河野博史と姉の美沙

河野博史と姉の美沙

一話~完結

【河野博史と姉の美沙】


【一話】



「何するのお゛お゛お゛お゛ー!! 博史! やめなさいい! やめ! いやあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁー!!」

 高校から帰宅したセーラー服姿の姉にマスターベーションしているところを見られ逆上した弟の博史は、事もあろうに姉を自分のベッドに押し倒しその強行に及んだ。 秘かに姉である美沙の使用済み下着を洗濯場から持ってきて匂いを嗅ぎつつ肉棒を扱いていた弟の博史はその現場を見られ、逃げ場を失いその逃げ場として実の姉である美沙の身体を選択した。 美沙は怒声を上げ必死に抵抗したがその声は次第に泣き叫ぶ弱き女の涙声に変わっていった。 スカートを捲り上げられ黒いタイツを破られながらも抵抗した美沙の乳房に貪りつく弟の博史は二歳年下であった。 そしてパンティーを剥ぎ取られた高校二年生の美沙の純潔は実の弟によって奪われたのである。

「いつまで泣いてんだよ。 そろそろ泣き止めよいい加減!」
 ベッドに蹲って咽び泣く姉の美沙を後に、学習机を前にする博史は野球のボールを手の平で宙に浮かせ呟いた。 美沙の白い内モモには処女幕喪失の痕跡である鮮血が貼り付いてその悲惨さを物語っていた。 破られて散乱した黒いタイツと力任せに剥ぎ取られた白いパンティーとホックの壊れたスカートがレイプの痕跡を残していた。 そして後で咽び泣いく美沙の傍に近づいて尻をポンポンと平手てせ打った博史は、美沙の傍からパンティーを拾い上げると再び机の前の椅子に腰掛け女子高生の充満する匂いに顔を埋めた。 そして自分のパンティーの臭いを嗅いでウットリする弟を睨みつける美沙は壁棚にあったハサミを手を伸ばした。 

「止めとけよ姉貴! そんなんじゃ人は殺せないよ… むしろ騒ぎを大きくして姉貴が俺に犯されて味見されたこと世間に公表することになるからさ…」
 パンティーの臭いを嗅ぎながら机のに立っている鏡を見た博史は声を低く美沙を見ずに呟いた。

「貴方って子は! 実の姉なのよおおお! 貴方! 自分でしたこと解ってるのおお!!」
 美沙はハサミを右手に全裸でこちらを振り向こうともしない冷めた博史に震える声を叩き付けた。 だが、博史はそれでも振り向かず左手に拳を握る美沙に「早く服を着ろよ! 買物から帰ったら俺達がどんな関係になったか母さんにバレるだろ…」と、落ち着いた口調で美沙に切り替えした。 美沙は振り乱れた髪を戻しつつ無言でハサミを自分に向けた。

「そんなことしたって、結局は騒ぎになって俺達の関係が世間に知れるだけだってぇ… ホント、女ってのは浅墓だよな~ それにさ、もう姉貴顔すんの止めてよね。 もう俺の女なんだからさ。 女が癖に男に向かって姉貴顔すんのはよくないよ…」
 博史の言葉に自分の耳を疑う美沙は右手に持っていたハサミを博史に向かって投げつけると再び蹲って声を出して泣いた。 飛んできたハサミを博史はサッと避けて難を逃れて尚も美沙のパンテイーに舌を滑らせ味わい続けた。

 十五分後、美沙は博史からパンティーを奪い返し衣類をもって自室へと篭り、その泣き声は隣室の博史にも届いていたが更に二十分後には美沙の泣き声は聞こえなくなっていた。 そして暫くして母親の良子が買物から帰り、降りて行った博史は何事も無かったかのように買物袋を台所へ運んでいつもの自分をアピールし、姉の美沙は勉強しているから行かないほうがいいと母親に伝えた。 まさか娘の美沙が弟の博史に犯されたなどとは夢にも思わない母親の良子は、普段と変わりない博史を横に冷蔵庫への保管を始めていた、
 
「美沙! あんまり泣くなって顔が腫れてるじゃん。 俺が母さんを引き付けておくから風呂も沸いてるし先に入れよ」
 ベッドに入って布団を頭から被る美沙が顔を出して博史を睨みつけると何事も無かったように接する弟の博史に目を吊り上げた。

「親にだけは心配掛けるのよそうぜ。 美沙…」
 自分を睨みつける姉の美沙を呼び捨てにして落ち着いた横顔を見せる博史に、美沙は起き上がって声を押し殺して両手に握った拳で叩きつけた。

「俺への文句は母さんや父さんの居ない日にいくらでも聞くからさ。 取り敢えず風呂入って顔の浮腫みを取ってこいよ」
 博史は美沙に言い残すと、美沙の部屋を出て台所に行き母親の気を美沙から反らした。 そして直ぐに降りて来た美沙は母親に顔を見られたくない一心で足音を潜めて浴室へ行った。

「あら? 今の美沙じゃないの?」
「ああ。 風呂にでも行ったんだろ。 冬だってのに今日はやけに暖かかったから汗かいたんだろ」
「あら… そおうね~」
「それより俺の話を聞いてよ母さん♪」
「はいはい♪ 本当に博はいつまでも子供なんだからね~♪」

 上手く母親の気を引くことに成功した博史はそのまま暫くそこにいたが、浴室に居る美沙はシャワーの湯の下で泣いて痛む陰部の中を微温湯(ぬるまゆ)で洗いつつ、愛する先輩にあげようと思っていた純血の喪失に悔しさを顔に滲ませ実の弟に貪られた身体を隅々まで洗い流した。
 
「あら? 今の美沙じゃないの?」
「ああ、疲れてんじゃないの?」

 美沙は風呂を出ると再び母親に顔を合わせることなく二階の自室へと足を忍ばせ、声を掛けようとした母親の気を弟の博史が引いた。 美沙は逃げるように自室へ入ると秘かに撮った愛する先輩の写真をパソコンの中に開き見つめていた。 そして夕飯の時間になって若干、顔の浮腫みも取れた美沙は無邪気に母親と楽しそうに語らう一階のダイニングテーブルへと移動した。
 元気の無い美沙を母親は心配していたが、無言でいる美沙に気遣うように敢えて何も話しかけずに話しかける博史の相手と給仕に追われた。 そして美沙もまた心配を掛けまいと通らぬ食事を無理して喉に通しその場から離れた。 そして博史もまた早々と食事を済ませると着替えを持って風呂へと移動し、脱衣して血生臭いペニスを下に見て浴室に入った。 
 少し前まで美沙が涙を流し悲しみに暮れていた場所で、今度は博史は想いを遂げた喜びにペニスを泡立て洗っていた。 博史は今夜も姉の美沙を味見しようと考えつつ、洗っていたはずのペニスを勃起させ普段ならマスターベーションするところを堪え、硬く聳えさせたまま身体の別場所にスポンジを移動させた。 

「お父さんお帰り♪」

 父親の琢磨の食事を横目に手を振って二階へと移動した博史は一旦、自分の部屋に入ってドアの音をバタンッと、一階にいる両親に聞かせた後、直ぐに静かにドアを開いて隣室の姉の部屋を訪ねた。 

「夜になったらここに来るから… コンドームは買ってあるから心配しなくていいよ」
 学習机に向かう美沙の後ろに立った博史はボソっと呟くと、美沙の筆記がピタリと止まって博史を振り返って目を吊り上げた。 美沙は何かを言いたそうに唇を噛むと机の方に向かった。
「ここへは来ないで… 私から行くから……」
 声を喉に詰まらせながら吐息交じりに震わせる美沙は後ろに居る博史を振り返りそうになるものの、ペンを持つ手を握り締めそして肩を震わせて耐えた。
「待ちきれないよぉ~ 今すぐにでもお前のこと……」
 肩を震わせる姉の美沙に後ろから抱き着いて耳元に吐息を吹き付ける博史に美沙は、俯いて耐えていたがやがて博史の右手が美沙の襟元に忍んだ瞬間、美沙はその手首を「ギュッ!」と、左手で握ると「後でいくから待ってなさい!」と、声を少し大きく博史をいかくした。 博史は「痛てっ!」と、伊具にその手を引っ込めて美沙の右耳たぶにキスをして部屋を出て行った。

 美沙はトレパンから突き出した膝の上に置いた両手に拳を握って深く俯いて涙を零していた。

 博史はそんな美沙のことなど考えることなく、自室で時計を数秒ごちにチラ見してはソワソワと両腕を後に部屋の中を歩き回り、そして秘かに購入していたコンドームを引出から出しては不適な笑みを浮かべつつその時が来るのを待った。 そして長い長い時間を只管に耐え続け一階にいる両親が寝静まった頃の十一時過ぎ、ヒタヒタと歩く音がして博史の部屋のドアが開いた。
 
「………」
 白と水色の縞々の半袖シャツに水色のトレパン姿の美沙は開いたドアの前に立つと、そのまま後手にドアを閉めた。 博史はそんな美沙の太ももをそして胸と顔を見ると込上げる喜びを押さえるのに必死と言う表情を浮かべた。 
「そろそろ寝るから…」
 博史の言葉に美沙はドキッとした表情を見せ顔を強張らせつつ深呼吸をしてからベッドの傍へそして両膝を揃えて腰を下ろした。 博史はそんな美沙を見下ろしながら「脱げよ…」と、声をかすれさせ、美沙は思い詰めた表情をして博史を見上げた。
 
 博史はそんな美沙に言葉発することなく部屋の明かりを小玉にすると、自らも脱衣してトランクス一枚になったが、博史のトランクスは内側から硬いモノが聳えていることが美沙にも解るほどだった。 美沙はそんな中で黙って立ち上がると半袖シャツを脱いで白いキャミソールを博史に見せ、動く度にプルプルと揺れる乳房を恥かしげに屈んで隠しつつトレパンを脱いだ。
 白いパンティーを凝視する博史の目は美沙に突き刺さり戦々恐々と言う面持ちをさせた。 トランクス一枚の博史はそんな美沙をすり抜けベッドに左をしたにして横位になり左腕の肘を立てた状態で、ベッドシーツをポンポンと右手てせ叩いた。 美沙はそんな博史を前に立ったまま大きな深呼吸をすると無言のまま博史の横に仰向けになって泣きそうな表情を見せた。

「ゴクリ!」
 泣きそうな顔を見せる美沙の頭から足の爪先まで身体を見回した博史は、無意識に喉を鳴らして美沙を脅えさせた。

「ハッ! ぅぐう!」
 白いキャミソールの肩紐に博史が触れた瞬間、美沙は喉の奥に恐怖を溜め込み祈るように瞼を閉じたが、直ぐに肩紐を外され博史の前にその柔らかな乳房を晒された。 そして広がったAカップの小さな胸に博史の右手が触れようとした瞬間、美沙は泣きそうな声を震わせて「お願い… 明かりを消して…」と、声を掠れさせた。

「駄目だよ… お前の隅々までちゃんと見れなくなる…」
 博史は無情にも姉である美沙の哀願を突っぱねると、直ぐに美沙の左乳房を集めるように下から支えそして回すように揉みまわした。 美沙は表情を強張らせ前進を小さく震わせつつ白いシーツの上に置かれた両手に拳を握った。 そして博史の指がピンク色した乳首に絡まると全身を「ビクンッ!」と、ビク付かせ両足を内側に身体を強張らせた。 そしてそんな姉である美沙を上から見下ろす博史はニヤリと笑みを浮かべてそのまま左の乳首に吸いついた。

「ハゥッ!」
 乳首に吸い付かれた美沙は喉に溜め切れない恐怖と乳首への激しい違和感に大きめの唸り声を奏でた。 博史はそんな美沙に構うことなく左手で右乳房を揉み回しつつ、左乳首を吸いながら舌を滑らせた。 美沙は恐怖と極度の緊張の余りに荒い吐息を連発させたがその吐息の中には乳首を滑る博史の舌の刺激も含まれていた。 博史は美沙の息遣いが何に対するモノなのか解らぬままに自らの業をぶつけるべく美沙の左太ももを触手しながら乳首を味わっていた。 
 
 瞼を閉じて乳首と左太ももを刺激される美沙はその奥に、愛する先輩を思い描き身体の純潔を失うも心の純潔を捧げていた。 数日前、同じ高校の一年先輩の輪島洋平に一年の時から想い続けていたことを手紙にしたためて手渡した美沙は、自分のことを以前から知っている輪島の言葉に驚きそして笑顔で「返事は少し後でててかな♪」と、言う清々しい笑みに胸を打たれた。 女子からも人気の高い輪島に駄目で元々と自らの純潔を捧げるつもりでアタックした美沙はその返事待ちの最中の博史からレイプをされたのであった。
 博史の唇と舌はそんな美沙の二つの乳房を味わい尽くし頭の上に伸ばさせた両腕の左脇の下へと進み、甘酸っぱい脇の下の臭いにウットリしつつ舌を滑らせ自らの唾液で溶かしてを飲んでいた。 美沙は口をピタリと閉じて必死に喘ぎ声を喉に溜めつつも無意識に出る身悶えを止めることが出来なかった。 博史は美沙の身悶えを知りつつも甘酸っぱい美沙の脇の下に夢中になって味わいトランクスの中で聳える一物はその先っぽから透明な汁を出していた。 
 そしてそんな博史の舌が美沙の二の腕をムシャブリついた後で徐々に降下し始めると、脇腹辺りで美沙はくすぐったいのか全身をヒクヒクさせて喉の奥に溜めきれない喘ぎ声を口から漏らすようになっていた。 それを感じていると勘違いする博史は懸命になって舌を回し滑らせると、遂には美沙はその笑みを堪えることで出来ずに噴出してなおも、博史は懸命に脇腹を舐め続けた。 美沙は 両手でシーツを鷲掴みして噴出しつつ耐え、やがて博史の舌がへその中を滑り回す頃には蕩けるようなウットリ感に熱い吐息を出し続けた。
 美沙は博史の舌で女として全身の性感を開花させ始めていたが、その証拠に白いパンティーの内側は既にグッショリとヌルヌルした液体で濡れていた。 世の中の大人達が羨む女子高校生の恥かしい液体は、やがて僅か中学二年生の弟の博史によって味見されてしまう運命であり、レイプとは一味違う女の味を楽しむみととなる。 博史の美沙を味わう舌は既にパンティーを通り越し太ももへと進んでいた。 抱き付いて上モモに始まり外モモ、そして内モモから裏モモと余すところなく美沙の太ももは匂いを嗅がれそして舐めまわされていった。
 太ももに滑る博史の舌に美沙は身体をクネクネ左右に悶え耐え切れぬ喘ぎ声を博史の耳に伝えた。 博史は美沙の甘く切ない程に香る太ももに魅了され二本の太ももを一時間かけて足の爪先までをもキレイに味わった。 そしてそんな博史が美沙から白いパンティーを剥ぎ取ると俄かに重みを増す部分に驚いて中を見つめた。 蛍光灯の小玉に照り返るキラキラした透明の液体に博史は思わずペロリとなめて飲み込んだ。 そして持ち上げるように開いた美沙の両足の付け根。 恥かしい部分に鼻先を近づけると鼻を突く突然の刺激臭に博史は一瞬タジロイだ。
 美沙は博史の熱い吐息を恥かしい部分に感じて中を見られ味見されることに心の準備をした。 そして数秒経過は後、博史の指は身様恥かしい部分を「ニチャリ」と、音を立てて開き同時に開いた割れ目の中から放たれた、美沙(おんな)の刺激臭に博史は吸い込ん息を吐き出すように咳込んだ。 美沙は何故、博史が咳込んだのかその原因を知っていたが、マブタを閉じて舐められるであろう時に身構えていた。 そして博史の咳込みが終わり再び恥かしい部分を左右に開かれた美沙はその壮絶な快感(しげき)に首を仰け反らせ両手で自らの口を塞いで全身を筋肉硬直させ耐えた。
 博史の舌は膣の下辺りから中の液体を削ぎ取るよにクリトリスに達し、クリトリスの皮を舌先で回し捲り上げるようにして、自らの口の中に消え喉をゴクリと鳴らしてから再び膣の下からクリトリスへと滑った。 美沙は頭の中が真っ白になる思いのなかで漏れそうになるヨガリ声を両手で口を押さえ激しい身悶えに転じた。 博史は激しい美沙の悶えに割れ目から引き離されそうに何度もなって、我慢できずにその苛立ちを美沙の左尻を「ピシャリ!」と、平手打ちして止めて尚も割れ目の中に舌を押し付けて美沙の内肉を味わい続けた。 美沙のクリトリスはコリコリ感を博史に伝えるほどに勃起し美沙は舐められるクリトリスに若干の痛みを感じ肛門に力を入れて耐えた。
 だが、執拗に割れ目の中を舐める博史の舌にクリトリスの痛みは徐々に薄れて消え、その舌がグイッと持ち上げられた下半身、左右に開かれた尻の真ん中に押し付けられ滑った瞬間、美沙は枕を口元に両手で押し付け壮絶な肛門からの快感(しげき)にヨガリ声を絶叫させた。 生まれて始めての肛門への刺激は余りにも激しくそして壮絶で美沙は悲しみではなく女としての喜びの涙で押し付ける枕を濡らした。 だが、その凄まじい快感(しげき)も体内に入って来た博史の硬い肉棒が全てを帳消しにした。 処女膜喪失から二度目の挿入に美沙は女の喜びの涙を女が故の悲しい涙に変えその痛みに耐えるしかなかった。 
 博史は顔を覆う枕を美沙から取り上げ、痛みに涙して悶える美沙の顔を見て挿入した肉棒を一回り大きくした。 そして敢えて美沙を虐めるかのように腰を激しく振って美沙を追い詰め楽しんだが、コンドームをしていないことに気付いた博史は、慌てるように美沙の両肩の横に膝立ちすると美沙の愛液に塗れた肉棒を右手で扱いて、熱い男の精液(ごう)を美沙の口元(かお)に発射した。 美沙は何も解らぬままに博史の左手に弄られる右乳首の刺激に口を開き、撃ち放たれた精液は滑り落ちるように美沙の口の中にドロリと入っていった。 博史は出して尚も止まらない精液を満遍なく腰を回して美沙の顔に掛け肩で息しながらその様子を見守った。
 ドロリとした白い精液は美沙の顔に張り付き、美沙は突然口の中に入って来た生臭く苦い液体を咳込んで自らの唇に付着させた。 博史は肉棒の野本から精液を搾り出して美沙の唇に出し切ると、ようやく美沙から離れそして身体を美沙の下半身に移すと、右手を伸ばして開かせて立ち膝させた美沙の割れ目の中に中指を入れて優しく前後させ時折、親指でクリトリスを刺激した。 美沙は前後する指に再び身悶えし息を荒くしつつ口の中にある精液を無意識に飲み込んで唇に付着したモノを舐め取って飲み込むと、気持ちいいのか自らも腰を軽く振り始め博史を喜ばせた。 そしてその瞬間、博史は体位を変え、美沙の顔を跨いでシックスナインにすると、美沙の口に縮みかけた肉棒を入れつつ、太ももを抱いて割れ目に舌を押し付けた。
 美沙は突然口の中に入ってきたモノが博史の肉棒であることを感じつつも内肉を滑る舌の気持ちよさに頭の中に白いモヤを充満させた。 そして無意識に動かした舌が博史の縮んだ肉棒を直ぐに硬い肉棒へと変化させ、美沙もまた膣の中をヌメリのある愛液で溢れさせ二人は互い求め合うように男女の臭い部分を味わい続け、美沙はやがて少し前に自分が飲んだ物が精液であることを知りつつ、エクスタシーに導かれ恥かしい声を博史に聞かれることになった。


【二話】    


「何やってんだよ! 早くこっちに来いよ美沙!!」

 セーラー服姿で博史の部屋に居る美沙はベッドに座る博史に不機嫌に呼ばれた。 学校から帰り自室に入ろうとした美沙を呼び止めた部屋に招いた博史は、白いソックスを見てからその視線を美沙の顔に向けた。 美沙は恐々と博史に近づきカバンを床に置いてその場に居ると、博史はベッドから床に降りて美沙のスカートの中に顔を入れた。 美沙は「ハッ!」と、して一瞬後退りしたが直ぐに尻を捕まえられ博史に引き寄せられた。
 スカートの中に頭を入れた博史の荒い吐息が黒いタイツと白いパンティー越しに肌に伝わり、美沙は恥かしい部分の匂いを嗅がれていることに赤面した。 逃げることも拒絶することも出来ない自分に美沙は深呼吸をして耐えるしかなかった。 そして博史は鼻先を黒いタイツに押し付けながらスカートの中で美沙をグルリと一回り嗅ぐと元の位置に戻って美沙に黒いタイツを脱ぐように要求した。
 美沙は博史が黒いタイツの匂いをかぐのを承知でソックスを脱ぐと博史の目の前で黒いタイツを脱いで手渡した。 博史はそれを受け取るとニヤニヤして顔を真っ赤にする美沙をみながら「スウゥーハアァー! スウゥーハアァー!」と、黒いタイツに染込んだ美沙の下半身の匂いにウットリした表情を浮かべた。 そして「次ぎはパンティーだ」と、言われるのを承知で美沙は博史が黒いタイツの臭いを嗅ぎ終えるのを待つしかなかった。
 一日中、履いていた黒いタイツの汚れに美沙は激しい恥辱を感じながらも何も出来ない自分に苛立ちを覚えつつ、目の前で自分の下半身の匂いを嗅ぐ博史を眺めていた。そして美沙の思った通り博史はパンティーを要求し、美沙は「汚れているからそれは許して欲しい」と、拒んだものの博史は「汚れてるから男には御馳走なんだろ!」と、美沙の哀願を突っぱねそして美沙のスカートの中に両手を入れてパンティーを剥がした。 
 美沙は自分の意思とは無関係に剥がされるパンティーに顔を顰めそしてマブタを閉じて耐えた。 やがて剥がされたパンティーが足首に到着すると、博史は「邪魔だ!」と、ばかりに美沙の足を持ち上げて奪い取られた。 博史は脱がしたての体温の残った白いパンテイーを美沙の目の前で広げると、その中の汚れの一部始終に目を輝かせ「こんなに汚れるんだな」と、瞼を閉じて顔を顰める美沙の顔を見て笑った。
 女子高校生への恥辱の極限とも言える剥ぎ取ったばかりのパンティーの中に顔を埋め嫌らしい吐息を美沙に聞かせる博史は、その物凄い臭気に顔を離しては咳込みそして再び顔を埋め「スウゥーハアァー!」と、匂いを嗅ぎ「ペロリ!」と、汚れた当て布を舐めると泣きそうな表情をする美沙を見上げた。 そんな美沙に博史は「目を開いて俺を見ろ!」と、美沙の腰を軽く叩いて瞼を平かさせ、博史は美沙に見せるようにパンティーに舌を滑らせ恥辱した。
 美沙は衝撃を受けた表情を博史に見せたが、博史はその表情に背筋をゾクゾクさせ不適な笑みを浮かべて舐め回し、数十秒後に博史は美沙のパナティーを口の中に入れ「クッチャクッチャクッチャ…」と、ガムのように噛んで染み出した味を飲み込んで見せた。 そしてそんな様子から目を背ける美沙の腰を軽く叩いて無理矢理見せては不適な笑みを再び浮かべつつ、目の前の美沙の左内モモに手を滑らせた。 美沙は内モモに滑る博史の手に身体をビク付かせ恥いの表情を浮かべた。
 そして博史の口から味も匂いも無くなった白いパンティーが吐き出されると同時に、博史は美沙にベッドに腰掛けるように命令し美沙は身体を強張らせ何をされるのか知りつつも、言われるままに腰を下ろした。 ベッドに腰を下ろした美沙と入れ違いに美沙の立っていた場所に移動した博史は上から美沙を見下ろすと、伸ばした両手で美沙の足首を掴んで上に持ち上げた。 美沙は後ろに転がるように両足を大きく開いて恥かしい部分を白昼、博史の前に晒した。 

「嫌あぁーん!」

 咄嗟に出た恥辱を拒否する美沙の可愛い声に博史はズボンの中を硬くさせ、開かせた美沙の恥かしい部分に顔を近づけ鼻先を近づけた。 

「ジッとしてろ!」

 博史の凄んだ声にビクッとした美沙は首を右に回して瞼を閉じて恥かしい匂いを嗅がれることに屈辱の涙を頬に伝えた。 

「スウゥーハアァー! ゲホゲホゲホッ! 臭っせえぇぇー!!」

 美沙の恥かしい匂いを嗅ぐ博史はその匂いの濃さに咽て激しく咳込んだが、直ぐに鼻先をつけて再び匂いを嗅ぐと両手を伸ばして目の前の割れ目を「ニチャリッ!」と、左右に開いた。 その瞬間、美沙は身体の筋肉を強張らせ肩を震わせたが、博史もまた汚れた美沙の内肉に目を凝らしつつその凄まじい匂いに一瞬、呼吸困難に陥った。 そして開いた内肉の大陰唇と小陰唇の間に白い山芋を摩り下ろしたようなトロロが貼り付いていたことに、博は悪臭に沁みる目を細めて見続けた。
 そしてそれほどまでの刺激臭に博史は涙目になって、くさやの干物を思い出していた。 あの独特の魚の腐った匂いをもしのぐ目の前の割れ目の内側を睨み付けた博史は顔を顰めて口から舌を出し息をしないようにその舌先をトロロに押し付けた。 凄まじい塩気でピリピリと舌に痛みを覚えつつ酸味と辛味と甘みと塩気の混じったような言葉にならない味に博は顔色を真っ青にした。 そして舌先を動かすことをためらてながらも上へ滑らせると、白いトロロは「ドゥルドゥル」と、舌に削ぎ取られた。
 美沙はその舌の感触に瞼をヒクヒクさせシーツを両手で鷲掴みし立てた両膝に力を込めた。 博史は舌の上に削ぎ取られ蓄積した得体の知れない汚れを目を瞑って口に入れると、込上げる嘔吐感を無視して飲み込んだ。 その瞬間、激しい嘔吐感に耐え切れなくなった博史は一旦、美沙から離れると吐き出すことなく息を整え再び割れ目を開いて舌を滑らせた。 ところが凄まじい臭気に慣れたのか博史は突然無意識に「美味めえぇぇー!」と、奇声をあげ左右に開いた割れ目にムシャブリついた。

「ああああーーーんっ!」

 博史が割れ目の内肉にムシャブリ付いた瞬間、美沙は突然の激しい快感(しげき)に耐え切れずに、甲高く愛らしいヨガリ声を奏で、博史は蜂蜜を貪る熊のように美沙に吸い付いて舌を忙しく動かし続けた。 くさやの干物も慣れればこの上ない美味と言うことだったが、美沙は身体をガクンガクンと大津波のようになびかせ両太ももを抱える博史は引き離されまい必死だったが、美沙から溢れ始めたヌルヌルした透明な液体を舌で絡めとる博史は熊から蛇に変化したようにその穴の奥を攻め続けた。
 そして一滴の液体も残さず舐め取り飲み込む博史は止め処もない挿入欲に襲われ、カチャカチャと慌しくズボンをそして下着を下半身から取り払うと、燃え盛る闘志を燃やすアントニオのように薄紫色の亀頭を美沙に向けた。 そしてベッドで仰向けになっている美沙の尻を持ち上げ手前に引いた博史は間髪要れずに肉棒を美沙に入れた。

「ズブリウウゥゥゥーー!!」

 突然体内に入って来た熱い肉棒に美沙は閉じていた瞼を開き目を大きく見開いて首を後に仰け反らせた。 そしてヌプヌプと奥へ入って来る肉棒に「アヒイィー!」と、自分でも信じられない甲高いヨガリ声を奏で腰を上下にクネクネと波打たせた。 博史もまた痛がるはずの美沙からの突然の喜びの声に驚きつつも腰を押し付け燃え盛る肉棒にヌルリヌルリと絡む液体と生肉に擦れる快感(しげき)に顔を蕩けさせた。 そして博史の腰が前後を繰り返す度に美沙は仰け反らせた首を左右に転がしつつ髪を振り乱し込上げる快感(しげき)に両足の爪先をギュッと閉じた。
 美沙の女肌を叩き付ける博史の男肌は「パンッ! パンッ! パンッ!」と、心地よい音を部屋に響かせ最初はリズミカルにそして徐々にその打ち付ける音を早め、受け入れる美沙のヨガリ声もまた合わせるように鳴き声を連続させた。 ピチャピチャと飛び散る愛液。 ヌチャヌチャクチャクチャと重なり鳴る半濁音。 揺れる胸とプルプル震える太もも。 連続する美沙の鳴き声。 重なる博史の荒い吐息。 博史の両肩に乗せられる美沙の両足。 そしてセーラー服の裾から中に忍び入る博史の両手。 上にズレ上がるブラジャーと乳房に覆いかぶさる博史の両手。 そして勃起した乳首。
 体内を出入りする肉棒の快感(しげき)と弄られる両乳首の快感(しげき)に身体をガクガクさせ震える美沙はエクスタシーの入り口まで来ていた。 同時に中に入って滑る亀頭を紫色に変えて激しい射精欲に耐えられない博史の乳首を弄る指が加速する。 そして博史の「イクッ!」と、言う声に「待ってえぇ!」と、制止する美沙の切羽詰まった声に表情を見入る博史は、自らの射精欲を抑えるために唇を噛んでそれを抑制し、美沙が追いつくのを待って尚も腰を振り続けた。 そして美沙から弱々しくも歯切れのある「イク… イクゥ…」と、言う声を聞いた瞬間、博史は噛んでいた唇を自由にし腰を振り続けた。

「イクウウウゥゥーーー!!」
「ピチャピチャピチャッ!!」

 美沙の愛らしいエクスタシーへ達する声に博史は寸でで肉棒を引き抜いて、美沙の顔に熱い想いを撃ち放った。 美沙は口を開いて撃ち放たれた熱い液体を残すことなく飲み干し、博史もまた一滴残らずみさにの口の中に絞り出した。 そしてグッタリして口を閉じた美沙の身体の向きをベッド形に移動させた博史はセーラー服姿の美沙の横に添い寝して頭を優しく撫でた。 
 初めてのエクスタシーで疲れ果てたのか美沙は博史に抱かれて眠りに付いたが、博史はムクっと起き上がると美沙の恥かしい部分をティシューで拭くと、美沙の部屋の箪笥から持って来たパンティーを履かせた。 パートに出ている母親が突然入ってきた時のことを考えてのことだった。 美沙はグッスリと眠り博史はその寝顔を見て頭に自らの額を付けてスリスリした。
 博史にレイプされて以来、徐々に高められた女としての喜びの終点を経験した美沙を横に置いて、博史は何故か浮かれ調子ではなくむしろその目は姉を想う弟の目だった。 更に三十分後、母親がパートから帰り開けていたドアから聞こえたその声に目を覚ました美沙はフラフラしつつ、スカートの中にパンティーを履いていることに驚いて博史ほ見詰めた。 

「パンティーはそれでいいだろ。 あと、ちゃんと拭いといたから…」

 博史の言葉に赤面して俯く美沙は小さな声で博史に「ありがと…」と、レイプ以来始めて自分の意思を伝え、博史に聞かれたであろうエクスシーへ突入する直前の自分の鳴き声を思い出して尚も顔を紅くした。 

「ねえ… 博ちゃん… 私って… 私の身体って美味しいのかな…… あ、ゴメン… 変なこと聞いて…」
「女は子供を生むために生まれて来んだろ。 男に味見されることを前提に。 マズかったら味見しないだろ誰も…」
「うん…… あ、そ、そうよね… 私…… 可愛い女… かな……」
「ああ。 可愛いよ。 可愛くて可愛くて苦しくなるほど可愛いよ……」
「うん… ありがと……」
「今夜、また来いよな… 味見するからお前のこと……」
「うん…… わかった…」
「たまに母さんに笑顔の一つでも見せてこいよ」
「ああ。 うん。 わかった…」
「ああ、まてよ。 先に口をすすいでからしろ」
「あ。 うん…」

 学習机を前に宿題をしている博史の後ろから声を掛けた美沙は恥かしそうに質問してその場を立ち去った。 数分後、開いているドアから一階で母親と楽しげに笑う美沙の声が聞こえ、博史は安堵しつつも何故か大きな吐息を漏らした。 
 
「いい! お母さんとお父さんが留守している間。 夜更かししないでちゃんと定時には寝るのよ!」
 金曜日の夕方、二階で勉強していた美沙と博史を一階に呼んだ母親の良子は、父親である琢磨を横に見て法事で留守にすることを二人に伝え、博史は美沙をチラリと見てから両親に笑顔で相槌を打った。 そして美沙は博史と二人だけになれることに嬉しくも複雑な想いを抱いていた。 話しを聞き終えた博史と美沙は二階の自室にそれぞれに戻ると博史は、学習机を前に何故か笑み一つ浮かべずに暗くなった外を窓の向うに見詰めていた。 美沙はと言えば何故か箪笥の前に立って引き出しを開け、未だ着けたことのない新しい下着を見て薄っすらと微笑んでいた。 女の喜びを完全に近い形で知った美沙の脳裏には博史に抱かれる自分の姿が映し出されていた。
 翌朝、いつものように美沙はセーラー服に黒タイツ姿で首にマフラーを巻いて高校に向かい、博史もまた学生服姿で中学へと向かった。 二人は別々に家を出ていたが、肩までの黒髪がサラサラと冬の風に舞いスカートの裾が揺れる寒さの中で美沙は、頭から離れない博史との二人だけの二日間に足取りは軽くかった。 一方博史と言えば俯き加減でダラダラと足を進めつつ学校への近道を繰り返し学生服は葉っぱに塗れていた。
 
 そして美沙の通う高校。

「あ……」
 校門を入ったところで見かけた先輩を数十メートル先に見つけた美沙は、声をかけようかどうか迷いつつも先輩を取り巻く女子たちを避けて分け入ることが出来ず、そして純潔を失った自分に引け目を感じてかその場に立ち尽くしてしまった。 一生懸命に自分の気持ちをつづったラブレターを手渡してから一度も声を掛けてくれない先輩の後姿をカバンを両手で前に持つ美沙は見送った。 そして先輩を見るまで博史と過す二日間に浮かれていた自分が急に恥かしく思えた美沙は半煮え状態のまま学校生活にその身を置いたが、中学に到着した弟の博史は普段と変わらぬ眠そうな顔してボーッとした学校生活を送っていた。
 
「よぉ♪ 博史! お前、野球止めたんだって? まあな、来春から三年だし受験競争も激しいからな。 止めて正解だよ♪」
 隣りのクラスから少年野球時代からの同級生が博史を訪ね博史の周りはいつしか野球仲間で賑わったが、博史はボーっとチャイムが鳴るのを待っていただけだった。 夫々に夫々の思いがあって野球を受験に置き換えて翌年の春を待つというところだったが、博史の頭の中を誰も知る由はなかった。 それから半日以上が経過した美沙の高校では、終業のベルと同時に大勢の男女が下校を始めその中に美沙もいた。 少し前の美沙なら先輩に見つけて貰おうと先輩の通りそうな場所を歩いていたはずが、今日は先輩から隠れるように学校を出て自宅を目指した。

 一時間後。

 先輩から隠れるように帰宅した美沙は元気なく沈んでいたが、自宅の玄関前で母親が先に帰宅しているであろうと息を整えて笑み浮かべて中に入った。 母親は帰宅する父親を待ちながら宿泊のための準備に追われセーラー服を着替える間もなく母親を手伝ったが、博史の姿は家の中にはなかった。 そして美沙が母親を手伝っているところに帰宅した博史もまた、荷物を車庫の車のトランクに移動させる仕事を担った。 母親は美沙を前にアレは持った、コレは持ったと指を数えて考え、そして時折思い出したように美沙に準備を急がせた。 母親は久しぶりの夫婦二人だけの実家への帰省に浮かれているようだった。
 そして早めに帰宅すると言っていた父親が小走りで帰宅した午後五時前、化粧をし終え余所行きの服に着替えた母親と美沙と博史の三人が出迎えた。 父親は用意が全て終っていることに照れながらもワイシャツを交換し五時半の出発にその手を急がせた。 

「それじゃあ行って来るわね♪ 美沙。 あとは頼んだわわね♪」
 母親を助手席に乗せた父親の車は急ぐように自宅前から出発し、それを見送った博史と美沙は互いの顔を見合わせると博史に手を掴まれた美沙は導かれるように家中に入り玄関の鍵を閉めた。 

「入れよ美沙…」
 自室のドアをあけた博史は自分の後に立っている美沙の腰に手を掛けて一緒に中に入ると、美沙を部屋の中央に立たせ自らは美沙の前に立ち膝の中腰になった。 美沙は顔を上に上げて目を閉じ博史はそれを目で確かめると両手を差し出してヒダスカートを捲り上げた。 ムッチリとした美沙の太ももを前に目の前の白いパンティーの略中央、股間の縦スジの端に博史は視線を向ける。 そして美沙のムッチリとした太ももを少し左右に広げさせると、博史はスカートをかぶり鼻先を縦スジの端に近づけた。 そして鼻で吸い込むと微かに塩気の利いた干し魚のような匂いに博史はウットリとし、パンティーから体温を奪われる美沙は嗅がれていることに恥じらい覚えた。
 いつもされていることなのに慣れることのない恥辱は美沙を緊張させ伸ばした両手の指先を微かに振るわせた。 博史は自分の手の匂いを付けまいと、美沙の腰を左右から支えそして鼻先をゆっくりと左右に振りツンと鼻を突く全体の匂いを楽しみつつ、今度は鼻先を上へとゆっくり移動させた。 美沙は肌に吹き付ける熱い吐息で博史の鼻先の位置を確かめパンティーに包まれた陰毛の匂いを嗅がれることに肩をすぼめた。 博史は何度もパンティー越しに陰毛の臭いを嗅ぎそしてパンティーから外れたヘソ下の肌の臭いを直に楽しんだ。 博史は仄かに甘い香りを楽しみながら美沙の身体を回して鼻先は外モモ、そして裏モモと移動し尻の真ん中に鼻先が来ると、両手で美沙の腹を支えて尻に顔を埋めた。
 プリンプリンした尻の柔らかさと弾力を顔の両頬に感じながら甘酸っぱい苦味にウットリと息を吐いた。 美沙は尻の間の臭いを嗅がれていることに恥かしさを覚え赤面して顔の火照りを覚えた。 美沙は自分が丸一日履いたパンティーのそして尻の匂いを嗅がれることに屈辱的な快感をも覚えていた。 博史の鼻先は尻下へと移動しプリプリ感のある両裏モモに挟まれた秘密の部分の臭いをも吸取り美沙は奪われる体温に両肩を震わせ恥らい下半身をモジモジさせた。 そして博史が美沙を一回り嗅ぎ終えると、その鼻先を犬のように下へと移動させ黒いタイツを包む白いソックスの先端部、爪先へと到着させた。 二枚重ねの生地に蒸された爪先のホンノリ酸味の利いた匂いに博史はしばしそのまま吸い込んでいた。
 そして両手で美沙の足から白いソックスを脱がせると、現れた黒いタイツに包まれた爪先の激しい臭気に思わず、爪先に頬擦りし強い発酵臭を激しく吸い込んだ。 強い塩気と酸味を含んだ納豆のような匂いに瞼を閉じてウットリしつつも匂いを嗅ぐという行為を広しは繰り返していた。 美沙はそんな博史の行動に顔を顰め、爪先に感じる熱い吐息に心地よさを覚えていた。 だが、その心地よさも持ち上げられた足の爪先がヌルヌルした博史の唾液に塗れる頃、タイツ越しに絡みつく舌の感触に心地よさを覚えつつも、汚れた爪先をシャブラレていると言う行為に若干のオゾマシさも感じずにはいられなかった。 博史は自らの唾液で黒いタイツを洗い流しその絞り汁を飲むように喉に流し込んだ。
 美沙は自分がフルーツにでもなったかのような錯覚の中で博史に恥かしい匂いを嗅がれ味見されていたが、片足で起っていられるのも限界とばかりに前後左右にフラフセと身体を揺らし、そして博史が味わい尽くした足を床に戻し別の足に手を掛けた瞬間、美沙は小さな悲鳴とともに床に尻餅ついて両足をM字開脚のまま後に倒れた。 博史は咄嗟に自らの視線を美沙の恥かしい部分に移動させ黒いタイツの中に見える白いパンティーに喉をゴクリと鳴らしつつ、両太ももの付け根辺りを凝視と同時にその部分に鼻先を押し付け顔を埋めた。 美沙は太ももの付け根から奪われる体温に赤面し天井を見上げたまま瞼を閉じると、突然、博史の手が美沙の下半身を包む黒いタイツをビリビリと破き始めた。 
 破られる黒いタイツに美沙は太ももに「ビシッ! ビリッ!」と、痛みを感じつつもその痛みが何故か心地よく、両足を内側にすぼめたが、博史はそれを阻止するように美沙の両足を大きく広げさせた。 そしてその行為もまた美沙を妙な興奮へと導き博史に始めてレイプされた時のような悲しみや悔しさとは違う別の感覚に興奮し、その興奮は美沙の恥かしい部分に張り付く白いパンティーの当て布に現れていた。 ヌルヌルした透明な液体が美沙の体内から溢れ出て内側からパンティーの表面に滲み出るほどだった。 そして博史もまた黒いタイツが破れて電線し美沙の白い肌がその箇所から露ににっていることに激しく興奮し、既にズボンの中の一物は痛いほどに勃起していた。
 そして博史は破れた黒いタイツの伝線箇所から露出した太ももを目の前に見て「ウオォォー!」と、低い奇声を上げてムシャブリつき、美沙はその痛いほどの貪りに痛がることなく、首を仰け反らせて喘ぎ声を奏でて床に両手の爪を立てた。 そして興奮の真っ只中にいる博史は太ももにフシャブリつきながらセーラー服の裾を捲り上げブラジャーの下で揺れる乳房に片手を這わせて揉み回した。 それは柔肌の女に対する配慮を欠いた、まるで獣のような手つきでさすがにこれは痛いだろうと思えた乳房への触手にすら、美沙は甲高い声を上げて首を左右に振りつつ体内から込上げる激しい官能に身体をヒクヒクさせた。 
 
 


【三話】



「博ちゃんごめん。 先に行ってて。 トイレ行って来るから」
「トイレ!? トイレなんか風呂ですりゃあいいだろ」
「え!? あ!? ちょ!」

 一度目の愛欲を終えた博史は美沙の手を引いて風呂へ移動する途中トイレへ寄りたいとい言う美沙を無視して脱衣場へ引き込んだ。 狭い脱衣場で裸になる博史を見て躊躇(ちゅうちょ)する美沙は自分とは違う筋肉質の博史の全裸に胸の奥をドキドキさせた。 そして全裸になった博史はタオルで首下を隠す美沙の手を引き強引に浴室へと入ろうとし、美沙は慌ててタオルを外し中へと足を踏み入れた。
 歩く度に、動く度にプルプルとゼリーのように揺れ動く美沙の肌を見る博史に美沙は怖さを感じていたが、子供時代に一緒に入った湯船を見て懐かしさも込上げていた。 博史はシャワーの湯を美沙に向け自分は湯船に溜まった湯で身体を洗い始めたが、一度目の愛欲を終えたばかりの博史の股間き半起ち状態になっていた。 そして浴室の狭さもあってか博史は手早く身体だけを洗うと直ぐに湯船の中にその身を浸し、身体を泡立てる美沙を右斜めに見ていた。
 美沙は左斜め後から見られていることに緊張しつつ身体を泡立て恥かしい部分、脇の下そして尻にスポンジを滑らせた。 そしてそのまま髪にシャンプーして全身を泡立てさせると両腕を上げて髪を洗い始めた。 博史は上にあがった腕の隙間から斜めに見える揺れ動く左乳房に喉をゴクリと鳴らした。 そして三分、五分と時間が経過し博史から見られていると言う緊張感から美沙は普段よりも早めに終えシャワーの湯で全身の泡を洗い流した。
 博史は白い泡が消えていく美沙の肌に視線を奪われ見入っていると、乳房と陰部を隠した美沙が博史の方を向いて「博ちゃんも頭を洗いなさい」と、声をすぼめて湯船に入ろうとした。 その瞬間、美沙の股間の割れ目に視線を奪われた博史はその視線に入るのをやめた美沙の恥らう顔に胸の奥を時めかせた。 博史は美沙と入れ違いに湯船を出ると美沙は博史が居た場所に身体を沈めた。 そして両腕を上げて頭を洗う博史の半起ち状態のペニスを見て息を飲んだ。
 シャカシャカシャカと勢い良く頭を泡立てる博史の自分にはない筋肉質を目で追う美沙は、胸の奥をキュンッとさせ湯船の中で身体をすぼめた。 そして全てを終えた博史が立ち上がって美沙の方を向いた瞬間、美沙は「キャッッ」と、小さな声を出して両手で顔を覆うと、その仕草が可愛いと博史は半起ちのペニスを少し硬くした。 ブラブラとやや聞く揺れる肉棒をそのままに博史は浴室から一度出て直ぐに戻ってくると手に小さなハサミを持っていたことに美沙は驚いた。

「湯船から出ろ…」
 美沙を湯船から出した博史は狭い浴室で美沙を仰向けに両足を開かせると、陰部と乳房を隠す美沙の手を無言で避けさせた。 美沙は抱かれるのかと観念して瞼を閉じると、下から「ジョキジョキジョキ」と、言う音と違和感を感じて瞼を開いて首を持ち上げた。 その瞬間、博史の想像も付かない行動に美沙は信じられないとばかりに利用手で口元を覆った。 自分の陰毛を博史にハサミで切られる美沙は顔を強張らせて首を持ち上げてそれを見守った。

「いいか! 絶対に動くなよ! 切れるからな!」
 浴室に響く博史の声に持ち上げた顔の口元を両手で隠す美沙は手に髭剃りを持った博史の存在に戦々恐々とした。 博史は真剣な目をして美沙の残った陰毛に石鹸で泡立てると「ジョリジョリジョリ」と、剃毛を始めた。 美沙は今まで味わったことのない剃毛の感触に顔を強張らせ同時に陰毛がなくなると言う見ような恐怖に身体を緊張させた。 博史は首を左右に傾け手にした髭剃りを自在に操り半起していた肉棒は余りの緊張感の所為か、縮みあがって博史の動きに合わせて揺れていた。

 そして三十分後、博史は髭剃りを所定に戻し排水溝のフタに溜まった美沙の陰毛を集めて脱衣場の屑篭に入れて戻って来ると、美沙を鏡の前に立たせた。 美沙はハサミで切られ髭剃りで剃られツルツルになった恥骨を見て顔を真っ赤に唖然と顔を両手で覆い隠した。 そしてそんな美沙を見る博史の顔はエロチシズムの頂点を極め感無量とばかりな表情をしていた。 そして博史は鏡の前で美沙の左足を持ち上げ陰部全体を見せると、美沙の耳元に真後ろから「可愛いよ美沙…」と、声をすぼめた。
 美沙は丸裸になった恥丘の全てを見せられ目を潤ませたが、胸の奥をドキドキさせる自分に戸惑ってもいた。 そして後に立っている博史が美沙に両足を少し広げさせるとそのままスッと斜屈んでプリプリした尻に頬擦りして舌を滑らせ始めた。 その瞬間、美沙は背筋にゾクゾク感を感じそれがずっと我慢している尿意であることを悟った。 美沙は尻を舐められながら真後ろに斜屈む博史に「トイレ… トイレに行かせて!」と、腰を屈めると、それを聞いた博史は「駄目だ。 我慢出来ないならここでさせてやる」と、美沙の後ろに立ち上がった。
 
「嫌あぁー! や! やめていえぇー! 博ちゃんだめえぇー!」

 突然後から抱かかえられた美沙は咄嗟に逃げようとしたが、博史の力には敵わず抱かかえられたまま鏡の前に恥かしい部分と剃毛されたばかりの恥丘を晒した。 両足を内側に閉じようとする美沙の両足を阻むように博史の両膝が止め、首の後ろから鏡に映った自分の部分を凝視する博史の目が血走っていることを知った。 鏡の前でツルツルになった下腹部を晒された美沙は目を潤ませてその恥辱に肩を震わせたが、左耳元で「早くしろ!」と、言う命令口調に美沙は身動きできないまま瞼を閉じ屈辱的にポーズに耐え忍んだ。 
 博史は丸見え状態の美沙の陰部から、ほとばしるであろう小水が出るのを一目見ようと目を凝らして鏡に見入ったが、恥辱に目を潤ませた耐える美沙は中々小水を放たなかった。 そして数分が経過すると業を煮やした博史は「しないなら俺が出させてやる!」と、後から美沙の腹をグイッと押し、押された美沙は泣きそうな声を出して「だめえぇー!」と、暴れながら博史を制止したその瞬間「チロッ… チッチッチッチッ… シ、シャアァァーー!」と、割れ目の奥から勢い良く小水が放たれ美沙は耐え切れずに放った小水に涙をボロボロと頬に伝えた。
 
「エッグゥ… ゥック… エッグゥ… ヒック… ぅぅぅうう……」
 子供のように声を出して泣く美沙は博史に放尿の全てを見られ肩をそして首を震わせ、鬼畜のごとく実の姉の放尿シーンを見た博史は美沙に押し付けたペニスを肉棒化させその先っぽから透明な液体を染み出させていた。 そして泣き止まない美沙をそのまま床に仰向けにすると「小便したんならちゃんと拭かないとな女は…」と、美沙に言い聞かせた次の瞬間「ニュルッ! ピチャッ!」と、音を立てて割れ目に舌を押し付けて両手の指で左右に広げた大陰唇の中を舐め回した。 そして泣いていたはずの美沙は突然の内側への舌の感触に泣き声に鳴き声を重ねて首を、そして腰を仰け反らせた。
 博史は美沙から放たれた小水を舐め取っては飲み干しながらプルプルと大きく揺れる乳房に両手を這わして揉み回した。 美沙は仰け反らせた腰をガクガクさせ乳首に絡む左右の指に重々しい喘ぎ声と甲高いヨガリ声を重ねて浴室に充満させた。 博史は、大陰唇とその内部を味わうように執拗に舐めやがてその舌を持ち上げた尻の間に押し付けて滑らせた。 美沙は狭い浴室内で全身を左右に振りそして幾度も仰け反って感じていることを博史に見せ付けた。 そんな中でいつもならこのまま美沙の中に硬い肉棒を挿入するはずの博史は美沙への愛欲をここで終了させ離れると、湯船に腰を掛けた言い放った。

「シャブれ!」
 仰向けの美沙を見下ろすように両足を広げた博史は、聳える肉棒をグイグイッ撓らせて動かし命令した。 すると美沙は空ろな眼差しで柔らかい肌を揺らしひざまずくと、博史の股間に近づいて博史の顔をゆっくりと見てから目の前の肉棒を両手で持ちそのまま自らの口の中に収めた。 美沙は生まれて初めての自分から進んでのフェラチオに躊躇(ちゅうちょ)することなく、舌を滑らせ吸い付いて首を左右に動かし、博史から溢れる透明な液体を喉に流し込んだ。 博史はその柔らかい舌の滑り具合に両足の筋肉をキリキリと硬直させ首を仰け反らせてドンドン込上げる射精欲に肛門を締め付けた。
 そして肉棒をシャブル美沙の両乳房の揺れを真上から楽しみながら腰を屈めた博史は、乳房に左手を沿え手の平に当たる乳房と乳首に快感を覚えた。 美沙の乳首は勃起しコリコリ感を博史の手の平に伝え、その刺激に博史の指は美沙の勃起した乳首を無意識に摘んだ。 その瞬間、肉棒をシャブル美沙は「うぐうぅー!」と、舌をベタッと博史の肉棒に押し付け動きを一瞬止めたが、勃起した乳首を摘む指を離すと再びフェラチオは再開された。 博史は乳首を摘んで転がすと舌を押し付ける美沙の動きを知り押し付けられた舌に変化をもたらすように美沙の頭に右手を置いて前後の動きを教えた。
 美沙はデーターをインプットされたロボットのように、乳首を摘まれては舌を押し付けて首を前後に振るようになったが、博史の肉棒の先っぽは既に射精欲の限界にまで近づいてその色を紫色に変えていた。 そして数十秒後、博史のフェラチオに耐え切れない唸り声が連発すると、射精を悟った美沙は首を振る速度とシャブル圧力を増大させ博史を一気に射精へと導いた。 そして博史の唸り声が一際大きくなった次の瞬間! 博史の声が浴室に響いた。

「イク。 イクイクイクイクウゥーーー!!」

 ドロドロした熱い生臭い液体が美沙の口の中の一点に勢いよく放たれると、気管に入って咽たくない美沙は撃ち放たれた精液にブレーキを掛けるように舌で防御した。 そして精液は口の中で舌に当たりドロリドロリと苦味の強い生臭さを美沙に味あわせたが、美沙は射精に顔を顰める博史を下から見上げながら、それを飲みづらそうに喉に流し込んだ。 この時、美沙は初めて男の射精する瞬間を見てそれを顔を目に焼きつけた。 博史は「はぁはぁはぁ」と、肩で荒い息を放ちつつ自分のを真剣な眼差しで見上げる美沙のオデコを軽く指で押し付けニッコリと笑みを浮かべた。
 
 三十分後、美沙より一足先に風呂を出た博史は二階の自室に戻り後から出た美沙はトレパンにノーブラのキャミと言う軽装で、台所に立ち遅い夕飯の準備に取り掛かった。 母親の良子が事前に作って行ったカレーを温めるだけの準備だったが、美沙は博史と二人だけの食事が嬉しくて仕方なく鼻歌混じりになっていることに気が付かなかった。 それはまるで一昔前のドラマにあった久々に亭主に抱かれた妻のように浮かれているという言葉がピッタリの光景だった。 そんな中で自室でパソコンに向かって根を詰めて見入る博史は身振り手真似して何かを記憶しているようだった。
 そして一階から美沙の駆け上がる足音に気付いた博史はパソコンの中身を隠すように窓を閉じ電源を落とした。 数分後、一階のダイニングテーブルに差し向かいで座った美沙は博史の奥さんになったかのような気分でいた。 だが、そのことに博史も美沙本人も気付いてはいなかった。 博史に犯されて以来暗かった美沙の笑顔は、姉が弟に向ける笑顔ではなく明らかに恋人に向ける笑顔だった。 そけを博史は元の明るい美沙に戻ったと思っていた。 

 更に一時間後。

「ねえ博ちゃん♪ 私は今夜は何処で寝ればいい?」
「ああ。 そだな。 寝るのは十時くらいにしてそれまでは自分の部屋にでも居ろ」
「下着だけで来たほうがいいかな……」
「ああ。 あ! いや、パンティーは捨ててもいいようなのにしろ。 あと、伝線してもいいようなパンスト履いておけ」
「え? 捨てるようなパンティー? パンスト?」
「一々聞き返すよ。 パンスト無かったら母さんのとこにでもあるだろ?」
「あ。 うん。 あるから… ごめん… 聞き返して…」
「色はなんでもいいからな…」

 部屋を訪ねた美沙に履物を指定した博史に、美沙は「破るのかな…」と、恥かしそうに頬を薄っすらと紅く染めて博史の部屋を出た。 だがこの日のためにおニューのフリル付きのスキャンティーを履こうと決めていた美沙は、自室に戻ると箪笥の前で捨ててもいいようなゴムの伸びたパンティーを見つめ「こんなの履いて抱かれるのは…」と、意気を消沈させた。 だが、博史の命令には背けない美沙は滅多に履かない捨てようと思っていたグレーのパンストを取り出すと、破かれる自分を想像して一人赤面しつつベッドに腰掛けるとそれを着衣した。 
 美沙は自室で机に向かい勉強をしようと鉛筆を手に持ったが、博史に指定されている時間が気になって時計ばかり気にしていた。 そして滅多に履かないパンティーストッキングをトレパンの下に履いている美沙は足を組みなおす度に擦れるスリスリ感に心地よさを覚え意図的に足を組み替え遊んでいた。 そして博史に「破られるのかな…」と、右手の中指でストッキングの上から内モモを軽く撫でた美沙はその快感(しげき)に小さなビク付きを覚えた。 当たり前すぎる快感で知らなかった訳ではないが普段履くことのないパンストが何故か嬉しかった。
 
「ああ。 入れよ。 もう直ぐ終るから」
 博史に指定された時間に部屋を訪ねた美沙を見た博史は、トレパンの下に履いているグレーのパンティーストッキングを見て胸の奥をドキっとさせた。 普段見る機会のないパンストに包まれた美沙の足に思わずかぶりつきたいと思った。 だがそう言う態度を隠す博史は敢えて足よりも水色のティシャツの下に揺れる柔らかい乳房に視線を移動させた。 そしてベッドに腰掛けてこちらを見る美沙を数分待たせた博史は学習帳を引き出しの中に入れると黙って美沙に近づいた。 

「今夜はちょっと変わった感じで可愛がってやるよ…」
 博史の視線を目で追う美沙は洋服箪笥の天辺と部屋の天井付近にある開いた天袋に渡された縦横十五センチ程の角材に驚いた。 引き戸を開いた天袋と洋服箪笥の高さが一致していて、そこに這わせるように置かれた角材には物置で見たことのある滑車がロープで縛られていて、そこから長いロープがぶら下っていた。 美沙は心の中で「何に使うんだろ…」と、博史の学習机に視線を移した。 大きめの霧吹きが一つ置いてあって、その横にある折りたたまれたビニールシートが目に止まった。
 そんな美沙の視線を気にしつつ博史は窓にカーテンを引くと、ベッドに腰掛ける美沙の横に座りベッドの上に導くと、ティシャツを脱がせ優しく抱き倒しそして口付けした。 美沙は瞼を閉じて口の中に入る博史の舌に自らの舌を絡ませ唾液を混ぜて飲み込んだ。 博史はキャミソールの上から美沙の乳房をスリスリと手の平で回しながら、美沙の下半身を包むグレーのパンスト越しに太ももを撫でた。 美沙はストッキング越しに感じる心地よさに重みのある吐息を放ち身体を小さくピク付かせた。
 そして美沙との口付けを終えた博史は、美沙のキャミソールを脱がせると仰向けの美沙を跨いでタオルを両手首に巻きつけた。 そしてベッドの下から引き上げたロープでタオルの上から再び縛り上げるとヘッドボードにそのロープの端っこをに縛りつけた。 美沙は両腕を頭の上で縛られボードに縛られた瞬間、何をされるのだろうと顔を強張らせ、キョロキョロと博史の行動を目で追った。 頭の上で両腕を縛られた美沙を上から見下ろす博史はそのまま美沙の左太ももに抱きついて頬擦りを繰り返すと、ストッキング越しに放たれる美沙の肌の匂いにウットリしていた。
 美沙は左足に抱きついて頬擦りする博史の両手の指の動きと頬のスリスリ感に晒した二つの乳房をプリプリと揺らし、くすぐったいのに気持ちいいタイツとも違うストッキング独特の味に瞼の裏側を震わせていた。 そしてロープで縛られ自由を失う恐怖を心地よさに変えて興奮度を高めていた。 博史はグレーのパンストに興奮し左足から右足へ移りそして足の爪先にまで頬擦りする範囲を広げた。 美沙は肌をストッキング越しに滑る博史の十本の指と頬に徐々に快感を増し時の経つのを忘れた。 そして次に気付いた時には美沙は二つの乳房を揉まれ乳首に吸い付かれていた。
 揉まれる乳房に強いウットリ感をかんじつつ、吸われる乳首が勃起してコリコリしているのを乳房に伝わる振動で察知し、博史に乳首を甘噛みされる度に身体を大きくビク付かせた。 博史は赤ん坊のように美沙の勃起した乳首に吸い付きながら、パンストに包まれた美沙の太ももを触手しその指をトレパンの隙間に入れてくすぐるように滑らせた。 美沙は自ら両足を開きトレパンの中へと博史の指を導いて触れられたい部分に指が到達するのを待っていた。 そして待っていても中々到達しない博史に美沙は「お願い… ジラさないでぇ… 博ちゃん…」と、自ら要求の声を発した。
 その瞬間、博史はガバッと美沙から離れ俄かに表情を曇らせ美沙の左頬を「バシッ!」と、平手打ちした。 突然の平手打ちに驚いて瞼を開いた美沙に「俺のことを博ちゃんと呼ぶな! 俺のことは御主人様と呼ぶんだ! いいな! 美沙!!」と、両頬をガシッと右手で掴んだ博史に美沙は頷いて返事をすると、博史は「メス豚のようだぜ… 嫌らしい女だなお前… 俺に要求するようになっちまったなんて… ならメス豚にはメス豚なりの扱いをしてやるよ…」と、美沙から突然、トレパンを剥ぎ取った博史は部屋の明かりを小玉に切り替えると、美沙がベッドに仰向けになっている状態で、白いシーツの上に学習机の上に置いてあったビニールシートを敷き詰めた。
 美沙は博史を怒らせてしまったと無意識に囁いた要求を後悔しつつ、自分がこれから何をされるのだろう不安を隠せなかった。 そして博史の行動を目で追う美沙は広しが手にしているモノを見て震撼し恐怖から肩を小刻みに振るわせた。 博史は自分の手に握られた白い蝋燭(ろうそく)を肩を震わせて見入る美沙の表情を楽しみつつ、それに火を灯し美沙の肩にポタリと蝋燭(ろうそく)を垂らした。 その瞬間、美沙は「熱いいぃーーー!」と、絶叫して首を左右に振って髪の毛を振り乱した。 そしてそれを狂気の目で見入る博史はニヤニヤと小気味悪い笑みを浮かべ恐怖に自分を見入る美沙に視線を重ねた。
 
「博ちゃん! や! やめてえぇ! 私! 謝るからそんなことやめてえぇ! お願い博ちゃん!」
 美沙は目を潤ませて博史の名前を二度叫んで呼ぶと、再び博史は激怒して美沙を睨みつけると美沙は呼ぶなといわれた名前を叫んだことに激しく困惑し唇を噛んだ。 博史は蝋燭の炎を吹き消すと、ベッドから一旦降りて学習机の家にあった霧吹きを持って近づき、博史を御主人様と呼んで制止する美沙を他所に、パンストで包まれた美沙の下半身に水を満遍なく霧吹きした。 美沙は博史の行動に再び恐怖を覚え哀願する声を震わせたが博史は聞く耳持たないとばかりに蝋燭に再び火を灯した。 そしてニヤニヤしながら恐怖に顔を引き攣らせる美沙の太ももにポタリと蝋燭(ろうそく)の溶けた蝋(ろう)を滴り落とした。

「熱ーーーーいぃ! やめてえぇー! 御主人様! やめてえぇー! 熱い! 熱い! 熱いいぃー!!」
 太ももにパンスト越しに蝋燭(ろうそく)を垂らされた美沙は絶叫して左に右に全身をクルクルと回転させたが、それを見てニヤニヤする博史の蝋燭を持つ手は固定されたように同じ場所と高さを保ち、転げまわる美沙が無意識に下半身の至る箇所へ蝋(ろう)を導いていた。 博史はニヤニヤしながらも心の中では「高さを七十センチ以上に保ち、十分にパンストへ霧吹きをすること…」と、呪文でも唱えるかのように繰り返していて、そんなこととは知らない美沙は拷問を受けているかのように「熱い熱い!」と、転げまわっていた。 美沙は最初に肩に垂らされた壮絶な熱さを今の熱さと勘違いしていることに気付かなかった。
 パンスト越しに霧吹きされ高さを七十センチ以上に保たれた蝋燭の蝋はその温度を四十度前後に安定させていた。 博史は熱くない蝋燭を「熱い熱い!」と、勘違いして転げまわる美沙を見て思わずニヤニヤしているだけだったが、美沙にはそのニヤニヤが悪魔のようにも見えていた。 だが、博史もまたパンスト姿で熱いと勘違いして転げまわる美沙の身体の揺れにエロチシズムを感じずにはいられなかった。 そしてそんな美沙を見ているうちに物足りなさを感じた博史は蝋燭を一旦消すと、美沙が転げまわれないように右足首を縛ってベッドに固定させると再び美沙の下半身に霧吹きしてから蝋燭を垂らした。
 美沙は転げまわれなくなって全身を弾ませて「熱い熱い!」と、仮想熱に全身をプリンプリンと揺らせパンストは垂らされた蝋燭で水玉のようになっていった。 だが、博史が美沙の横に腰を下ろして伸ばした左手で右乳房を揉んだ瞬間、美沙は「あぁぁぁーーーん!」と、ゆっくりとした身悶えに厚みのある喘ぎ声を奏で、乳首をつままれた瞬間「あひいぃー!」と、甲高い鳴き声を奏でた。 博史は美沙の乳房を揉みながら再び勃起した乳首を弄り続けると美沙はさっきまでの地獄を忘れたかのように頬と耳たぶを紅くそめ官能し始めた。 博史はそんな美沙の乳首を弄りながらヘソとパンティーの間くらいにポタリと蝋燭を垂した。

「あああぁぁぁーーーん!」
 蝋燭を垂らしたはずなのに熱がるところか逆に深みのある喘ぎ声を奏でた美沙に博史はニヤリと笑みを浮かべた。 そして乳房を激しく揉んで乳首を弄りまわしつつ蝋燭を剃毛したばかりの恥丘にポタリ、そして太ももにポタリと垂らす度に美沙は全身を痙攣させて身悶えと喘ぎ声を連続させた。 ならばと博史は足首を固定した右足の内モモに蝋燭をポタリと落としたが、美沙は熱いと叫ぶどころか益々その官能をゆっくりと柔らかく深めた。 博史はそんな美沙に女の喜びの幅の広さを実感し、気付けば美沙の鳴き声が聞きたくて夢中になって蝋燭を垂らしていた。 そして再び蝋燭の炎を消した博史は美沙の両足を広げさせて固定すると、霧アキを繰り返しつつ両方の内モモに蝋燭を垂らした。
 美沙は乳房も乳首も弄ることないままに垂らされる蝋に身悶えして首を仰け反らせ博史にそのエロッチックな動きを見せつけた。 美沙の下半身を覆うグレーのパンティーストッキングは垂らされて固まった白い蝋を無数の水玉と塊に変え両足の付け根のV字ゾーンすらにも熱がることなく甘美な鳴き声を奏で続け、博史にグショグショに濡れたパンティーを見せ付けた。 博史は固定する美沙の両足を自由にし今度はうつ伏せにして尻を突き出させて膝たちをさせると、両足をロープで固定し、丸みを帯びて弾力のある尻に蝋燭を垂らした。 その瞬間、美沙は「アギイィー! ぅあんっ!」と、今までにない鳴き声を上げて尻をプリプリと左右に大きく振って首を仰け反らせ全身を揺らした。
 博史は僅かに水分を含んでいないパンティーの端っこの上辺り、パンストの上から直に蝋が落ちたことを知って美沙が蝋燭に少しずつだが快感を覚え始めていると思った。 霧吹きをしていない高さ七十センチからパンストの上に落ちる蝋の温度は七十度近くであることを知っている博史は蝋燭を垂らすことをためらい、水分を含んでいる箇所に蝋燭を垂らしたが、美沙は殆ど無反応でジッとしていた。 すると博史はナラバと、蝋燭の高さを一メートルに変えて溶けた蝋を美沙の背中に直に落とした。 美沙は「ぅあんっ! あひいぃーー!!」と、身体を前後左右に大きく振り柔肌をプリンプリンと揺らし博史を仰天させた。 
 そして限界を超えてい官能する美沙に怖さを覚えた博史は咄嗟に、蝋燭の炎を吹き消し美沙の縛りつけた両腕を自由にしようとした瞬間、重々しい吐息交じりに美沙は「お願い… 御主人様… もっと… 私を虐めてぇ… お願い… 虐めてえぇ…」と、甘えるようにそして涙声で博史に哀願し始め、博史は美沙の甘えるような声に震撼しつつロープを解くのをやめた。 そして再び蝋燭の火を灯した博史は美沙の背中に一メートルの高さから蝋燭をポタポタと連続して垂らし、その度に絶叫をヨガリ声に変えて放つ美沙の揺れる身体に博史は目を忙しく動かした。 そして美沙の背中は白い蝋で水玉模様になるものの「もっとおぅ… もっとおぉ…」と、甘える美沙は何かに獲り憑かれように官能していた。
 
 蝋燭の味を覚えてしまった美沙を仰向けにし直した博史は、乳房に蝋を垂らして尚も官能し続ける美沙に蝋燭プレイのトドメを刺してやろうと痛々しい程に勃起した乳首にその溶けた蝋をポタリと落とした。 その瞬間、美沙はウットリしていた表情を大魔神のよう形相に変え「熱っつううううーーーーーーーーい!!」と、両腕を縛ったロープをギシギシと激しく軋ませベッドの上を全身が飛び跳ねた。 博史はこれでもう次ぎのプレイへ移れると美沙を見下ろしていたが、全身をフニャフニャにして瞼を開いた美沙の目は虚ろになっていることに背筋を寒くした。

「お願い…… 片方も…… 片方もしてぇ……」
 美沙は蝋を垂らしていない左乳房を博史に向けて身体を左右に振って乳房をプルプルと大きく揺らして見せた。

「ゴクリッ…」
 美沙に哀願されて大きく揺れる乳房をを見詰めた博史は喉を鳴らしてさの乳首を見据えると、左乳首を目掛けて溶けた蝋をポタリと垂らした。

 すると美沙はさっきと同じように大声で熱さを訴えて全身を弾ませロープを軋ませると、ヒクヒクと腹筋を震わせ開いた目を虚ろにやんわりと博史を見詰めた。 美沙の目には覇気がなくエクスタシーに達した後のよううフワフワしていた。 博史はそんな美沙を真下に見て、蝋燭を消して美沙の頬を「バシンッ! バシンッ!」と、往復ビンタして気を取り戻させると、美沙の両手を縛ったままヘッドからロープを外した。 そしてベッドの上で尚もグッタリする美沙の両足を持ち上げパンティーを覗き込んだ博史はその濡れ具合に目を疑った。 美沙はまるでお漏らしをしたかのようにパンティーグショグショに内側から濡らししていた。
 
「このメス豚がぁ… イキやがって!」
 博史はグッタリする美沙をベッドから引き摺り降ろして洋服箪笥と天袋の間に連れて行くと、角材に縛ってある滑車を通したフックに美沙の両腕を縛るロープを縛りつけ、フックとは逆のロープをスルスルと手早く引き始めた。 するとロープ四本掛けの滑車はカラカラと音を立ててフックを上へと移動させ、吊られるように美沙の身体は床から離れて起位の状態になって尚も身体をフラ付かせた。 吊られて立つ美沙を横に博史は、別の滑車に通してあるロープを蝋燭塗れのパンストを履いた美沙の股間(われめ)を通して再び別のロープをスルスルと引いた。 美沙の股間(われめ)を通ったロープは次第に張りを見せドンドン美沙に食い込んで行った。
 蝋燭プレイでエクスタシーに達したばかりの美沙は放心状態の表情を次第に曇らせ、恥かしい割れ目に食い込むロープに顔を強張らせ始めた。 ロープはパンスト越しにパンティーを割れ目の間に食い込ませキリキリとロープはしにりを放った。 博史はギターの弦を弾くように左手でロープを軽く弾くと、割れ目に食い込んだロープが美沙を痛めつけた。 美沙はその痛みに「痛ったああぁぁーーーーい!! 痛い! 痛い! 痛い!」と、両足でジャンプして痛みから逃れようとしたが、両手を頭の上で吊るされる美沙は何処へも逃げられぬまま食い込むロープに顔を真っ赤にして乳房をブルブルと揺らした。 博史は割れ目に食い込むロープに口を開けて強張る美沙を前にニヤニヤして中腰になった。

「ふっ♪ 思いっきり食い込んでる♪」
 顔を近づけてロープの食い込んだ割れ目を見入る博史は目の前で上へ伸びるロープを悪戯に指で弾いて震わせると、美沙はその食い込む痛みに泣きながら両足を交互に跳ねさせた。 グレーの蝋燭塗れのパンストに包まれた美沙の太ももがプリプリと弾むように揺れた。 

「降ろして! お願い痛いのおぅ!! お願い… 降ろしてぇ~!」
 ロープを指で軽く弾いて遊ぶ博史を下に見て、美沙は泣いて降ろすように哀願すると、博史は自分の顔の高さを美沙の顔に合わせて大きく頷くと、ロープをカシャカシャと緩め始めた。 その瞬間、美沙は「アギャァ! アギャァッ!」と、片足を交互に飛び跳ねさせて、緩んだ自分の両手を縛られたまま振った。 緩んだのは割れ目穂締め付けるロープではなく、美沙の身体を吊るしているロープだったことで、割れ目に食い込んだロープは更に割れ目に食い込みその痛みは数倍に達した。 美沙は「吊るして吊るしてえぇー!」と、再び博史に泣き叫んで両足を交互にピョンピョンと跳ねて見せた。 博史は再び美沙に視線を重ねてニヤニヤしつつロープを引いて美沙の身体を吊るした。
 美沙は両腕を吊るされたことで割れ目への痛みが軽減された瞬間、再び博史に「痛いの! 痛いのお!」と、唇を噛んで涙顔を見せたが、 博史は泣いて哀願する美沙の前でトランス一枚になって箪笥の横に置いてあった竹の物差しを右手に握って見せた。 美沙は八十センチ程の竹の物差しを見た瞬間、両目を大きく見開いて「嫌! 嫌あああーーー!!」と、首を左右に振ってこうを振るわせた。 竹の物差しを右手に構える博史はパンナストに包まれた美沙の尻を軽くピシャリと打ちつけると、美沙は巣尾を強張らせて「キャァー!」と、悲鳴を上げ直ぐに揺れ動いたことで割れ目に食い込んだロープの痛みに「痛いあぁーい!」 と、両足を交互に飛び跳ねさせた。 

「お願ぁーい!! もう許してえぇ! うわああああーーーん!!」
 美沙は竹の物差しを持ってニヤニヤと美沙の泣き顔に見入る博史に号泣して哀願したが、博史はニンマリと美沙を見ただけで、再び「ピシャリッ!」と、物差しで美沙の尻を打ちつけた。 美沙は号泣して両足を交互に飛び跳ねさせて床をバタバタと鳴らし、その様子を見てニヤニヤする博史は物差しを一旦、床に置くと今度は別のロープを使って美沙の両足を開かせ、美沙し割れ目を吊るすロープを少しだけ緩めた。 美沙は割れ目に食い込むロープが緩められたことで幾分安堵の表情を見せたが、開いた両足の内モモを目掛けて打ち付けられた竹の物差しに再び痛みを訴える泣き声を上げた。 
 博史はグレーのパンストに張り付いた蝋を落とすかのように、美沙の内モモを左右交互に打ち付け美沙の泣き叫ぶ声を聞きながら、打ち付けた部分に手を滑らせ蝋を床にポロポロと落としては、今度は尻側の裏モモを物差しで打ち付け続けたた。 美沙は首をグッタリさせて打ち付けられことに涙を床に零したが、博史は鬼のように気にせずに竹の物差しで美沙の下半身を打ち付け、美沙を一回りしたころ物差しを床に置いた。 そして腕組みして泣き疲れた表情を浮かべる美沙の顔を右手で上げさせると、軽いキスをして美沙の前に中腰になった。 そして美沙の下半身を包むグレーのパンストを両手でビリビリと破いて膝上辺りまで剥がすと、続けて白いパンティーを両手で引き千切り割れ目とロープの間から抜き取った。
 
「このメス豚がぁ! こんなに濡らしやがって…」
 美沙から破り剥ぎ取った白いパンティーの内側の当て布を美沙に見せた博史は、それを美沙の前で口に入れクチャクチャと噛んで味わいつつ、そのまま床に腰を降ろし体育座りして美沙を見上げた。 美沙歯自分のグッショリと濡れたパンティーを口に入れて噛んで味わう博史に居た堪れない気持ちになっていた。 

「おい! メス豚! 腰を前後に振ってロープに擦ってオナニーして見せろ! 腰を振ってる間は打つのをやめてやる!」
 博史の言葉に美沙は信じられないとばかりな表情を見せ首を左右に数回振って拒絶た。

「嫌なら可愛がるだけだ! バシッ! バシッ!」
 パンティーを味わっては唾液を飲み込む広しは竹の物差しを床に叩き付け痛そうな音を美沙に聞かせた。 美沙は竹の音に顔を強張らせ後退りした。

「取り敢えずはもう一度窮屈にしてやるか……」
 美沙の恥かしい部分を凝視してニヤニヤする博史は立ち上がろうとした。

「待ってえぇ~! するからあ~!! するから食い込ませるのだけは許してえ~!!」
 首を左右に振りながら博史を制止する美沙は声を震わせた。

「だったら早くしろ!」
 博史は美沙のパンティーを口の中で噛んで味わいながら、美沙に腰を降らせてそれを眺め始めた。 美沙はギコチなく降っていた腰を数分後にはリズミカルに振るようになっていった。

 目の前で体育座りして自分を見入る博史の前、ロープに割れ目を滑らせる美沙は俯き加減で髪を垂らして徐々にその速度を上げて行った。 博史の目は前後に割れ目を滑らせる美沙のプルフルと揺れる柔らかい乳房を中心に膝上まで降ろされたボロボロのパンストに包まれた両足と、少し首を傾けて見える美沙の尻の揺れに噛み付きたい欲求に込上げさせていた。
 そして割れ目にロープを滑らせ続ける美沙の吐息が徐々に荒くなり自らを吊るす滑車がキコキコなり響くようになると、博史は竹の物差しを持ったまま口に入れていたパンティーを吐き出しエロチックに揺れる美沙の身体を真横から見据えた。 動く度にプリンプリンと揺れるゼリーのような美沙の身体に吸い寄せられるように傍まで近寄った博史は前側から、ロープにキラキラと光る透明な液体を見た瞬間、喉をゴクリと鳴らした。
 ロープに割れ目を滑らせる美沙は既に大量の愛液をロープに塗り付け染込ませ、耳を澄ます博史に「ヌッチャックッチャッニッチャッ!」と、奇妙な半濁音を聞かせた。 そして見上げれば瞼を閉じて切ない表情を浮かべる美沙の顔があって、博史は思わず美沙の尻に手を伸ばしそうになったがそれを堪え、手に持っていた竹の物差しで美沙の尻をスリスリと撫で擦りつけた。
 美沙は一瞬、竹にビクッとしたが撫でられる尻が心地よいのか直ぐに再び腰を振って割れ目を刺激し始めた。 そして博史はスリスリする竹を時折、馬の調教でもするかのように軽くピシャリと打って美沙の様子を見てその強さを確認した。 だが美沙は竹に打たれることに痛みを感じている様子はなく博史は頃合を見計らってはスリスリさせる竹をピシャリと軽く打ちつけた。
 そして暫くすると美沙は垂らしていた首を持ち上げ狂おしい表情を真横に膝たちする博史に見せロープに擦り付ける腰を急がせた。 それを見た瞬間、博史はエクスタシーに達しようとする美沙を邪魔するがことく、スリスリしていた竹の物差しで尻を「ピシャッ!」と、強めに打ち付けた。 美沙はその痛みに腰をクイッと仰け反らせ痛みの引くのを待ってから再び獲り憑かれたように首をダラリと垂らして腰を振り始めた。
 ニッチャクチッャヌッチャクッチャと、半濁音は静まり返った薄暗い部屋にその耳障りな音を充満させエクスタシーに達しようと準備をする美沙を邪魔するように博史の竹の鞭がピシャリと入った。 そしてそれを数回繰り返した後、美沙は突然「もう駄目! もおう駄目えぇー!!」と、発狂したように腰を伸ばしエクスタシーに達することの出来ないことへ憎しみを博史に発した。 それを聞いた博史はニヤリと薄笑みを浮かべた。

「だったら痛みに泣き叫べばいい!! ホラホラホラアー!」
「ピシャ! ピシャ! ピシャッ! ピシャッ!」
「あああんっ! 痛い! 痛い! あああーーーん!!」
「ほらほらほら! まだまだまだだあ!!」
「ピシャ! ピシャ! ピシャ!ピシャ!」
「ああんっ! あひぃ! ああんー! いひぃ!」
「二度も俺の目の前でイカせさせるかあー!」
「ピシャ! ピシャ! ピシャッ! ピシャッ!」
「あああんっ! 痛い! 痛い! あああーーーん!!」
「ピシャ! ピシャ! ピシャッ! ピシャッ!」
「ああんっ! あひぃ! ああんー! いひぃ! いいっ!」
「ピシャ! ピシャ! ピシャッ! ピシャッ!」
「いいっ! いいっ! いいぃーー!」
「ピシャ! ピシャ! ピシャッ! ピシャッ!」
「もっと! もっとぉ! 気持ち! 気持ちいいぃー!」
「ピシャ! ピシャ! ピシャッ! ピシャッ!」
「もっと虐めてえぇー! 気持ち気持ち気持ちいいいいー!!」

 やぶれかぶれのように見えた博史の竹の鞭打ちは美沙の心の中に住み着いていた嫌らしい女の魔性を炙り出し、美沙は乱れる初頭の木枯らしのように甲高い声を博史に聞かせ腰を降り始めた。 そして博史は再び「ニヤリ」と、薄笑みを浮かべると竹の鞭に打たれながらも腰を振ってロープに割れ目を擦り付けプリプリと尻肉を揺らす美沙のヨガリ声に震撼にも似たエロチシズムを感じた。
 
「それそれそれえぇ! あっひゃひゃひゃひゃ~♪」
「ピシャ! ピシャ! ピシャッ! ピシャッ!」
「あああんっ! ああんっ! あん! あんっ!」
「ピシャ! ピシャ! ピシャッ! ピシャッ!」

 尻を打ち付ける博史の竹の鞭は徐々に背中へ移動しそして左右に脇腹へと不意打ちのように打ち乱れ、それはまるでカマイタチが轟々と流れる滝に戦いを挑むかのような光景だった。 そして打たれる美沙は向かってくるカマイタチを跳ね除ける流木のように巧みにその身を左に右にと切り替えした。
 脇腹を不意打ちされそして尚も背中を打たれる美沙は乱れすぎるほどに乱れ声を連発させ、竹の鞭が前側に来ると自らその両足を開いてロープを割れ目に食い込ませ内モモを打ちやすく博史を腕のいい釣師のように誘った。 打たれたいところに博史の竹の鞭が入るように無意識に誘導する美沙は打たれることへの官能を最大限に高めていた。
 女は頭ではない子宮で考えると言う昔ながらの言い伝えが現実のモノとなって美沙は博史を操って自らのエロイズムを完成させようとしていた。 そして自分が操られていることに微塵も疑わない博史は釈迦の手の平で踊る孫悟空のように美沙を打ちつけ歓喜に歓喜を重ねていた。 そして壮絶な美沙のエクスタシーの後に残ったのは静まり返った薄暗い部屋の中で後片付けをする下着一枚の博史だった。
 美沙は吊るされたまま動くことなく気絶してユラユラと嵐の後のように静けさを保ちそして、それを横目に美沙を抱くことなく満足に浸る博史は美沙の下半身に残されたボロボロのパンストを脱がせ、床に散らばった固まった蝋をホウキとチリ取りで集めそしてベッドの上に敷いたビニールシートを片付けた。 そして掃除を終えた博史は再び吊るしたままの美沙を椅子に座って足組して絵画でも見るように見据えた。
 そして数分後、立ち上がった博史は美沙の割れ目を加圧するロープをソッと外すと束ねて再び椅子に腰掛けキラキラと小玉の明かり光る液体を身と口の中にロープを入れて「チュパチュパ」と、耳障りな半濁音を静まり返った部屋に奏でた。 そしてロープから味がしなくなると吊るしたままの美沙を解いてベッドに寝かしつけた博史は再び美沙の両腕を頭の上のヘッドに縛りつけた。
 疲れ果てて熟睡する美沙を膝たちして真上から見入る博史は美味そうな肉を纏う美沙をまるで焼き立ての子羊の肉でも見るかのような目で見回した。 そして触れることなく暫く美沙に影を作るように見続けた博史のトランクスの前側はベッタリと溢れ続けた愛液でオビタダシイ量のシミを作っていた。 


【四話】


「美沙! 美沙! 美沙あぁー!」
 両腕を頭の上で縛られている美沙に我慢出来ずにムシャブリ付いた博史にゆっくりと目を覚ました美沙は激しく乳房に吸い付く博史からの快感(しげき)に目覚めと同時に官能の世界へと引きずり込まれた。
 
「美沙! 美沙! 美沙あぁー!」
 博史の美沙の肌を吸い付く力は痛いほどだったが、美沙にはその痛さも既に快感であってそれ以外の何物でもなかった。 それ以上に自由を奪われての愛欲に目覚めてしまった美沙は竹鞭で打たれた痛みの残る中での博史の愛欲が心地良かった。
 激しく揉みまわす博史に吸われる乳首は勃起して博史の口の中でコリコリと右に左に揺れ動きその動きが乳房に伝わることに快感を得ている美沙は仰け反って胸を博史に押し付けた。 美沙の背中は白いシーツの上でブリッジしていた。
 美沙の身体を貪る博史と受け入れる美沙たち二人は最早、姉弟の関係でありながら姉弟の関係ではなくなっていた。 互いが互いに引き合う地球と月のような関係だった。 博史にとって美沙は生きる石杖であり、それを受け止める美沙は広大な大地のようだった。
 
「美沙! イク! イク! イクウゥー!」
「博史! 来て! 来て! 来てえぇー!」

 正常位で美沙の奥まで入った博史は身体の中に濃厚に溜まった美沙への愛を撃ち放って尚も治まらない美沙への愛を貫かんばかりに身体を揺れ動かした。 そして揺れ動く中で美沙に自由を与えるように博迫したロープを解く博史は美沙に抱かれたかった。
 美沙は博史の願いを分かったようにその両腕でしかりと博史の背中を抱き抱えたたまま二度目の博史の愛の全てを体内に受け入れ、疲れ果ててグッタリする博史を抱いて尚も離すことはなかった。 博史は美沙の胸に頬を寄せ美沙は博史の頭をそっと抱いた。
 そして美沙の胸の中で博史はそのまま眠りしばらくして美沙はベッドから静かに出ると、愛欲に塗れた身体をシャワーで流して博史の眠るベッドに我が身を移動させた。 
 
 
「美沙! 起きろ! 行くぞ!」
「行くって何処へ……」
「参歩だよ美沙…」
「え………」

 美沙は眠そうに目を擦りながらユラユラと上半身を起こしノーブラだったことに気付いて慌てて乳房を隠して床に立って服を着る博史をそして時計を見た。 時間は朝の七時。 そして博史がカーテンを開くと勢いよく陽の光が部屋に降り注いだ。

「出かける前に用足ししとくか…」
 部屋を出て行った博史を見送りつつ辺りを見回した美沙は自分の足元に用意されていた下着と衣類を見て不思議そうな表情を浮かべながら、自分の方へと引き摺った。 
 
「まさか博ちゃんからのプレゼント…?」
 可愛いフリルが沢山ついた白いパンティーと、お揃いの白いミニスリップを見た美沙は嬉しくなって笑顔を浮かべた。 そして全裸でベッドから出た美沙はそれを身体にフィットさせると、用意されていたショコラブラウンのパンティーストッキングを下半身に密着させると、白と黒の縞々のニーソックスを履いて上半身にグレーの長袖シャツを着た。

「ちょっ♪ これ短~い♪」
 デニムのミニスカートで腰を覆った美沙は屈むと中が丸見えになりそうなことに赤面して照れながら、グレーのシャツの上に白い風防付きのスウェットを着衣した。 美沙はしばらくその形で腰をクネクネさせ短すぎるスカートに不安を覚えつつ「歩くだけならいっか…」と、自らも洗顔のために一階へ移動した。
 そして用足しを終えた博史が二階の部屋へ戻ると、前夜に美沙を可愛がった滑車や角材を両手に持って外の物置へと片付けて戻って来た。 そして洗面所で顔を洗う美沙の後に足音を忍ばせて近づくと、ミニスカート姿の美沙の足に視線を強めた博史はその視線を裏モモに移動させ、美沙が動く度にプルプルとストッキングに弾力するのを見て喉をゴクリと鳴らした。

 そして二十分後。

 美沙の後に続いて洗顔と歯磨きを終らせた博史は、玄関に鍵を掛けると美沙の手を握って歩き始め、美沙は手を握られたことに胸の奥をドキドキさせた。 

「美沙! 俺のこと愛してるか?」
 歩きながら突然言われた一言に美沙は、一瞬慌てて左側に居る博史を見て頷いた。

「俺以外の男を好きになったら許さないからな!」
 美沙の手を握る博史の手と言葉に少しだけ力がこもった。 美沙は再び前を見る博史の方を向いて無言で頷いた。

「お前は一生俺のモノだからな!」
 美沙が頷いたのを見計らうように博史は再び手と言葉に力をこめた。 そして自宅から数百メートル離れ普段通らない道に入った瞬間、博史は美沙の手を放して、左側から美沙の肩を抱き寄せた。 美沙は抱き寄せられて赤面しそれを隠すように俯いた。

「それと俺のことは今まで通り博ちゃんでいいよ… 変態みたいだからな御主人様ってのは…」
 美沙の肩を抱き寄せて歩く博史は照れていた。

「博ちゃん… 好き… 愛してるから…」
 美沙は俯いたまま左にいる博史に声を細め恥らいを肩の震えに変えた。

 博史は美沙が可愛いとばかりに再び肩を抱き寄せた。

「俺がレイプしたこと恨んでないのか?」
「博ちゃんに女に生まれて良かったって教えられたもん…」
「そうか… そうか…」
「博ちゃん… コレ… ありがとう…」
「恥かしかったよ… それ買う時… ふっ♪」
「うん… あれ?」
「ああ、子供の頃によく来たじゃんここ♪」

 話しながら歩く二人にバットが球に当たる野球の音が聞こえ、美沙はカキーンと飛ぶその音に博史に視線を向けた。 大きな原生公園の横にある高さ十メートルくらいの土手に囲まれた球場は二人の子供時代によく来ていた場所だった。
 
「よく来てたよな~ ここに…」
「うん♪ 来てたね~♪」
「爺ちゃんを真ん中に手を繋いでさ♪」
「決まって私が右側で博ちゃんが左側だったね♪」

 博史は美沙の肩を抱きながら土手のてんっぺんに続く階段を上り始めると、向こう側から大勢の社会人野球のチームの練習の声と球を打つバットの音が響いてきた。 カキーンと言う勤続パットのキレのある音に足を急がせ、二人は頂上にたどり着いた。
 土手の天辺から下を見ると二チームが練習試合をしていて威勢のいい掛け声がアチコチに響いていた。 博史は美沙の肩を抱きながら腰を下ろすところを探し辺りを見渡していたがも寒さと乾燥の所為で球場へと続く下りの芝生は乾いていて夏場のような朝露は何処にもなかった。
 博史は美沙の肩を抱いたまま土手を下って行き丁度中間あたりで足を止めると美沙の肩を抱いたままで芝生に腰を下ろそうとした。 その瞬間、美沙は慌てて博史から離れようとした。

「どうした? 美沙」
「え!? うん。 疲れてないから…」
「そんなこと言うなって♪ 昔みたいにここに腰を下ろそうぜ♪」
「え!? あ、うん。 でも…」

 博史はミニスカートの裾の辺りを見て真っ直ぐと美沙を見上げると、ニッコリと笑みを浮かべて左側に立つ美沙の左手を握って座らせようとした。

「ああんっ! 駄目ぇ! 見えちゃう! 博ちゃん駄目だってぇ~」
 困惑する美沙は左手を振り解こうとしたが、博史はガッシリと握った美沙の手を放そうとはせず、何も分からないフリして逆に座らせようと引いた。

「キャッ! ああんっ!」
 小さな悲鳴を上げて博史のところへ崩れたミサは傾斜のついた土手に両膝を突いて尻を球場側に突き出した。 そして慌てるように尻を球場とは逆側に向けて土手に斜め座りした。 するとそんな美沙に信じられないような言葉が博史から当てられた。

「体育座りしろよ… 美沙…」
「え!? そ、そんなことしたら見えちゃう!」
「見せに来たんだよここに… 大勢の大人たちに美沙の可愛らしさをさ♪」
「そ! そんな……」

 美沙は博史より少し下の位置から博史を見上げ顔を強張らせた。

「お願い… 許してぇ……」
 博史を見上げて困惑しつつ哀願する美沙に視線を合わせずに前を見詰めている博史の横にに美沙は、俯いて寄り添うように身体をピタリと張り付かせると、無言でミニスカートのまま体育座りして博史の方に左頬を乗せた。
「それでいい。 下手に恥かしがったりすればお前は変態女に見られちまう。 スカートの中を覗かれてることに気付かないフリしてたほうがいい…」
 博史は美沙を見ることなく前を向いたままで声を細めた。
「誰も私に気付きませんように………」
 美沙は瞼を閉じて祈りつつ、冷たい空気が恥かしい部分の体温を奪っていくことに羞恥心を限界に達せさせた。

 そんな状況下で博史は美沙に声を発した。

「みんなお前を見てるよ… 目を開けちゃ駄目だぞ美沙! 大人たちがお前のスカートの中を凝視してるよ♪」
 博史は目を閉じている美沙を辱めるように嘘を教え一人でニヤニヤしていたが、何も知らない美沙は顔を真っ赤にして博史の方の上に乗せた左頬を動かすことも出来なかった。
「美沙の内モモとかアソコとか想像して見てるんだろうな♪」
 博史の意地悪な嘘に美沙は無意識に体育座りする両足の間隔を狭めたが、博史は止めずに美沙に気付く大人たちがいないかレーダーを張り巡らせていたが、丁度いい具合に選手達が監督に呼ばれて全員がベンチ入りしたことでグランドは静まり返った。
「みんな練習を止めて向こう側にいる全員でお前のスカートの中をニヤニヤしてみてるよ♪」
 美沙は瞼を閉じながら顔を強張らせ微動だにせず泣きそうな息遣いを博史に聞かせたことで、博史は美沙の尻をポンと叩いて美沙を抱いてその場に立ち上がった。 美沙は瞼を開いて涙に潤む目を博史に向けた。

 博史は美沙の肩を抱いたまま土手を登ると平らな土手の道を歩いて原生林の方へと足を進めた。

「もうヤダから… 私… もうヤダから… あんなこと……」
 俯いて涙を零す美沙の顔を上げさせた博史は頬に滑った美沙の涙に舌を滑らせた。
「嘘だよ♪ 誰も見ちゃいなかったよ♪」
 涙を零す美沙に真実を告げた博史は笑みを浮かべて再び美沙の流した涙をペロリと舐め取った。
「えっ……… もおぅ………」
 恥辱に涙を流した美沙は、博史の言葉に安心感の涙へとその種類を変え、そんな美沙を安心させつつ原生林の中へと美沙を導いた博史はクシャクシャと美沙の頭を撫でた。

 美沙は右手で涙を拭くとからかわれたことに照れながらも博史に甘えるように身体をピタリとくっつけた。 そんな美沙を連れて遊歩道を少し外れた博史は辺りを見回してから歩く足を止めた。
 博史の足が止まると美沙は博史の左肩から頬を降ろして辺りを見回し心なし不安に駆られ、博史の左手を両手で抱きつくように握り閉めた。 すると博史は再びウッソウとした草木の中へ足を進め美沙は恐々と博史に歩調を合わせた。
 
「この辺でいいか…」
 博史は辺りを見回すと美沙の真正面に移動して斜屈み下から美沙を見上げると、両手で美沙のミニスカートを捲り上げた。 うろたえる美沙は辺りを見回して再び不安に駆られながら、下腹部に顔を埋めて恥かしい臭いを嗅ぐ博史に動揺した。
 美沙は辺りを慌しく見回して耳を澄ませつつ、尻を抱き寄せる博史に困惑したが、匂いを嗅ぎ続ける博史は終ることをせずに美沙の下半身からパンティーストッキハングをスルスルと膝まで降ろした。 美沙は驚いて両手で博史を制止しかけたが両手に拳を握ってその両手を引っ込めた。
 そして白いパンティーに博史の手がかかって剥ぎ降ろしかけた瞬間、美沙は「こんなとこで駄目ぇ!」と、パンティーに両手を掛けて両足を内股にした。 博史はそんな美沙を見上げて美沙に手を退けさせると、思い切りパンティーを剥し下ろした。 そして美沙に両足を開かせると、突然、美沙の恥かしい割れ目に指をニュルリと滑らせた。

「ああんっ!」
 内側に滑った博史の指は美沙に女の鳴き声を奏でさせたが、博史は滑らせたその指を美沙に見せ付けた。 オビタダシイ量の透明な液体が絡みつく博史の指に美沙は顔を真っ赤にして恥じらった。
「お前… 感じてたのか… 男達にスカートの中を覗かれていることに… こんなに濡らしやがって。 嫌らしい女だなお前…」
 博史を見下ろす美沙の前で指に絡みついた透明な液体をペロリと舐めて見せた博史はその指を口の中に入れてチュパチュパと音を立ててしゃぶって見せた。 美沙は困り顔をして全身を小さく震えさせ、パンティーを手前に引っぱる博史はパンティーの当て布に付着した透明な液体を指で絡め取るとその殆どを舐めて飲み干した。
「もういいぞ… 早く履け。 嫌らしい女だなお前…」
 美沙を味わった博史はその場で立ち上がると美沙の両頬を左手で掴んで自分に視線を重ねさせた。 美沙はスカートの中を覗かれていると思い込んで濡れていたことにこの上ない恥辱を感じ「ゴメンなさい… ゴメンなさい…」と、前に立つ博史に泣いて詫びた。
「帰ったら入れてやるよ…」
 下半身を着衣する美沙の尻にスカート越しに手を滑らせる博史は不機嫌そうに美沙から離れると、美沙の手を握って歩き始めた。 

 博史はその一件以来、家に到着するまで一言も口を聞かず、美沙は肩を抱いて貰えずそして手すらも繋いで貰えないことに悲しみに暮れていた。 だが家に到着した博史は美沙が玄関に入った瞬間、ドアに鍵を掛けると目にも止まらぬ早業で美沙の下半身を露にさせスカートを巻くり上げ美沙の上半身を下駄箱に押し付けた。

「ぅぐう! あひぃ! ああんっ!」
 美沙の両足を開かせた博史は自らも下半身を露にして、聳え立って硬くなった肉棒を美沙の中に真後から一気に挿入した。 美沙は突然中に入って来た肉棒に驚きそして下駄箱に両腕を這わして首を仰け反らせた。 美沙の身体は博史からの突然の交尾に反応するかのようにオビタダシイ量の液体を体内から溢れさせ腰振る博史の肉棒に液体を塗れさせた。
「ヌッチャクッチャヌッチャクッチャ! ニッチャピッチャヌッチャピッチャ!」
 美沙の腰に両手を当てて腰振る博史は打ち付ける美沙の柔らかい尻肉からの音よりも遥かに大きい嫌らしい陰部の音に興奮し、美沙は目を閉じて右頬を下駄箱に乗せたままヨガリ声を出せない玄関で気を抜けば放ちそうな嫌らしい声を喉に溜めた。 博史が尻を打ちつける度に尻はもとよりそこから繋がる裏モモはプルプルと弾力的に弾んで空気を揺らした。
 
 博史が美沙の中に入って更に数分が経過した頃、美沙の体内で肉棒を擦りに擦った博史は満足げに笑みを浮かべそして突然、美沙から肉棒を引き抜くと両手で美沙の尻を左右に大きく開いた! そしてその瞬間美沙は閉じていた肛門への鈍い痛みに目を大きく見開いた! 

「ズブリユウゥゥゥーーー!!」
「ハヒイィィィーーーーー!!」
「ズブズブズブウゥーーー!!」
「イヒイヒイヒイィーーー!!」

 笑みを浮かべる博史と対照的に下駄箱の上に投げ出した両手の爪を立てる美沙は、突然肛門に押し込まれた肉棒に驚きの表情を店そして閉じた口の奥歯を噛み締めた。

「痛い痛い痛あぁーーーい!!」
 美沙は背中を博史に押さえつけられながら両手で下駄箱の上を叩いて音を出し耐えられない便意と違和感と壮絶な痛みに絶叫し続けた。 そしてそんな美沙に博史は腰を前後させながら逃がすまいと美沙の背中を押し付ける力を強めた。
「おい! あんまり大声出すと近所に聞こえるぞ!! バシンッ!」
 博史は痛がって絶叫する美沙に声を荒げ左手で美沙の左尻を強く平手打ちして、窮屈な美沙の肛門に締め付けられる肉棒の快感に笑みを浮かべながらリズミカルに腰を振り続けた。 美沙は次第に暴れなくなってグッタリし、美沙の背中を押し付ける博史は右手を避けて尚も腰を振って美沙の奥に熱い精液を撃ち放った。

 下駄箱の上に残された美沙の大量の涙はキラキラと真珠のように光沢を放っていた。

「シャワー浴びてくるからな。 朝飯の支度しといてくれよ」
 美沙の中に入って出すモノを出してサッパリした博史は、下駄箱の上にグッタリする美沙に後から声を掛けてその場を立ち去り、自分をまるでモノのように扱った博史に美沙はその場で咽び泣いた。 そして痛みの残る肛門を庇いつつ、そのままトイレへと壁伝いにフラつきながら移動した。

 四十分後。 シャワーから出た博史は台所に立つ美沙を横目に見て、二階の自室に駆け上がると着替えながら前夜の形跡を見回した。 そして小さな蝋燭のカケラを見つけるたびに屑篭に一つ一つ拾って捨てながら蝋燭プレイと吊るしプレイが博史の頭に鮮明に映し出された。 美沙のヨガリ狂うからだとの声とその表情にペニスの奥をジリジリさせた。
 そして一階に降りて来た博史は焼きシャケと味噌汁の匂いに笑顔し首から提げたタオルで顔を拭いた後、自分に後姿を見せて台所に立つ美沙のニーソックスに包まれた足を凝視した。 そして待つこと一分が経過した頃、漬物を火鉢に盛り付けてテーブルに置いた美沙は博史を見ることなく御飯を入れた茶碗を博史の目の前に静から置いた。
 
「博ちゃん。 後は自分でして… 私、ちょっと二階で休んでるから…」
 尻を庇ってギコチなく歩く美沙は博史の前からゆっくりと立ち去り、ダニングは寒気がするほど静まり返り、博史は美沙を押し付けて無理矢理ファックしたアナルセックスを後悔し、二十分かけて食べ終えた食器を自分で洗って片付けた博史は足音を忍ばせて二階の自室へ移動した。 そして気がかりな美沙の様子を見ようと美沙の部屋を訪ねると、美沙はベッドにうつ伏せになってグッタリしていた。

「美沙。 ゴメンよ…」
 ベッドにうつ伏せになる美沙を真横から見下ろしながら、そのまま床に胡坐して座った博史は無意識に美沙の尻を見た。

「大丈夫だから心配しないで… さっきお薬塗ったから…」
 うつ伏せのまま博史の方へ首を回した美沙の顔の方に移動した博史は再び床に胡坐して美沙に視線を合わせた。

「もう、後はしないから… ごめん…」
 美沙の視線をスッと外して詫びた博史は直ぐに外した視線を元に戻した。 そんな博史に美沙は左手を伸ばし博史は美沙の手に自分の手を重ねた。
 博史は美沙の額にキスをすると名残惜しそうに美沙の部屋を出ようとした瞬間、美沙に呼び止められた。

「博ちゃん! 抱いて欲しいの… 私を味わって欲しい…」
 美沙に呼び止められた博史は美沙を振り返ると、心配そうな表情を美沙に送ったが、美沙はニッコリと笑みを浮かべるとニーソックスを脱ぎ捨てベッドの上に体育座りしてスカートの中を見せた。
 博史は美沙の取った行動に不安を覚えつつもショコラブラウンのパンストに透けて見える白いパンティーとその上を上下に這うパンストのシームに見入った。 そんな博史の視線をスカートの中に感じる美沙はシャツを脱いでミニスリップのレースの下の乳房をプルプルと揺らして見せた。

「美沙! 美沙! 美沙!」
 興奮した博史は美沙を仰向けにミニスリップの肩紐を両側下げてプリプリと揺れる乳房に貪りつきながら、パンストに包まれた美沙の太ももを触手し始めた。 美沙は首を横に振って狂おしい表情をして瞼を閉じ吸われる乳首の快感に身悶えして喘ぎ声を奏でた。 
 そしてパンストの上から滑らされる五本の指のタッチに腰をヒクヒクさせてベッドシーツを鷲掴みして悶えた。 博史はストッキング越しの太ももの弾力を指の腹で確かめつそのスリスリ感に酔い痴れ外側から持ち上げた裏モモの質感を楽しんだ。


 その頃、美沙も博史も知らない街外れの豪邸の中の一室で、美沙から貰ったラブレターを読み返しながら硬くなった肉棒を大人の女にシャブらせる美沙の藤堂洋平(せんぱい)がいた。 紫のロングスリットの入ったドレスを身に纏い斜屈んだ女の両足を包む黒いガーターストッキングが妖しい光沢を放っていた。
 フカフカのソファーに腰を落ち着ける藤堂洋平は、美沙から貰ったラブレターの中に美沙の顔を思い浮かべ「そろそろ頃合か…」と、笑みを浮かべ眼下で首を前後に振る女の黒髪の揺れを目で追いつつ、ネットリとした体液を女の口の中に撃ち放った。 女は口の中に放たれた体液を口からティシューの中に吐き出すと、後退りしと立ち上がり一礼して部屋を出て行った。
 そして残された藤堂洋平は自らの両側に立っている黒いスリーシンワンに同色のガーターストッキングとヒールを履いた美形の大人の女のうち、右側に起っている女の尻を「ポンッ!」と、軽く叩いて再び縮みかけた肉棒を目の前でシャブらせた。 そして左側に立つ美形の大人の女の尻を黒いスキャンティーの上からスリスリと触り滑らせ女の陰部に到達させた。
 藤堂洋平の肉棒の先は高校三年生とは思えない程に黒光りしていて時折、女の口の隙間から見えるピンクの舌先を一層鮮やかなピンク色に見せた。 素人ではないであろう女をも魅了する黒光りした藤堂洋平の肉棒は爽やかな容姿を見せる彼に相応しくない一部分であった。 女を何十、何百人擦り続けた結果の黒光りだった。
    
 
「博ちゃんー! お願い縛って! 私を後手に縛ってぇー! ストッキングを破ってえぇー!」
 パンティーストッキング越しに美沙は陰部を指で擦られるとジリジリと伝わる快感(しげき)に狂おしそうに自らを縛るように博史に放った。 博史は突然の美沙からの哀願に辺りを見回し壁とベットの間に放置されたロープを拾い上げ美沙を後手に縛り上げ再び愛欲を続けた。 美沙は後手に縛られ博史からの愛欲に首を左右に振って乳房をプルフルと震わせ陰部へのパンスト越しの刺激に悶えし、乳房を吸う博史の手が美沙の下半身を包むパンティーストッキングに爪を立てて伝線させた瞬間、美沙は激しく興奮して喘ぎ声を高らかに部屋の中に充満させた。
 美沙に刺激されたように興奮する博史は両手で美沙の下半身にフィットするショコラブラウンのパンティーストッキングを両手で掻き毟り、まるでレイプシーンのように美沙を辱め伝線した箇所から露出した美沙の太ももにムシャブリ付いた。 そして痛い程にムシャブリつく博史の唇と舌に顔を顰めつつも連続して「気持ちいい! 気持ちいいぃー!」と、甲高い声を博史に聞かせた。 博史は太ももにムシャブリつきながらもパンティーストッキングを電線させ続け、美沙の肌を露出させながら自らの唇を露出させた箇所に吸いつかせ舌を滑りまわした。
 そしてボロボロになったパンティーストッキングを両手で引き千切った博史は、グッショリと濡れて重みのある白いフリルのパンティーを左足からのみ剥ぎ取って右膝に引っ掛けたまま美沙の両足を開き、目の前の美沙の恥かしい部分を左右に開いて中のピンク色した生肉に舌を押し付けて滑らせて味わった。 美沙は腰をガクガクと振って乳房をブルンブルンと揺らし両足の筋肉を硬直させ全身を痙攣させてヨガリ声を連発させた。 博史は額に汗を浮き立たせつつ夢中になって美沙の生肉にムシャブリ付き溢れる愛液を飲んだ。
 
「気持ちいいぃ! 気持ちいいいいいぃー!! ああああーーーーん!!」
 全身を小刻みに震わせて悲鳴のごとく鳴き声を上げる美沙にベッドはガタガタと床を叩いて音を鳴らすも、博史は振り落とされまいと質量のある太ももを左右から抱いて美沙の生肉の奥へと舌を滑り込ませた。 美沙は狂ったように乱れに乱れ博史はその乱れに吸い寄せられるように汗だくになって美沙を乱れ舐め、我慢の限界とばなりに片手で下半身を露出させた博史は聳え立つ肉棒から愛液を滴らせながら美沙の中へと挿入した。

「ズブリユウウゥゥーーー!!」
「アヒイイィィーーーーー!!」

 博史の肉棒が美沙の中に入った瞬間、美沙は限界まで仰け反って声を裏返し喜びの鳴き声を博史にそして部屋の隅々に聞かせた。

「もっと! もっと突いてえぇ! もっと突いてえぇ! メチャメチャにしてえぇぇー!!」
 裏返った甲高い声に導かれるように博史は夢中で熟した美沙の体内の肉棒を前後させ、肉棒の根元まで奥深く突いて突いて突き捲った。 だが既に完熟していた博史は美沙の哀願を聞き入れられる状態ではなく、更に一分が経過した辺りで美沙にイクことを伝えた。 美沙は「嫌あぁぁーーん!」と、泣き出しそうな声を上げて無意識に膣に力を入れた瞬間! 博史は凄まじい射精欲にかられ美沙から抜き出した肉棒を美沙の顔に向けて熱い液体を撃ち放った。 

「あああああんっーー!!」
「ピチャピチャピチャ!!」

 美沙は博史の撃ち放った体液を顔で受け止めつつ、ドルゥドゥルと滑り流れる液体を開いた口の中に導き飲み込んで直ぐに博史に涙声を放った。

「もう一度! もう一度してえぇー!!」
 博史は美沙の変貌に驚いてオロオロして縮み始めた肉棒を硬くしようと扱き始めたが肉棒はドンドン小さくなって博史の言うことを聞かなかった。 すると再び美沙から博史に向けて声を放たれた。

「箪笥の四番目の奥! 四番目の奥にいぃー! お願い! 早く! 急いでえぇー!!」
 博史は美沙に言われた箪笥の四番目の引き出しを膝たちして引くと、タオルに包まれた硬い何かを見つけた。 そしてそれを取り出して中を見ると黒光りする擬似ペニスだったことに目を丸くして美沙と擬似ペニスを見往復させた。 そして気がつけば博史はその黒い擬似ペニスを握って美沙の中に入れて前後させ美沙の悶絶の表情に官能していた。 美沙は体内で擦り動く擬似ペニスに絶叫にも似たヨガリ声を連発させ全身を痙攣させた。

「イク! イクイクイクウゥーーー!!」
「ああああああーーーーーーーん!!!」

 顔を真っ赤に染めてまるで赤ん坊でも生むかのような顔色になった美沙は全身をヒクヒク小刻みに振動させて首と腰を限界まで仰け反らせた瞬間、ピタリとその全ての動きを停止し部屋の中は静まり返った。 そして一分が経過した頃、上に持ち上げて開いた両足を静かにシーツの上に落とした美沙が失神していることに博史は気がついた。 博史は美沙から擬似ペニスを引き抜くと鼻先に近づけて匂いを嗅ぎそして擬似ペニスを自らの口に入れるとヌルヌルして絡みついた液体を舐めて飲み込んだ。
 静まり返った部屋の中、美沙の失神前の変貌に唖然としている博史は美沙の右足からボロボロに破れたパンストと絡みついた白いパンティーを脱がせると、顔を埋めそしてパンティーに舌を滑らせ味わった。 そしてその音だけが静まり返った部屋に漂う唯一の音だった。 そして博史は美沙をエクスタシーへと導いた黒い擬似ペニスを見詰め「何故こんなものが…」と、他には無いかと引き出しの中を調べ初めて数分。 突然後から「他には無いよ♪ うふふふ~♪」と、可愛い声で笑う美沙の声にドキッとした。

「博ちゃんの所為だよ♪ そんなものに興味持ったのはね♪」
 博史は起き上がって恥らうように斜め座りして陰部を隠した美沙の前で黒い擬似ペニスと美沙を見往復し、薄笑みを浮かべて小さく二度頷くと突然、美沙をベッドに押し倒して馬乗りになった。 そして真下に美沙を見た博史は両手を前に差し出すと、その手の指を美沙の脇腹に滑らせた。

「キャッハハハハ♪ アヒャヒャヒャヒャ♪ やめ! やめてぇ! イッヒャヒャヒャヒャ♪ アヒ♪ アヒ♪ アヒ♪ アヒイィィー♪」
 後手に縛られたままの美沙は博史にくすぐりの刑を浴びせられ甲高い裏声てせ暴れに暴れて笑い声を部屋の中に響かせた。 博史の両手は脇腹に止まらず腹部から足の裏にも及び美沙は涙を流して大笑いした。 だがそんな美沙を見ているうちに博史は美沙の身体に激しいエロチシズムを感じブラブラしていたモノを硬く聳えさせた。

「美沙! 美沙美沙美沙!!」
 美沙の中に入った博史は真下でヨガリ悶える美沙の表情を見ながら腰を力強く前後させ続けた。 

 それから三十分後。 美沙は博史の腕の中で二度目のエクスタシーに達し解かれた両腕でしっかりと博史を下から抱いて体位を上下入れ替えると博史の胸に頬寄せて甘え博史に頭を撫でられ時間を経過させた。 れから一時間後、二人は風呂を沸かして風呂場で尚も愛し合い互いの体液を交換するように喉に流し込んだ。
 風呂から出た二人は遅めの昼食をパンで済ませクタクタの身体を休めるように手を繋いだまま一つのベッドで寄り添って眠り、次に目を覚ましたのは帰宅した両親の声で目覚めた時だった。 二階から美沙を先頭に階段を下りる博史は窓から入る太陽が黄色く見える現象を伴いつつ元気に両親を出迎えた。
 
 
 そして翌日の月曜日。 美沙はいつも通りにラーラー服姿に黒いタイツに白いソックス姿で高校に行き博史もまた、学生服姿でフラフラと眠そうに中学に辿りついた。 そんな二人のうちに美沙の耳に友人の女子達から噂話を聞かされた。

「ねえねえねえ! 聞いた? 三年の藤堂さん! 女子を妊娠させたんだって! それもうちの子だけじゃなくて他校の子までその数がビックリ仰天♪ 六人だってさ♪ まあ、あれだけモテモテの藤堂さんだから仕方ないちゃー仕方ないんだけどね! 何でもラブレターを自分からくれた子だけに中出ししてたらしいんだわぁ~♪ まあ、自分から告白しちゃったら、流石に中だしされてもねぇ♪ 女の子だって断れないし♪ てか、抱き寄せられただけで藤堂さん相手なら誰でもウットリしちやうわよねえ~♪ 何でも、藤堂さん本人が言うには、自分から告白してわざわざ抱いてやったのに、妊娠したから責任とれったって言われても困るって女の子とその両親に言っちゃったらしいんだわ♪ それで、女の子達の両親が弁護士つけて話しは大事になったらしいんだわ♪ あんな男に引っ掛かったら一生終わりだったかもねぇ~♪ それでさ、何でも転校するらしいよ彼♪ まあ、惜しい気もするけどハッキリ言って女の敵ってところだしね♪ アンタも引っ掛からなくて良かったよ~♪」
 
 美沙は友人の話しに耳を疑いながらも、藤堂(せんぱい)にラブレターを渡していたことを友人には伏せながら、マシンガンのように話す友人の声に聞き入っていた。 そしてラブレターを渡したことを後悔しつつも、今となっては余りにも大きい博史の存在に「藤堂(せんぱい)が消えてくれて丁度良かった~♪ でも、博史とのことが無かったら私は何度も藤堂(せんぱい)に返事を聞きに行ってたんだな… もしかしたらその時に藤堂(せんぱい)に処女を……」と、心の中で不安視しつつ安堵していたが、学校の帰りに足取り軽い美沙に後ろから突然、声が掛けられた。

「あの! 博史くんのお姉さんですよね? 僕、博史くんと同級の山田です♪ 僕のこと覚えてますか?」
「ああー♪ あの山田君!? ビックリしたあー♪ 大きくなってー♪」
「ああ、いや♪ 博史くんも一緒ですから♪」
「あは♪ ごめんなさーい♪ そうだったそうだった♪」
「実は、まあ来年は三年だから仕方ないって言えば仕方ないんですが、博史くん野球止めちゃったんですけど…」

 博史と同級生で少年野球時代からの親友の山田に声を掛けられた美沙は思いがけないことを山田の口から知らされた。

「ええ!? 藤堂さんて私の高校の!?」
「ええ。 僕らが少年野球の時代から一緒で、今でも偶に中学へ教えに来てたんですが、何か事情があるらしくて他校に移るらしくて…」
「ねえ! 博史は? 博史も藤堂くんのことは当然知ってるわよね?」
「ええ。 知るも何も博史が一番可愛がられてましたからねと藤堂コーチには… ただ女癖が悪くって博史はコーチをあんまり好きでは…」
「え? 女癖?」
「クラブに教えに来る時、いつも別の彼女連れて来てたし… 博史はああ見えて硬派ですからね♪ 許せないんですよコーチが…」
「ねえ! 博史が野球を止めたのっていつのこと?」
「えっと、確か二週間まではいってないかな~ 練習が終った後でコーチが博史に何か話してたのが最後だから」
「二週間より少し前?」
「そうです。 そんなくらいです」
「ねえ、何の話しだったか分かる?」
「全部は知らないんですが話し終えた後に博史に聞いたら姉ちゃんのことってっ言ってたんですよ」
「え!? 私のこと!?」
「それっきり退部届け出しちゃったんで…」

 博史の同級生の山田は藤堂(せんぱい)が見にこられないから博史に後輩を偶に見てやってくれないかと頼んだものの、断られたことで何とかならないかと言う思いで美沙に頼みに来たらしかった。 だが美沙が藤堂(せんぱい)にラブレターで告白した日の翌日には藤堂は何かを博史に話し、そして博史はその何かのために野球を捨て藤堂と疎遠したのだろうと考え始めた。 美沙は帰宅途中で山田と別れて一人歩きながら指折りしてこの二週間の出来事をオサライし、今まで自分の帰宅よりも早く帰ったことのない博史が美沙の使用済みの下着でマスターベーションしてたことを振り返り、博史が何故に部屋のドアを開けてしていたのかと言う疑問に打ち当たった。 そして美沙が博史に襲われた日に母親がパートに出る曜日だったのは偶然だったのか、まさか博史の意図的なものだったのではないだろうかと顔色を青ざめさせていった。
 自分が藤堂にラブレターを渡したことで、博史にそのことが藤堂の口から知れたのだと仮定した美沙は、母親のパートの日を選んでわざと部屋のドアを開いて美沙の使用済みの下着でマスターベーションしそれを美沙に見せ、美沙をレイプする口実を作ったのではないかと考えたが、美沙は博史の自分に対する愛は本物だと信じたかったことで全ての仮説を打ち消した。
 だが、山田同様に藤堂の女癖の悪さを事前に知っていた博史なら、美沙が藤堂にラブレターを出し告白したことが解れば絶対にそれを阻止してくるかも知れないと、打ち消した仮説を再び重ねて見た。 そして考えているうちに美沙は駆け足で家に向かっていた。 そんなはずわない。 そんな場かなことがあるはずない。 博ちゃんは私を愛してるって言った。 美沙は泣きそうな顔して家への道のりを駆け足し続けた。

「博ちゃん! 博ちゃん!!」
 帰宅と同時に二階の博史の部屋へ駆け込んだ美沙は激しい不安に駆られ博史の姿を探して再び一階へと降りて来た。 そして先に帰って台所の母親の良子に博史のことを尋ねた。 だがその瞬間、美沙はとんでもないこと耳にした。

「お母さん! 博史は何処!? ねえ!! 博ちゃんは何処!!」
「え!? 博ちゃんて誰!?」
「何を言ってのよおう! 弟の博史でしょう!!」
「あはっ♪ どうしちゃったのよおう美沙~♪ うちの子は貴女だけでしょうに♪ まったく夢でも見てたの?」
「夢!? 私は学校から戻ったところよ! されよりフザけないで博史は何処なの!」
「美沙ちゃん! いい加減にしなさい♪ 冗談でも度が過ぎてるわよ♪ 大体何処にそんな子が居るの~?」
「何処って二階の私の隣りに居るじゃないのおーー!」
「二階? 二階のアンタの隣りには死んだ御爺ちゃんの机だの何だのがあるだけでしょう♪」
「もおいい!! もう一度二階に行ってくるよ!!」

 台所の居た母親の良子と話しのかみ合わない美沙は頭に来たとばかりに博史の部屋へと移動した。 そして呆然とした。 

「何これ…… そ、そんな! そんな馬鹿な……」
 
 そこに見たモノは使われていそうにない大昔の木で出来た古い机と時代を感じさせる箪笥と、御爺ちゃんに抱かれて笑顔する美沙の映った写真立てがあるだけの部屋だった。 美沙はキツネに抓まれたように呆然とその光景を眼にしていた。 そして後から来た母親の良子が美沙に「博史って御爺ちゃんの名前だけど夢でも見たのね♪ 私とお父さんが留守してる間、寂しかったのね美沙ちゃん♪ だから夢を見たんだわ♪ 御爺ちゃんは大の美沙ちゃんの仲良しだったもんね♪ 本当は美沙も御爺ちゃんの法事に来て欲しかったんだけどね、アンタも勉強で疲れてるだろうってお父さんが気遣ってくれて♪」と、御爺ちゃんと美沙の写真立てを手にした母親の良子は懐かしむように優しい声で語り聞かせると、再び一階へと降りて行った。
 だが、それでも納得の出来ない美沙は帰宅途中に出会った山田と言う博史の同級生を探しに博史が通っていた中学へ翌日足を運んで知っている先生を頼りに確認したものの、山田と言う中学二年の男子生徒は在籍していなかった。 だが、山田と言う生徒が話していた藤堂(せんぱい)が野球部に指導に来ていたことは間違いなかった。 美沙は心ここに在らずと言う顔して帰宅して尚も弟の博史に会いたいと、御爺ちゃんの写真の前で床に崩れて泣いた。 そしてフッと思い出したロープで自分が吊るされていた天袋と箪笥の間。 美沙は椅子を持って箪笥の天辺を見た瞬間! 自分に起きていたことが夢ではなかったと確信した。 美沙は藤堂にオモチャにされかかった自分を御爺ちゃんが助けに来たのだと御爺ちゃんの写真に手を合わせた。
 そしてそれから数年後、大学を出てOLとなった美沙は社内で知り合った男性と恋に落ち、無くしたと思っていた純血を相手に捧げ目出度く結婚し、相手の男性も美沙の処女の存在に感動したようだった。 そしてその相手の名前もまた偶然の一致かそれとも博史の悪戯か博史と言う名前だった。 そして父親から美沙は御爺ちゃんは物凄いダンディーで洒落男だったと聞かされた。 



【完結】  

河野博史と姉の美沙

河野博史と姉の美沙

  • 小説
  • 中編
  • 青春
  • 恋愛
  • コメディ
  • 成人向け
  • 強い暴力的表現
  • 強い性的表現
  • 強い反社会的表現
  • 強い言語・思想的表現
更新日
登録日
2013-12-09

Copyrighted
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