彼に

彼には彼女がいて

彼は彼女を愛してて

なのに私と関係があって

最低な男なのに

セックスのあと彼女の名前をよぶ彼を見ると

彼女を妬んでしまう

なんで彼女はセックスで彼を満足させれないのか

私と彼女は似ているらしい

肌の白さ

髪の毛の色

長さ

なんで私が二番手で彼女が一番なの?

私が一番になれる時は来ないの?

私が肌を焼いて

髪を染めて

短くしたら

私との関係は無くなってしまうの?

彼女の白い肌には爪を立てないのに

私の肌には爪を立てて貪るようにするの?

彼女を綺麗に守るのに私を利用するのはもうやめて

そんなこと彼に言ったら

彼は泣いて謝るのだろう

嘘泣きじゃなくて

私の思いにその時気づき泣くのだろう

彼はそんな人だ

そこが好きなのだから

彼に

彼に

好きで好きでたまらないのに私はセックスするだけでクリスマスの夜だって手を繋いでイルミネーションを見ることも私たちの未来を話すこともできないの、二番手の私は彼の一番大好きな彼女を綺麗に保つために、私は。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-12-23

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