水平線の彼方 1

水平線の彼方 1

俺は、とてつもない後悔をした事がある。今どうにかできないかともがく、自分が情けななく感じてしまう。

戻れるなら、あの時に戻りたい...

ー10年前ー
僕は沢野翔馬 10才。
最近、家で友達とゲームをやるのに忙しくて勉強どころじゃない!!
ほとんど、毎日を学校かゲームで過ごしてる。
そんな毎日を過ごしてた、ある日お母さんから「明日お客さんを連れてくるから」と言われた。
正直、ゲームをやってるから関係無いと思ってた。

当日、お母さんがお客さんを家に連れてくると僕に挨拶をするようにと呼ばれた。
リビングに行くと、お母さんと同じ年くらいのおばさんと女の子が座っていた。
女の子が僕を一瞬だけ見て目をそらした..
おばさんが
「こんにちは、翔馬くんだっけ?由奈と同じ4年生って聞いたわ。由奈と仲良くしてあげてね!」
おばさんの隣にいる女の子を見た。下を見て、もじもじしてる..
「部屋で一緒に遊ぼうよ。」
僕は女の子に声をかけた。女の子は戸惑っておばさんに何か小声で聞いているみたいだった。
少ししてから女の子かが僕の方に来た。おばさんが
「由奈の事頼むわね。」
と言い僕のお母さんと話し始めた。
女の子に「こっちだよ」と部屋に案内した。

女の子は落ち着かないのか、ずっと部屋の中をキョロキョロと見ていた。
何かして遊ぼうと思って「ゲームをやろう」と誘ってみた。
すると女の子は「やりたい!」と、すぐに答えた。

僕がゲームの準備をしていたら女の子は
「カセットいっぱいあるね。」
と話しかけてきた。
「普段からゲームやるの?」
「うん、弟とね。色んなゲームやるよ!」
「へー、意外だな!大人しい奴だと思ってたから絵とか描くのが好きかと思ってた。」
「緊張してたからだよ、いつもは男の子と遊ぶ事が多いしさ。」
僕は話してて何故か面白い奴だなって思った。

ゲームに夢中になってて時間があっという間に過ぎた。
おばさんが「由奈帰るわよー」と呼びに来た。
由奈といるのが楽しくて、まだ遊んでいたかったけど仕方がなかった...
「また、遊びに来いよ。」
と僕は由奈に言った。
「翔馬くんのお母さん、また遊びに来てもいい?」
と由奈が僕のお母さんに聞いた。
「いつでも、来ていいわよ、翔馬が待ってるから。」
とお母さんは笑って言った。

それから休日に何回か由奈と遊んだ。
水族館へ由奈のお母さんに連れて行ってもらった事もあった。
僕は、いつしか由奈が友達より大切な存在になっていた...

水平線の彼方 1

作品を読んで下さってありがとうございます!!
色々、構想を考えるのに苦労しましたが作品としてできて良かったです!


まだまだ未熟ですが頑張っていきたいと思います!

水平線の彼方 1

過去と現在の行き違いをメインとした恋愛小説です! 主人公の思いや経緯を構想を何度も考え作品を作りました。 ぜひ、一度目に通して頂けると嬉しいです♪ よろしくお願い致します!

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-12-21

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted