここになにがかけるんだろう



かけないときは声に出そう




ほら息が白い

無題‐メモ帳

無題‐メモ帳

何も書くことが思いつかないと思っていたら思いついたやつです。好きな色はと聞かれると水色かオレンジか・・・ですが、白もかなり好きです。水色に限りなく近い白とか黄色に近い白とかクリームとかホイップとか、白に限らず色にはいろんな中間色があって面白い・・・という・・・

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-01-12

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