短編
終わりのない物語たち。
手紙。
老いた男性「
これは手紙です。誰に届くかもわからない。でも、私はこ
の世界で生きています。
せみの声が聞こえると、夏場で同じ温度でも暑く感じるの
か汗が出てしまいます。貴方はそんなこと感じたことはな
いですか?私だけではないと思っています。もしこの手紙
が届いてくれたらみんなに聞いて欲しいのです。わたしは
すすきが好きなのですが、枯れすすきとのイメージとはは
き違えるほどに、すすきは生命力があるのです。私はもう
だめかもしれないから、これを見てくれた人に感謝を。
」
ピラッ
若い女性「ベランダに...何かしら...この手紙を描いた
人はきっと、幸せだったんだろうね。安らかに。」
私へ。
マイナスにマイナスを掛けるとプラスになるように、嘘に嘘を掛けると本当になるわけではないのが現実です。
君はなんのために生きている。それを見つけることができれば、あなたはもう、自分の人生を楽しんでいると言えるでしょう。
大切な何かのためでいい。君は君のためでもいい。
それでいい。
蒼い空に君は何を見る。鳥、雲、何でもいい。
こんな綺麗な景色、言葉を描いている私にも、悩み事はたくさんある。けど、それすら、小さく見えてしまうぐらい、生きることとは、大きなことなのである。
悩み事があるなら誰かに打ち明ければいい。誰もいないなら私が聞いてあげる。
何かの役に立ちたいんだ。
わたしの人生を楽しむために、あなたの人生を楽しませるために。
そのままに。
私は私のままに
思い描くように
今を生きている。
君は君のままで
自分が思うように
ずっと生きていけばいい。
誰かは誰かのために
それがいいと思うなら
そうやって生きればいい。
めんどくさい。
明日、明後日、明々後日。
こんな日がいつまで続くのだろう。
次の日、その次の日、また次の日。
いつまで続けばいいのだろう。
誰か、変えてくれるのかな。
自分でしなきゃいけないってのはわかってる。
けど、めんどくさいんだなぁ。
僕は、ダメ人間だ。何もできない、何も変えれない。
自分だって変えられない。
だって、めんどくさいんだもの。
誰かに、お前はダメ人間だ。と言われても変われる気がしない。
誰か、私を変えてよ。(笑)
ねぇ、誰か。(笑)
これを本気にして、助けてくれるのは、あなたが決めていい。
だって私はめんどくさいんだもの。
最悪のさようなら。
さよならをいう前に君に聞きたいことがある。
さよならをいう前に君に伝えたいことがある。
さよならをいう前に君としたかったことがある。
けど、私は君にさよならを告げないといけない。
聞きたいこと、伝えたいこと、したいことがあるのに、君と私は別れなければならない。
雪が降っている。
まるで、私の心を真っ白にしてくれるかの様に。
君は私のために、別れを言うために、君はいま、
泣いている。
「私じゃだめなの。」
君は泣きながら僕に話す。
その理由を知りたかった。聞きたかった。
けど、君の涙には逆らえなかった。
私は、
「・・・私は・・・君のこと・・・いや、何でもない。」
何も言えなかった。
ただ一言、伝えた。
「本当にありがとう。」
この言葉はあの時、あの場所にふさわしい言葉だったのか。正直、今でもわからない。
私はあなたに問いたいのだ。
この気持ちを何といえば良いのだろう。
ここはここ。
ここはただ佇むビルがある場所。
どこもかしこも佇んでいる。
ここはここ。
いつか願いは叶う。きっとすぐ。きっとすぐ。
時をまて、まて、待つんだ。
その日が来るまで努力をし続けろ。
耐えて、耐えて、耐えるんだ。
ここは何もない、ただ山があるだけの、ただの田舎。
それでもまて、待って、待つんだ。
自分の努力を惜しむな。
ときを、ときを待つんだ。
その一瞬かもしれない時を、まて。
何もできない。
何もできないことをどうにかしたいと思うことは人生で二回目だ。
一回目はある人と遠距離恋愛というものをしていて、別れを告げられたときだ。
この時、私は実に無力なんだなと思った。
二回目は今起こっている。
本来ならば今いる場所から別の場所に行くはずだった。
けれど、他人の色々な複雑な事情が入って、僕は最低でも一年はここにいなくちゃならない。
他人のせいで、新たな一歩が踏み出せなくなってしまった。
恨みたい。
憎みたい。
いくらそう思っても現実は変わらないものなのだ。
僕は無力でほかの人に何の影響も与えることができない。
僕はこう誓った。
こんな人間には絶対になりたくないなと。
あどうあがこうが現実は変わらない。
どうあがこうが、過去はもう取り返せない。
自分の未来だけでも、自分が満足するような生き方をしたい。
短編