年に一度のお楽しみ
ボージョレ・ヌーボー解禁
近年、若い人たちの間でワインがブームになっているらしい。
ワインの醸造の見学からワインの試飲までできるワイナリーツアーも人気を博している。
山梨県勝沼市ではワイナリー巡りという企画を行っているようだ。
ワインタクシーを利用し、3,000円で4箇所のワイナリーを見学できるだけでなく、500円かかる試飲も無料で楽しむことができる。
当然タクシー代はツアー代に含まれるため、無料だし、飲酒運転の心配もないので気軽にワイナリー巡りができるとかなり注目のサービスのようだ。
かつてはワインは高級な醸造酒という位置づけだっただろう。
それこそ、年代物のビンテージワインを味わうのが通と言われていた時代もあったくらいだ。
だが、今やワインは気軽に買えるし、普通に家庭でも飲まれる食卓酒として定着してきたように思う。
家で気軽に飲むアルコール飲料といえば誰もがビールを連想するのは必然だろう。
だが、ビールの消費量は年々減少の傾向にある。
発泡酒や第三のビールが出てきたことにより、消費者がどれを選ぶかというのも大きいかもしれないが。
そんなビールの消費量とは逆に、ワインは年々消費量が増えているようだ。
高級な店でソムリエと話しながらグラスワインを注文するというスタイルは過去と言ってもいいかもしれない。
安くて味のいいワインが多々流通するようになり、好きなワインを好きな値段で楽しむことが、今、ワインが多く飲まれるようになった理由ではないだろうか。
ソムリエのような専門知識はなくても、ある程度ワインの知識がある人も結構多い。
海外では当たり前のように食前酒などで飲まれているワインが、日本でもごく普通に飲まれるアルコール飲料として浸透してきたというのも納得だ。
ワインと一口に言ってもいくつか種類がある。
一般的なのがスティルワイン、いわゆる1番スタンダードなワイン。
パーティーなどでよく好まれるのが発砲タイプのスパークリングワインだろう。
地域密着的なワインといえばカナダのアイスワインだろう。
ワインとは思えない甘さが特徴と言える。
だが、やはり秋になると注目される世界的に有名なワインといえばボージョレ・ヌーボー。
毎年11月の第3木曜が解禁日で、毎年解禁の時期になると葡萄の出来から何から全てが話題になる。
ワイン好きな人には待ちきれない年に1度のお楽しみがボージョレ・ヌーボー。
勿論ワインが好きではない人でもつい気になる話題である。
今年の出来は、味がしっかりとしたボージョレで、酸味と果実の味のバランスが取れているそうだ。
万人受けする味らしいので、ワインを普段あまり飲まない人でも美味しく飲めるボージョレということだろう。
ここまで書いてきたが、実は私はお酒は全く飲めない。
お猪口一杯分でももう体が火照る状態で、完全に回っている。
奈良の有名なお漬物である奈良漬も3切れも食べればかなりふらふら状態。
しかし、タチが悪いことにお酒が飲めないにも関わらず、顔に出ない。
飲み会はそういう意味でかなり怖い。
ワインブームの昨今だが、やはり私の中の飲料のブームはノンカフェインのお茶やハーブティーなのだ。
これからはあたたかい飲み物が美味しいので、ティーパックを頻繁に買うことになるだろう。
年に一度のお楽しみ