廃品回収業者

僕の人生で体験した「廃品回収」を小説にしてみました
ゆっくり更新していきますので気長に見ていただけたら
幸いです。

始めの一歩

高校を卒業した僕は就職先を見つけるのに夢中だった。
そもそも 就職先を見つけるなど在学中にやっておかねば
ならないのに、
僕は内定をもらえずズルズル卒業してしまったのだ。

卒業してからは毎日毎日朝の9時に起き、
パソコンやスマートフォンなどで「高給 学歴不問 簡単」
などのキーワードを検索し仕事をさがしていた。
ふと、求人サイトを見ているとある言葉に目が止まった。
[簡単!高給!ドライバー募集]
「お、これだぁ!!」と思った僕は早速求人内容を見てみた。
内容はまるで夢のような仕事

「誰でもできるお仕事です 自由出勤で髪型服装自由!!
給与
A 日給 14000〜
B 月給15万➕歩合
例 Aさん 15➕60=給料75万
日払い可能です]
というものだった。
僕は早速電話をし、面接の希望を伝えた。
電話の対応をしたのは馬場と名乗るちょっとかん高い声の人だった
馬場「お電話ありがとうございます。 只今大変応募が殺到しておりまして
お電話での第一面接後、再度こちらから面接の日時の連絡をいたします」
そう言って馬場さんと僕の電話による三分弱の一次面接
後日、電話がなり、面接の日時を決め、ワクワクしながら面接に挑んだ

面接場所は事務所でK県大和市にある二階建てのプレハブ
だった。一階は倉庫になっていて二階には黒いソファーが
三つ並んでおり ガラスのテーブルやテレビ 冷蔵庫など
人の家のような感じだった。
馬場「お待ちしてました!早速面接にうつりますね?」
面接の聞かれる内容はとても普通だった
馬場「えっとですね、 給与はAとBどちらが希望ですか?」
僕「日給のAの方です。」
馬場「Aの方ですと日払いは出来ないんですよ?
Bの方ですと日払いは出来ますし15万➕歩合なんで
皆さんこちらにしてますよ? こっちの方が絶対に儲かります!」
強く説得をされ、僕はBの給与体制にしてしまった。
その後は、 サッサと面接を終わらせられその場で合格
を告げられた。

この時はまだ この仕事で稼ごうと思っていた、、、
いわば、僕の人生破滅への序章である

廃品回収業者

廃品回収業者

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 冒険
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-12-27

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