- 狂愛 -
狂った愛を書きたかったのです。束縛をテーマにしてみました。
ちょっとだけどころかまぁまぁえろっちぃです。 藁
喘ぎ声とかえろっちぃ効果音とか書けないお(´・ω・` )((
みーんみんみんみん…
「 …暑いねー 」
「 だよなぁ…てかこんな暑かったら溶けるっつーの 」
夏の獣が啼く。
自分の片割れ即ち相手を探して啼く。
自分が居た事を形に残す為に。
それが獣達の唯一の存在理由。
「 うあー…アイス食べたぁーい 」
「 買いに行くか? 」
獣は常に啼く。
例え喉が潰れようとも。
声が出なくなろうとも。
それでも獣は啼く。
「 翔哉のおごりでね 」
「 ざけんな 」
獣の生存期間は人間の生存期間のわずか一つまみ。
しかもそのほとんどは土の中。
獣に与えられた猶予は指折って数える事が出来る程。
そんな夢も希望も無い話。
「 それより川行かない? 」
「 アイスどーなった。まぁいいけど。 」
獣が啼く。啼く。啼く。
しかし本当は、残酷な現実にいつも追い詰められて、
相手が見つからない焦りに急かされて、
自分が居た形が跡形もなく消えてしまう不安に押し潰されそうになって、
泣いているのかもしれない。
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「 でねーお母さんがそのままこけて私、お茶まみれ。 」
「 ぶはっおばさん大丈夫だったのかよ? 」
そんな夏の獣と同じく
人間も愛に飢えている。
「 うん大丈夫だったのははっ やば思い出し笑いっ あ、後ね」
「 海帆ートイレ行こー 」
片割れが居ない者は獣とは異なる手段で必死に探す。
「必要ない」と言い張っている者も、実は心の何処かで探している。
「 あ、うーんおっけーっ んじゃっまた後でねっ 」
「 …おう 」
逆に片割れが居る者はその片割れを離すまいと必死でその手を掴む。
離すものかと。野獣の様に強くその手を掴む。
「 おーい海帆ー… 」
「 ぅえっ!?マジかよそれぇーっ 」
「 マジマジっ!もーホントビックリしちゃったよー 」
しかしその愛は時に愛に飢える者に人間を変えてしまい、
清らかで美しい愛を重く、苦く、強い欲。
ギリッ…
『束縛』へと変貌させるのです。
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どさっ
「 きゃっ! 」
ぐいっ
「 むぐっ 」
束縛とは残酷なもので。
それに憑かれると厄介で。
人格諸共変えてしまう。
くちゅ…
「 ん…っ ぱはぁっ! はぁ…はぁ…ちょっしょう やぁっ 」
ぐっ
「 あぁ…っ やぁっ だぁっ! 」
そんな束縛という名の悪魔に憑かれた少年は
片割れの少女を感情だけで壊してゆく。
少女は抗い抵抗する。体中の全ての力以上の力を出して拒む。
ぐちゅ…っ
びくんっ!
「 やああっ!ああぁ!やだあっ!! 」
ちゅく…
しかし少女はか弱く、少年の力に勝てるわけもなく
少女の中に少年の嫉妬の種が入る。
少女は泣き叫ぶ。哀れな姿になりながらも最後の抵抗を続ける。
「 うぁ…あぁ…あああ…っ 」
ずっ
「 …っ!? や…あぁ…あああっ! 」
ぐいっ!
少女は唸り声に似た泣き声で泣く。
「やめて」と心で叫びながら。
しかしそんな願いも虚しく
少年の本体が少女の中へと挿さる。
「 うあああっ!やあっ!!あああっ! 」
ずくっ ずぶっ ぐちゃっ
「 やめっ!やあっ!!翔哉ああああっ!! 」
「 ………ど…して… 」
叫ぶ。叫ぶ。叫ぶ。
最早叫ぶことしかできなくなった少女。
それでも抗い続ける。
そして少年も少女に主張する。
「 どうして受け入れてくれないんだよおっ!! 」
「 どうして…っ俺だけこんな嫉妬ばっかりしなくちゃいけねぇんだよ…っ! なぁっ!! 」
「 ……翔哉… 」
この世の恋愛とは残酷なもので
互いが幸せでも、すぐにどちらかが、或いは誰かが不幸になる。
永遠に幸せな重いなんて続くわけがなくて、
それでももがいてもがいてもがき続けて
また幸せを手に入れる。
それの繰り返しなのだ。
この世界で最もくだらない恋愛は。
- END -
- 狂愛 -
翔哉の嫉妬深さ 藁
恐ろしいよなんかっ!((
結構シリアスな感じになりました。お互い可哀相だ。
私自身束縛されるのがスキなんですよとかどーでもいーことゆってみるん 藁
あれですよ。束縛する男子はそれだけ彼女のことが大事なんですよ。
そんな愛されるだなんて素敵じゃあないかっ!!((
そして今まで一番駄文。