純粋な学園物だと思ったらこんなことになるなんて・・ 

1話の続きです

die2話じゃなくて第二話 新キャラ登場?(前編)
      YSO=ヴェルクマイスター
「奏ちゃん。同じ教室に慣れたらいいね。できれば担任の先生は三神じゃなければいいんだけど・・・。」
俺たちは春休みの間通らなかった懐かしい学園までの道を歩いている。ちなみに三神先生とは、学園でもTOPで生徒に嫌われている教師である。それというのも三神先生が短気であり、モタモタしてるとすぐ怒鳴り散らかすとんだ雷ジジイだ。
「そうだな、三神が担任になったら今年はオワコンだ。」
「オワコンって何?それに三神「先生」でしょ。」
「今年は終わったてことだよ。」
その言葉に嘘はない。三神が担任になったあかつきには俺の人生が終わる。
「伊神ぃ・・・」
俺は後ろ、主に後頭部辺りに殺気を感じた。
おそるおそる後ろを向いてみる。
「お前さっきなにいうとったんだぁ・・?」
その瞬間時が止まった(実は俺だけ止まったような錯覚を見た)そしてとっさに答えた
「三神せ、先生が担任になったら・・。」
「なったら?んん?」
「いい一年になるなあって・・ははは。」
「うーん?本当にそう言ってたかぁ?」
「い、言ってましたとも先生。ビシィ」
くっ、つい反射的に某カ○ス頭のピンク髪の子みたいな敬礼しちまった。
「まあいい、とりあえず早くしないと遅刻するぞ。」
「忘れてた!」
「ああ、そうでした。」
二人そろって思い出す。てことは・・・
「先生も遅刻しちゃいますよ。(www)」
「ワシわいいんあよこれくらい。」
この野郎・・・俺は怖かったので少しだけ先生を睨んで、
「じゃあもういこうぜ蒼音。」
「う、うん。じゃあ先生お先に・・・」
そして先生の前を通り過ぎようとした時
「学生風情がワシの前を歩くなああ!」

純粋な学園物だと思ったらこんなことになるなんて・・ 

今回は学園までの道の通常風景(?)を描いてみました。前回→http://slib.net/2401
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純粋な学園物だと思ったらこんなことになるなんて・・ 

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 青年向け
更新日
登録日
2011-09-18

CC BY-NC-ND
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