冗談×告白

彼女の冗談は 僕の心をかき乱す

「大好きだよ」
君の言った言葉に胸が跳ねた
戸惑った顔をしてしまう
ずっと好きだった 君だから
「何てね」って誤魔化す 君の本心が聞きたい

君の冗談 そう割り切れない自分がいた
練習と言ってそっぽを向く君に聞けなかった
「好きな奴がいるのか」って…
セツナイ気持ち 抱えたまま二人歩く

明日 告白するらしい君に
僕は余裕ぶった顔で メールを送る

―少しくらいなら力になれる 頼って来いよ
  明日告白するんだろ?
  頑張れよ

本当は 冗談じゃ無く 僕を見てほしい
あの冗談でさえも 嬉しかったんだ
送ったメールが恨めしくて
応援しつつも 悔しくなるんだ


今日の君はいつもよりも 可愛く見えて
「特別な君」のスタイルだった
あぁ そんな君の姿は
本当に可愛い女の子だったんだ
僕は「応援してるから」って 笑いながら肩を叩く
セツナイ気持ちは 押し込めて

「冗談じゃ無くて、ずっと君の事が好きでした」
俯いたまま君は 震えた声で僕に言う

聞こえた言葉が 信じられなくて
君の顔から 目が離せない
嬉しさと恥ずかしさは ずっと願っていた感情
即座に作った笑顔で 余裕ぶって
「俺も好きだったよ」何て 言ってみたんだ
 
舞いあがる気持ちを 君に伝えてみたいよ
本当に嬉しかった
伝えてくれて ありがとう…

冗談×告白

こんにちは(初めまして)です。
投稿は本当に久しぶりですね…こんな感じの反省は毎度の事過ぎて毎回呆れている黒豹です。
今回の作品は「告白」がテーマです。最近聞いたとある曲をベースにさせていただきました。

今回の作品の主人公は読めば分かるとは思いますが男の子です。(高校生かなぁ…)
好きな子にいきなり「好き」って言われたら冗談でも意識してしまうし切なくなってしまうものですよね。(で、ですよね…?←)
黒豹は男の子ではないので想像ですが…共感していただけたら幸いです。

次回も恋愛ものの作品が書きたいなと思っています。
投稿はいつも通り不定期ですが、機会がありましたら次回作も見てやって下さい。

冗談×告白

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-01-10

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