革命アーミー

23:00 〜運命〜

「うわぁぁぁあああぁぁぁ」
こんな時間に大声を出していたら普通に近所迷惑だ。
もしかしたら通報為れてるのかもしれない。
だが今こんな声を出したくなる事態などである。
今俺は全長25mはある虎に追われている。どでかい爪、鋭い牙、見るからにその一振りで何人かの人を殺せそうなもう1度言うがとてもどでかい虎に追われていた。更に詳しく言えば俺は今背中に少女を背負っている。
何故こんな事になったのか。
時は1時間前に遡る。
1時間前

22:00 〜出会い〜

「う…寒いな…」
3学期が始まった。高校1年の1月9日。俺、架橋 桜薙(カキョウ サクナ)は1人歩いていた。こんな時間まで塾があった。塾には親が迎えに来てくれるが今日は親が出張でいない。
だから、1人寂しく暗い夜道を歩いていた。
「やべー、手の感覚が…!」
寒さにより手に持っていたカバンを握っていた感覚がないのだ。
そんな時事は起きた。
「グオオオォォォオオオ」
獣の大きな声いや、鳴き声が聞こえた。獣の声が街中で聞こえれば反応しない人はいないだろ。まあ、こんな時間家から出ているのは俺ぐらいだろう。
その鳴き声の聞こえたであろう先を見てみると。全長25mの虎がいた。屋根の上に。
「グウウウゥゥゥウウウ」
唸っている。今にも飛び掛かって来そうな勢いで唸っている。
「え?なになに俺!?」
当然の事周りには誰もいない。
虎は唸りながら俺をじっと見ている。
今の状態は蛇に睨まれた蛙。いや、虎に睨まれた蟻ぐらいの差がある。
逃げれば飛び掛かってきて死亡
このまま入れば寒さで凍死
今死亡フラグしか経っていない。
虎は痺れを切らしたのか勢いよく飛び掛かってきた。踏み台にされた屋根は砕け散っている。
「!!!!!!!!!」
いきなり飛び掛かってきたから声が出なかった。
その時刀が飛んできた。1本の刀が飛んできた。赤いオーラを纏っていた。何の傷もなく何もかも切れそうな美しい刀だった。
唖然だった。何故なら少女が立っていた。尻餅を付いている俺の目の前に何の恐怖心もなく虎に立ち向かう少女がいたのだった。
「君!大丈夫!?」
「う、うん」
少女は白い制服に腰には刀の鞘と銃を持っていた。
緋音(アカネ)!」
少女が叫んだら刀は飛んで戻ってきた。
「来て」
言われれるまま手を引っ張られ走り出した。
後ろには虎が猛スピードで追いかけて来ている。
次の瞬間
虎はそのスピードのまま体当たりをしてきた。俺はよけきれ無かったが…
「危ない!!」
そう言うと肩を押し俺を庇ってくれた。
少女の身体に体当たりは直撃した。
少女は吹っ飛び頭を打ったらしく頭から血を流し気絶している。
そして話は冒頭に戻る

革命アーミー

革命アーミー

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-01-12

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  1. 23:00 〜運命〜
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