喪失感
あの子可愛いよな
なんて友だちと話してた
偶然席が隣になって
だんだん好きになっていった
ちょっとした仕草とか
間違えた時の照れ笑いとか
喋りかけようとしたけど
君は友達のところへ行ってしまう
わざとプリント忘れて
見せてもらったりした
オレみたいな冴えない奴が
付き合えないってわかってたけど
それでも好きだった
いつもと変わらない道に
見慣れない小さな花が咲いたような
思い切って気持ちを伝えたけど
結果ははじめからわかってた気がする
ごめんなさい。でも、ありがとう。
そんなちょっとした気遣いが
胸に刺さる
喪失感