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第一話です。よろしくおねがいします( 'ω')
記憶
森のなかを走っていた。
真っ白な頭の中を、何度も映像がフラッシュバックする。
幼い頃の記憶だろうか。
透き通った赤い髪の自分が映像の中で笑っていた。
森は一向に出口を見せない。
終わりがあるのかわからない、かろうじて人が通れそうな一本道を息が切れるのも気にせず走り続ける。
映像の中で、自分は誰かに抱かれている。母だろうか?
何も思い出せない。これが自分なのかもわからない。
自分が誰だったか、いつからここにいたか、なぜここにいるのか。わかることは止まればなにか良くないことが起こるということだけだった。
ふいに後ろから音が聞こえた。
いや、先程から聞こえていたが一時はなくなっていた音だ。
荒々しいあしおと。そして声。
「絶対に逃がすな!」
「あの髪の色、偽物だとは思うが値は張るぞ」
「森を抜けられる前に必ず捕まえろ!」
この声の主で捕まるわけにはいかない。
木の幹を踏み越え、葉をかきわけ裸足で走る。
微かに木々の間から光が見えた。
あそこに行かなきゃいけない。
そのとき、フラッシュバックが激しい頭痛と共に再び起こった。
笑っている自分はいなかった。
目を見開き、座り込み、何かつぶやいているように見えた。
頭痛に顔を歪ませたそのとき、足が幹にひっかかった。
視界ががくんと揺れ、気付いた時には膝をついていた。
立たなくちゃ。
思いとは裏腹に肩がゆれるだけ、喉からは空気が漏れた。
地面を踏みしめる音が近付いてくる。
つかまる、と目を強くつむった。
自分のことが何もわからないまま、意識を失った。
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拙い文ですみませんでした(;;゚; ;゚;)
これから話を広げていくのでぜひこれからよろしくおねがいします!