1ヶ月少女の1ヶ月日記

1ヶ月少女の1ヶ月日記

この小説は僕の頭に浮かんだ言葉を
淡々と文章にしました
それでもいいのなら
是非、見ていってください

物語は
小学生の女の子が
余命を宣告されて
生きてる間から死ぬまで
日記を書いていこうという話です
それでは
僕の物語をどうか見ていってください

1ヶ月をどう過ごそう

4月9日


急にせんこくされた
たしかに私の体には
とても悪いびょうきがある
でも今言わなくてもいいじゃないか
私は残り1ヶ月しか生きられないなんて
つまりよめいをせんこくされたらしい
これはつい昨日わかったらしく
私は昨日、日記をもらったばっかなのに
こういう日記を書くなんて思いもよらなかった
この日記に私の1ヶ月の日記を
書いてパパとママに宝物にしてもらおう
という考えでこの日記を書いている
さて、これから何をかこうかな
1日1日、
だいじにしないと



この日記はいつまで
続くんだろうか
途中であきてしまったら
どうしようか
途中で余命よりも
はやく死んでしまったら
どうしようか

そのときはそのときかな

あの鳥は今どこへやら

4月10日



二日目だ
よしとりあえず1日続けられた

これだけでまんぞくしてる私だ


今日は鳥が私の病室に
はいってきた
さすがにびっくりしたから
思わずナースコールをおしてしまった
おしたらあの鳥め
すぐにとんでいきやがって
なんでこのへやに来たんだろう
えさでもさがしてたのかな?
それとも散歩してたのかな?
まぁかまわないけどね

あの鳥はあれからどこに行ったのか
あれからどんな生活をするのか
余命がある私とどっちが
先に亡くなるんだろう
あの鳥が平和に暮らせたら
私よりこの世界を見てるのかな?

悩める幸せ、悩めない不幸せ

4月11日


なんだかんだで
続けてるじゃないか
私はえらいなー、

みっかぼうずって
おじいちゃんがパパに
よくいってるけど
どういういみなのかな?
3日でかみのけがなくなるのかな?
ママがきたら
きいてみよう


今日は久しぶりにきらいな
やさいがごはんにでた
なんどもピーマンは
きらいって言ってるのに
まだだしてくるか
とてもひどい!
ケーキとかたくさん食べたいもん!

でもなー、あまいものは
太っちゃうからなー
あ、こう悩めるのもあと
少しなのか、
んじゃ今にうちにたくさん
悩んどこうかな
悩みながら死んじゃうのは
ぜったいにいやだけど
それなら
悩まないほうがいいのかな?
うー、、、難しい、、、

残り少しの約束事

4月12日


なんでよりにもよって
2日続けてピーマンが
出るんだ
朝はさっぱりパンで
昼は少しがっつりお肉で
夜はなんとピーマン炒めだ
全く
栄養に気にする必要ないのに
、、、この日記に書くって事は
ママもこれ見るんだったね

ごめんねママ
もうわがままは言わないで
我慢して食べるよ
でも、これ見てるってことは
私はどうなってるかな
私がいなくなるまでは
この日記は見せないつもりだから
もういないかもね
とりあえず、ここにけつい?やくそく?
を書いておくことにするよ
できれば
みんなの前で
この事を言いたかったな
たくさん神様にお願いしたら
私の病気をなくしてくれるかな?

花言葉故の儚さ

4月13日


ママごめんね
謝らないといけないことがあるんだ
昨日の日記にね
ピーマンがまんするって
いったよね?


まさか3日もなんて聞いてないよ、、、


でもねいいこともあったよ
今日ね、かんごふさんがね
お花をくれたんだよ!!
せっかくだからおへやに
飾ったんだ!
とてもきれいな色でね!
名前はむずかしくて
よくおぼえてないや
たしかね!
なんとからんって言ってたよ!
はなことばも言ってたけど
おぼえてないや!
私にとってうれしい
ことばだった気がする!


この花があれば
私の病気がよくなるかな!

夢の中でなら

4月14日


たまにはお外で
走りたいなーって思って
足をバタバタしてるんだけどね
あんまり気分はよくないんだよね
やっぱり地面をけらないと!
今の私じゃ、そんなことしたら
まわりのひとに
めいっぱいしかられちゃうよね
でもおかしな話しだよ
余命が決まってるのに
いまさらちゅういしても
どうしようもないのにね
でも
そんなことしたら
余命よりはやくしんじゃうのかな
それはいやだなー、、、

私は1日をとてもだいじに
しなきゃいけないから
24時間なんてたくさんの時間を
なくしちゃうのはいやだから
ゆめでいっぱい走り回ることにするよ

雨の中の景色とは

4月15日



雨ってなんだかふしぎな
感じだよね
上からお水があんなにおちてるのに
よのなかでは
海がりくちにしんしょくー
って言ってる
海より雨のほうが
しずんじゃうような気がするけど、、、
それとも
雨が海のりょうをふやしてるのかな
それなら
みんながさわいでるのも
わかったような気がする

私は今日、
まどの外の雨をぼーっとしながら
見てたけど
この病院がしずんじゃうほどの
お水があったら
おぼれちゃうけど
窓からみるだけなら
とてもきれいなこうけいなのだと思うな
お魚さんもいたらもっといい!

どうしても考えるわけで

4月16日


なんてこった、、、
今日は久しぶりに
お昼におきたよ
いつもは朝におきるんだけどなー
ちょっとねすぎで
今はおめめパッチリだよ
こんなじかんまでおきてたら
怒られると思うな
うん


お昼すぎから
テレビでげいのうじんが
おもしろいことをやってたんだけど
私はあんまり笑わなかったな
おもしろいんだけど
なんで笑えなかったんだろう
そりゃ、私はあと少しで、、、

あーもー!
この話は難しいからやめっ!
おやすみっ!

時間の鎖に繋がれて

4月17日


今日はお母さんが
えいがを見してくれた
いまの私はえいがは好きだしきらいだ
好きなのはね
1時間2時間で
ものがたり
を見れるし
おもしろいから好き
でもその1時間2時間で
もっとたくさんできるんじゃないか
って考えちゃうから
きらいになっちゃうんだよね
私にしては
けっこうむずかしいこと
かんがえてるけど
しかたないのかな
それでも
今をたくさんたのしんで
たのしいのこりをすごすから
ママの中でいちばんの
おもいでにもしたいから
いっぱいかんがえてることにします

今日みたやつは
とてもきれいなれんあいを
せつないけどおもしろいえいがだった
私もおもわずじっくり見ちゃった
さすが私のじまんのママ!

おもうものをおもうこと

4月18日


この日記を
書こうとおもったときに
おもったんだけど
のこり3日のときって
みんな私についてるよね
ここに書いておくけど
この日記を書くために
みんなへやから
いなくなってもらったんだよ
大切な時間だとおもったんだけど
私はそのときは
いじでも1か月の日記を
書こうとおもってるとおもうから
この日記を見て
そういうことだったのね、
っておもってください

なんだかおもう
って言葉たくさん
使っちゃったね
私がきづかないだけで
いろいろ何かをおもってるのかな?

千羽のお祈りを

4月19日


今日はクラスの
みんながせんばづるをくれた
かというわたしは
うれしすぎてめのまえが
ボヤけてうまく
わらえなかった
でもたくさんのありがとうを
言ったよ
なかがいいマキちゃん
がリーダーになって
作ったらしい
こんなことされたなら
わたしはみんなとそつぎょうをしないと
おんがえしができないじゃないか
がんばるよみんな
せんばづるありがとね

終わりの見える恐ろしさ

4月20日


ひさしぶりに
ランドセルをせおって
歩いてみたくなった
かんごふさんとか
おかあさんにそうだん
したけど、
みんなして
からだにさわるから
って言って
はなしをきいてくれないよ
なんでダメなんだろう
からだにさわるから
ってなにがさわるのかな?
ランドセルってじつは
からだにわるくて
うんがわるいとわたしみたいに
なっちゃうとかそういうものなのかな?
だからこれいじょう
ランドセルをさわらせたくないの?
うーん、、、

わたしだってまだ
小学生だから
もっとたくさんランドセルせおって
スキップしたかったな

車椅子からの日常

4月21日


さっきまで
ママが私といっしょ
にいたけど
まさかこんな日記をかいてるなんて
おもわないだろうね

今日はひさしぶりに
お外にでた
もちろんクルマイスだったけどね
お外の空気は
きもちよかった
いつもはまどからの空気
しかすえないから
さいきんいやになったんだよね
これからは2日ごとに
お外らしいから
これからのたのしみが
ふえて、とてもうれしい

ワンちゃんの散歩してる
人がいたから
さわらせてもらった!
わたしにたくさん
あまえてくれてしあわせだった!

千枚のお祈り

4月22日



ねむい、、、
今日はなんでかねむたいな、
朝から昼までずーーっと
おりがみしてたからかな?
いつもきてくれるかんごふさんと
いっしょにおりがみしたんだ!

つるとかカエルさんとか
いっぱい教えてもらっちゃった!

つるってむずかしくて
何回もまちがったりして
いまもできなくてさ
つるをたくさん作ってくれた
クラスのみんながすごいと思った

だって1000個もつるがあるなんて
1人何個作ったんだろうな、

見える恐怖消す恐怖

4月23日



あと何日したら
わたしは死んじゃうんだろう
1ヶ月って言われたから
5月10日ちょうどに死んじゃうのかな
そう考えたら、なんだかこわくなってくる
でもね、わたしはいま幸せなんだ

だってみんなわたしを思って
いろんなことをやってくれてるから
さみしくないように
わたしとあそんでくれたり
すこしやってない勉強をおしえてくれたり
お外にくるまいすだけど、
行かせてもらったり

わたしはとってもとっても
幸せものだ、

あと何日かで死んじゃうかもなんだけど
こうかいとかしたくないから
たくさんあそんでおかないとね

1ヶ月少女の1ヶ月日記

小学生の日記なので
少し短めにしました
長くするときは
長くしたいと思います
しかし、短くするときは
短くするかもしれません
しかし、それが僕の小説の物語です
これからもそんな僕の小説を
見ていただけたらと思います

更新のペースは
自分のペースでお願いいたします
仕事やらなにやらで
暇ができて、アイデアができて
と間を見て更新したいと思います
それでは
読んで頂き
ありがとうございます


追記1
4月19日からは更新ペースが
とても遅くなります
理由はやはり私の国語力が
ないからです
しかし必ず完結させます
おこがましいですが
気長にお願いします
7月10日
やっと、もどってきました

1ヶ月少女の1ヶ月日記

小学生の少女が 1ヶ月の命で 1ヶ月の日記を書く 物語です

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-12-22

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted
  1. 1ヶ月をどう過ごそう
  2. あの鳥は今どこへやら
  3. 悩める幸せ、悩めない不幸せ
  4. 残り少しの約束事
  5. 花言葉故の儚さ
  6. 夢の中でなら
  7. 雨の中の景色とは
  8. どうしても考えるわけで
  9. 時間の鎖に繋がれて
  10. おもうものをおもうこと
  11. 千羽のお祈りを
  12. 終わりの見える恐ろしさ
  13. 車椅子からの日常
  14. 千枚のお祈り
  15. 見える恐怖消す恐怖