純粋な学園物だと思ったらこんなことになるなんて・・ 

第4話ですお

   第4話 見えた!し、白だったのか!
      YSO=ヴェルクマイスター
 前回の最後で「奏摩は努涼裕香を侮っていた」と書いたが・・・
「コイツ暴れるな!・・・!?」
取り押さえていたはずの裕香が目の前から消えていた、と思ったら次の瞬間蒼音が捉えた。
はっきりいって信じられなかった。蒼音は常日頃からまったりしてる性格だ、
今日はいろいろあったからそんな印象は読者に与えていないだろうがおっとり属性80%くらいあるんだ。
ちなみに俺の目では捉えられなかった。俺の目の前には努涼裕香が気絶している、
あとさっき頭が地面に当たったときものすごい音がしたけど大丈夫だろうか。
「ふう、これで奏ちゃんの人生終わらずにすむね♪」
「あ、ああそうだな。」
つい生返事をしてしまう。それほど俺にとってはありえない事だった、
あと追記させてもらうと奏摩は侮っていたけど蒼音は侮っていなかったから捕まえれたってオチだろう。
数10分後
「う、うぅん?」
俺たち二人だけの騒動の張本人が目覚めたようだ。そして今頃になって気づいた。
「あ、縛りプ○イ出来たじゃん。」
「なにいってんのよバカ。」
蒼音が頭を叩くのを見切って俺は回避行動に移った。
「キャッ!」
派手に前倒れに転んだ。後ついでに見えた。何が見えたかは倒れ方で察してくれ。あと白だったカラーは作者の趣味だ。
それにしてもさっき裕香を捉えたヤツだとは到底思えないトロかった。まあ置いといて。
「おい努涼。」
「な、何かな」
俺は手を差し出す。
「んーとその手はなんでございましょうか?
何故か変な答え方をする(現代的に言えば日本語でおk?)裕香に、
「写真だよ写真今から消去するからカメラ貸せ!」
裕香は、少し戸惑った末、
「仕方ないかぁ」
カメラを差し出した。今の状況で逃げることは不可能とよんだんだろう。
「それでいいんだよ」
俺が手を伸ばしてカメラに触れる瞬間、
「だが断る!」
そのセリフと共に俺は宙に浮いていた。そして後頭部を打った。
こかされたと気づいたのは数秒後だった。ドアに向かって走っていく裕香を蒼音が追った。
ドアに近かった蒼音が先にドアの前に立つ。
「仕方ないか・・暴力は嫌なんだけどなあ。」
そうツイートした裕香は、いきなりジャンプ→ドロップキックのコンボを繰り出した!
「蒼音!あぶなっ・・・」
だが蒼音は動じることなく裕香の靴の裏面を手で押さえて受け流した!
そのまま裕香がドアに蹴りをブチかます状況になる。
しかし裕香はドアに足があたると同時にドアを踏み台のように利用して蒼音の方にダイブ、
そしてそのまま空中からタックルを食らわせようとした、が、蒼音が横にステップを踏んで回避。
蒼音からしたら空中からタックルを食らわせようとした裕香は自分の前を横切って飛んでいく形になり、
蒼音がそのまま膝を打ち上げる。
鈍い音と共に裕香の腹にクリーンヒットまたしても気絶、
出来事を一言で表すと、ドロップキック→回避→ドアを蹴って空中タックル→回避と共に膝上げ
。たったコレだけのことだから数秒の間だった。そして俺は言った。
「膝打ちとかえげつねえ。」
「あは♪」
一瞬蒼音が悪魔に見えたが気のせいだろう、うんそもそもバトル物になりかけたことにびっくりだよ。
俺は気絶してる間にカメラから写真を削除した。よく考えたら一回目に捕らえたときにこれをしとけば良かった。
もう裕香に用はないので保健室で寝かせに行く最中に気づいた。
「そういや学校来た直後の出来事だから授業をサボったことになる・・と」
そういや放課後とかの出来事じゃなかったわ。「蒼音、授業どうする?」
「なにいってるの奏ちゃん、今日は始業式だから授業ないよ♪」
そういえばそうだった。今ならまだ間に合うかもしれないと信じて俺たちは始業式が始まる体育館に向かった。
(作者・・・始業式に間に合うシナリオに次回書いてくれ!)
作者「やだ、断る♪」
どうやら俺たちを干渉してる人はひどい人見たいだなやれやれ、てか結局題名の部分って一文くらいしかないじゃん

純粋な学園物だと思ったらこんなことになるなんて・・ 

ちょこっとバトル要素入れてみた。思いのほか書けた気がする。前回→http://slib.net/2421次回→http://slib.net/2455

純粋な学園物だと思ったらこんなことになるなんて・・ 

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 青年向け
更新日
登録日
2011-09-18

CC BY-NC-ND
原著作者の表示・非営利・改変禁止の条件で、作品の利用を許可します。

CC BY-NC-ND