イマカラデテコイヨ
実際にあったことのアナザーストーリーです。
ベットの上、黒いサングラスをかけた少年が寝転んでいる。
少年は、精神の病にかかって一年、自分の存在意義を疑問視していた。
毎日パチンコを打ちにでかけ、帰ってきて、ネトゲ、そしてベットの上。
彼は、一日一回、薬を服用していた。精神安定剤と睡眠導入剤である。
過去には、多量に薬を服用して、自殺を企てたこともある。
しかし、少年は最近薬を、服用していなかった。其の方が体調がよかったからである。
しかし、本人は無自覚だが、なにか独り言のように呟いたり、奇怪な行動をとっていた。
少年は未成年だが、煙草を吸う。ベットの上で何故か、レンズにドクロが浮かび上がる黒いサングラスをかけながら、
煙草を吸っていた。すると、突然サングラスにあるはずのない文字が浮かんできた。それは、イマカラデテコイヨという
片仮名だった。深夜二時過ぎ。不気味に思ったが、少年は、玄関へ向かった。
鍵を開けようと手をのばしてぎょっとした。そこにはあるはずのない、もうひとつの頑丈な鍵がかかっていた。
「まいったなでれないや」
少年は、少し考えたのち行動を起こした。
「飛び降りろってことか…うへへへへ、上等だ」
少年は飛び降りた、マンションの20階から…。
イマカラデテコイヨ
あの時、外にでていたら、どうなったのか、非常に不思議な出来事でした…。