For alive.

For alive.


布団の中で抱き合いながら、こんな話をした

人はあまりにも、いきものでないと
そうであることを忘れていると

自主的忘却にも思えると。

裸足で草に乗ったとき
指に絡みつく草や やわらかい土は

無限の愛に似たやさしさで受け入れてくれる。

いつの間にか人は、土を嫌いになり
アスファルトと靴、靴下で遮蔽した。


いきものでなくなった人、
いま、あまりにも私達は生きる為に

オーバーな行動をしているとおもうの。

For alive.

For alive.

  • 自由詩
  • 掌編
  • 時代・歴史
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-12-09

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