少女漫画に憧れて〜真田先輩side〜
少女漫画に憧れて
真田先輩sideです
お話はとてつもなく短い(予定)ですが
精一杯やらせていただきます
プロローグ
俺は真田雪斗
まひろ「あ、
雪斗さんも見てるじゃん」
俺「ん?あ、アルバム?」
コイツは旧姓、佐々木まひろ
まあ今は真田15年目だけどな(ドヤ
まひろ「いつも私にまたかまたか
言うくせにっっ」
俺「ごめんごめん(笑)
なんか急に懐かしくなってなぁ」
まひろ「…私にも見せてっ」
ガチャ
翔「何だ?またアルバムか?」
コイツは息子の翔
もう中3になる
翔曰く東條高校を受けるそうだ
月日が流れるのは本当早いわぁ
まひろ「翔も一緒に見よ?」
翔「はぁ!?やだよ」
反抗期
翔「でも…まあいいよ
まだ時間あるし」
まひろ「あら、デート?」
翔「ちげえよ。男友達」
まひろ「へーえ」
翔「…見るなら早く見てくれよ」
ピンポーン
翔「え!?」
まひろ「あら、加奈ちゃんに
亮平くんと成海くんに美玲ちゃん」
来たよ西門一家
なんかこーゆーときに来るんやなあ
ガチャ
加奈「おじゃましまーす!!」
まひろ「どーぞどーぞ」
亮平「こんちは真田先輩」
俺「よっ」
美玲「あっこれ翔のお母さんの
アルバム?」
翔「そーだってよ」
成海「この人たちは?」
加奈「これがまひろで
これがあたしでこれが亮平で
これが雄大っ」
亮平「あ、これ雄大が転校するって
知ったときに雄大の家の前で
撮ったやつだよな?」
美玲「雄大さんって誰?」
成海「あ、俺も知らない」
加奈「2人とも
小さい頃に会ってるよ」
まひろ「翔もよ」
「「「え!?」」」
亮平「1、2歳のときだけどな」
まひろ「懐かしいなぁ雄大」
美玲「…もしかして雄大さんって」
加奈「も・と・か・れよ♡」
まひろ「ちっちょっと加奈ちゃん!
そんなんじゃないでしょ!?」
加奈「嘘は付いてないでしょ?」
まひろ「…それは」
亮平「ほらほら2人とも
そんな話してると真田先輩が…ほら」
俺「そんなんじゃ、ないんや?」
亮平「ほら〜」
俺「そんなんじゃないのに?
キスはするんや?」
まひろ「きっキスなんてしてない!」
俺「されてたやんく・う・こ・うで」
まひろ「そ…それは」
加奈「なにそれ聞いてないよお??」
まひろ「う…いやでもあれは」
成海「俺翔のお父さんとお母さんの
出会いと馴れ初め聞きたいんだけど」
加奈「いいこといった!!
さすが私の息子♡」
というわけで
なぜか馴れ初めの話をすることになった
プロローグ後編
俺は真田雪斗。
ここの高校の生徒会長とやらを
している
学校の名前なんて覚えていないわ
そんな奴が生徒会長でええのか
とか思うやろ?
俺かてそう思うわ。
出会い
今日は入学式。
なので生徒会長とやらは
スピーチっちゅーもんを
せんなんのやとさ
?「あ、雪斗スピーチできたかあ!?」
コイツは中田拓巳
同級生
生徒会副会長
真田「そうですねありがとうございます」
できてるわけないけどな
ここはもう…アドリブしかないなぁ
拓巳「____お前らしく行けよ」
真田「あっああ、ありがとう」
なんでやろ
コイツには全て見透かされてる気がする
____そして
「生徒代表。真田雪斗くん」
来た
「はい。」
返事をして台の上にあがる
ここであがる女子生徒の黄色い声
一応俺はみんなに優しいかっこいい
生徒会長を演じているため
軽く手をふり
マイクの電源をいれて
言う準備を整える
と
思ってたのだが______
_______っあ
なっなんだあの子!!
「…Zzz」
おっ
俺様のスピーチ前に
寝てる!?
しっしかも新入生!!
そんでもって女子生徒!?
真田「_____」
ドクン
なぜか今心臓が跳ねた
アイツには…釘をさしておこう
俺様の恐ろしさを教えたるわ
入学式は終わり
時間はちょうど自由時間
俺は新入生の教室へ向かう
女子生徒の黄色い声に答えながら
このクラスだ
あのデリカシーのない女がいる
「まひろ寝てたでしょ?」
へえ
アイツの名前はまひろっていうのか
まわりから男子生徒の声が聞こえた
「佐々木ってかわいいよなっ」
「佐々木まひろだろ?
つかなにっ亮平狙ってんの?(笑)」
「へっへー」
どうやら
佐々木まひろという女はモテるようだ
真田「佐々木まひろさんだよね?」
まひろ「あっはい」
真田「ホームルーム終わったら
生徒会室来てもらえるかな?」
コンコン
ドアのノックが聞こえた
?「失礼しまーす…」
佐々木まひろが入ってきた
「遅かったやんけ」
「え?」
コイツが驚いている理由は恐らく
「関西弁___だろ?」
「えっあ…その」
ほらな、
図星やろ?(笑)
「あのっ人違いでしたっっっ!!」
…は!?
あの女の目は節穴か!?
こんなイケメン2人とおらんやろ!!
「ちょっ待てやアホ!!」
止まった
アホで止まるとか
____ホンマもんのアホやな
「あのっ誰ですか?
私は佐々木まひろ1年ですっっ」
_____知っとるけど
「俺は真田雪斗。2年や」
あっコイツ今嘘やみたいな顔した!
「お前疑っとるんか?」
こんなイケメン2人とおらんやろ!!
何か…さっきも言ったな
「はいっ!あの真田先輩が
こんなドSなはずがありません!!」
はいっ!
って言われてもな
真田俺やし
元気いっぱい言われたら
なんか
「ドSやないっ俺様や!!」
とかどーでもええことしか
言えんやんけ!!
そして俺は思わず
「俺と付き合え」
とか_______言ってしまった
まひろ「……」
もちろん返答なし
そりゃしゃーないわ
でも目がいろいろ物語っとるから
真田「……なんやっ」
って言ったら
まひろ「アホですか?」
とか言われて
真田「お前と一緒にすんな。」
本気で思うわ
そんで俺は
真田「俺は、お前を利用すんねん。」
意味わからん理由でこじつけた
が
まひろ「は?」
でしょーな
けど負けるのは悔しいから
真田「俺、モテるやん。」
とかな、
まあ事実やけどな
ガチャ
?「真田ー!!」
あ、
真田「拓巳くん」
拓巳「もぉーランニング疲れ…
_____ん?」
まひろ「あっ私っ…帰りま」
拓巳「いいよいいよっ!!俺、
中田拓巳2年っ副会長」
まひろ「あっ、佐々木まひろですっ」
拓巳「まひろちゃんかぁー
あっ俺のこと気軽に拓巳って呼んで」
まひろ「えっそんなっ」
なっ何かムカつくんやけど
風のように拓巳くんは去っていった
アイツなにがしたかったんやろ
まひろ「真田先輩って」
真田「好きなん?」
思わずその言葉が口から漏れていた
まひろ「は?」
止められへん
真田「好きなん?拓巳のこと。」
まひろ「なんでっ!?」
何でって…
_____俺にも分からんけど
真田「好き好きオーラが
ビンビン出とった」
まひろ「何それっ…
ていうか真田先輩」
自分でも分からんわ
何言うてんやろ俺
真田「…」
まひろ「人によって態度変えますよね。」
…
真田「せやな。」
まひろ「何で変えるんですか」
何でって…
真田「生徒会長イコール優等生って
イメージないか?」
まひろ「それは…そうですけどね。」
やっぱりな
真田「俺本当は真面目やないし。
優等生キャラって疲れるんやで。
実際成績は優秀やけどな。」
まひろ「いちいちムカつきますね。」
真田「ありがと。」
何かコイツと話すの
めっちゃ楽しいわあ
まひろ「じゃあ関西弁の性悪男は
ありのままなんですね」
ん?そりゃ
真田「…関西出身やからな。」
まひろ「何で私には性悪男なんですか?」
真田「ばーか。」
何でってそんなん決まってんやん
俺も気づいたのは今やけど
まひろ「えぇ!?」
真田「お前ホンマに馬鹿やな。
逆に尊敬するわ」
俺結構わかりやすいし
まひろ「…ん?」
真田「…」
やっぱオモロイわ
生徒会
あれからアイツと喋ってない
何となく気持ちに気づいて
話しかけにくいのと
1年の親睦キャンプとで
真田「んー…」
ガチャ
?「おはようございまーす」
真田「あ、おはようございま…す?」
今日は土曜に生徒会があって…
柳井雄大がおるのは
わかるんやけど…
なんで?
なんで佐々木まひろがおるん!?
雄大「あっ真田先輩俺、
花変えて来ます」
真田「あ、うん。お願いするよ」
ガチャ
まひろ「お久しぶりです。」
真田「せやな。」
まひろ「相変わらず二重人格ですね。」
真田「お前は変わったな。」
口調が若干イラついてるのが
自分でも分かるわ…(笑)
まひろ「そうですか?」
真田「柳井のこと雄大って呼んどる」
まひろ「それは…そうですね。」
真田「俺のことは真田先輩なんに…」
って…これじゃ唯の嫉妬やん(笑)
まひろ「雄大とは友達関係ですから」
真田「俺とは恋愛関係やろ!!」
まひろ「違います!!」
そんな否定されたら傷つくわ
真田「ええ加減俺の彼女やって
認めろや」
なに照れてんねん
まひろ「嫌ですもん。利用されるの」
利用って
そんなん
真田「利用され用が
俺と付き合えるんやから幸せやろ」
寧ろウェルカムやろ
まひろ「不幸ですっ」
…は!?
不幸てっ!
…あ〜ぁ
真田「…照れんなやっ☆」
まひろ「照れてません。」
あーもう
照れるとか
かわいいなぁ
ガチャ
雄大「すいませんっ手間どりましたっ」
真田「大丈夫だよ。ありがと柳井くん」
もっと手間取ってもええけどな
戻ってくんの早いねん
雄大「すいませんっ。」
…ん?
あれ
真田「柳井くん。
何か柔らかくなったね」
前はもっと堅物やったのに
…なんでなん?
雄大「そうですか?
じゃあきっと
…まひろのお陰だと思います」
…あ?
真田「…まひろ。」
まひろやて?
雄大「あっ、佐々木さんです。」
そんなん
真田「知ってる。」
バカにすんなや
雄大「そうですか。」
…
真田「佐々木さん。」
まひろ「え?あっはい!!」
真田「ちょっと、悪いんだけど
拓巳くん探して来てくれないかな」
佐々木まひろには
まだ聞かせたくないわ
適当にどっか出てきてくれ
軽く20分くらい…
まひろ「え?あ、拓巳先輩ですか
わかりました。」
さあ、本題入ろうか_
真田「キレイだね。」
本当に憎いぐらいに
柳井「え?」
真田「花。」
柳井「あっ家が花屋なんです」
真田「そうなんだ。」
おまえんちの花かよ…
家が花屋とか
メルヘンすぎるやろ
あいつ花とか
好きなんかな…
一応女やもんな…
柳井「はいっ真田先輩に
そう言ってもらえると母も喜…」
…別に褒めてへんし!!
柳井の母さんは
リスペクトやけどな!
…つか
真田「なんで?」
柳井「え?」
え?っちゃうわ
真田「なんで、佐々木さんのこと
まひろって呼んでるの?」
ほんまなんでなん!?
展開急すぎるやろあほ!
柳井「あっ、それは親睦会のときに」
親睦会だと…
真田「柳井が頼んだの?」
お前堅物やと思ってたけど
本当は
堅物の皮かぶった
チャラ男やったんやな
騙されてたわ!!
柳井「あっはいっ…」
真田「なんで?」
なんでそんな展開になったん?
柳井「呼んで…欲しかったからです」
…呼んでほしい?
そんなん
好きやろ!
真田「それは、まひろに?」
柳井「え?…はい」
あーこれは
真田「お前、
まひろのこと好きなん?」
いや、好きやろ!?
柳井「え?…あっ別に…」
誤魔化さんでええねん
てか別になんなら
真田「じゃあ、まひろって呼ぶの
やめてくれん?」
本当まじで
柳井「え?…何でですか?」
なんでって!
当たり前やろバカ
真田「まひろは俺の彼女やから。」
…あることないこと
いってやるわ!
ふっ
柳井「…!!」
戸惑ってるコイツ
真田「やっぱり、
お前まひろのこと好きやろ」
確信やわ
柳井「…っ」
真田「残念やけど、
まひろはお前のこと友達や言うてた」
俺は恋愛関係やけどなっ(ドヤ
柳井「それは…そうですよ。」
なにがそうねん
真田「残念やな。…柳井」
俺の勝利や
柳井「ちょっと、失礼しますっ」
ちょっと_いいすぎたか?
ガチャ
真田「…ふん。」
ガチャ
まひろ「探して来ましたっ」
お
拓巳「部活中だったんだけど…(笑)」
拓巳もおる
あ、そういや頼んだわ
忘れてた
真田「ありがとう佐々木さん。」
別に拓巳はいらんけど
まひろ「いえっ…あれ?雄大は…」
…雄大?
最初の一言
雄大かよ
拓巳「あっ本当、柳っちがいない
ていうか、
まひろちゃん雄大って呼んでたの」
拓巳ナイス
まひろ「まあ…(笑)」
拓巳「あっれぇ〜どんな関係?」
どんな関係なんや
友達やろ!?
まひろ「…友達です//」
…!!!!
何照れてんねん!!
拓巳「本当にぃ?」
まひろ「ほっ本当で…////」
ムカつく
真田「柳井くんは、
気分悪いからって保健室に行ったよ」
気分は本当に
悪そうやったけどな
まあ俺のせいやけど
まひろ「…保健室ですか。」
せや保健室かもしれん
拓巳「じゃあ、まひろちゃんが
会議に参加して、
後で柳っちに伝えてくれる?」
なんやて!?
ちょそんなん
まひろ「あっ…それは。」
コイツに!?
入学式寝てたコイツに!?
真田「佐々木さんには荷が重いよ」
重すぎやろ
まひろ「え?」
え?
真田「佐々木さん、まだ1年だから…」
…っあ
そんなん決まってんやん
一ねんやで!?
拓巳「大丈夫だよ、柳っちも1年だし」
真田「それは、そうだけど。」
あいつは違うやろ!
拓巳「じゃあOK会議始めようっ」
まひろ「じゃあ、私雄大に伝えますね」
拓巳「ありがとう」
真田「…ありがとう。佐々木さん」
…なんでノリ気なん
少女漫画に憧れて〜真田先輩side〜