クリスマス・イヴ
クリスマス・イヴの夜にサンタクロースがプレゼントを持って来てくれる、という伝説が広まったのはいつの頃からだろうか?
子供達に大人達は言う。
「良い子にしているとサンタさんがプレゼントを持って来てくれるんだよ」
小さな子供達ならそれを信じるけれど、早い子供達なら5、6歳でサンタさんの正体を知ってしまう。
サンタさんの正体を知ってしまった子供達に大人達は言う。
「サンタさんを信じてる子供の所にはサンタさんは来てくれるんだよ」
サンタさんの正体を知ってしまった子供達は、信じているふりをする。
信じているふりをしている子供達に大人達は言う。
「今夜は早く寝ないとサンタさんがプレゼントを持って来てくれないよ」
やれやれ…子供達は仕方なく早くベッドに入ります。
ベッドに入って眠った子供達に大人達はそっと言います。
「サンタさんからのプレゼント、気に入ってくれるかな?」
クリスマス・イヴはサンタさんからプレゼントを貰う子供達より、子供達にプレゼントをするサンタさんの方が幸せなのかもしれません。
クリスマス・イヴ
誰かのサンタさんになれる幸せ