眠眠蝉

知らない世界への想いと羨望についての詩。
土の中で永い時を経て発つ蝉の気分で書きました。
そんな吐瀉物。

未知と世界と君と

あの夏の記憶を刷り込まれ
未開の想いに馳せ眠る
まだ見ぬ風に酔いしれて
知るべきことだけ知っていた

何も見えない真っ暗闇
この目は無意味に飾られて
色も形も何もかも
いつかのためにとっとくの

まだまともに生きてなどいないんだ
あの世界が始まるのならそれまでは
この狭い空間であなたと息することだけ

妄想だけが先走って
でもその先なんて見えなくて
幻想だってわかってるって
ただジッと耐えたってわからなくて
じゃあ今日はどんな夢に眠ろうかな
描く世界の今は土の中

練る寝る眠る
嫌なこと過る
んなことある
けどマルまる○
I am 拗ねる
知らなくて耽る
不安?Fun?ドッチ?
彼方此方Which?
儚くて消えそう
怖いそんな想像
喰らい暗いCry
からハッキリしてよ

出会った時から出会った事ない
でも頭の中は鮮明に
さあいちにのさんしで合わせよう
初めましてやっと出会えたねって

羨望だけが口走って
もうこの先なんて言えなくて
ヤな色だって混じってるって
ならそっと添えたって濁るだけ
じゃあ今日はどんな色にしようかな
映す言葉の意味は土の中

まだまだ眠らなきゃならないんだ
いつか羽ばたくには足りてないかも
土の中でずっと描いてきたんだよ
そっちの世界がどんなものかって
そろそろ終わらなきゃならないんだ
そして瞬く間に始まっちゃうから

今までの

絶望なんてくだらないって
ほらそれすら全て輝いて
バイバイなんていらないって
なぁやっと掴んだからもう離すかよ
ねえそうだこんな話はどうかな
交わす未来と過去は夢の中

眠眠蝉

ありがとう

眠眠蝉

僕の想いを蝉気分で。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-01-03

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