喪失感

あの子可愛いよな

なんて友だちと話してた


偶然席が隣になって

だんだん好きになっていった

ちょっとした仕草とか

間違えた時の照れ笑いとか


喋りかけようとしたけど

君は友達のところへ行ってしまう

わざとプリント忘れて

見せてもらったりした


オレみたいな冴えない奴が

付き合えないってわかってたけど

それでも好きだった


いつもと変わらない道に

見慣れない小さな花が咲いたような


思い切って気持ちを伝えたけど

結果ははじめからわかってた気がする

ごめんなさい。でも、ありがとう。

そんなちょっとした気遣いが

胸に刺さる

喪失感

喪失感

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-10-15

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