ラヴ・レターズ
2003年2月14日 広島パルコ・クラブ・クアトロ
『ラヴ・レターズ』
この作品は男女二人の俳優が舞台の上で台本を手に物語を読み進めていく朗読劇。
今までにもう何十組という組み合わせで上演されているらしい。1回だけの読み合わせだけで、ぶっつけ本番、と言うのがお決まりだそうだ。
今回は佐々木蔵之介さんと中島朋子さんの組み合わせ、過去に何回か上演されているのでお互い気心の知れた相手と言えるだろう。
中島朋子さんはあの有名なテレビドラマ「北の国から」のヒロイン蛍役で有名になった女優さんだ。
佐々木さんに久し振りに逢える! と楽しみながら劇場へ向かった。
今日は座席指定ではなくチケットの番号順に並び、座席は好きな所へ座る仕組み。私は5番目だから入った時は全部空いていた。
そこでほぼセンターの前から3番目の席に座った。だって佐々木さんを近くで見たいんだもん・・・(笑)
幼馴染のアンディとメリッサが生涯を通じて交わしたラヴ・レターから、2人の変遷が見えてくる。
平気でアイラヴユーと口に出来た恐らく小学生の頃から始まってお互いを異性、と意識し始める思春期になり
離れ離れの生活をするようになると、何かが食い違うようになってくる。 お互い大切な人、と認識しながらも・・・。
やがて二人とも別の人と結婚して違う人生を歩き出すが、手紙のやり取りは途切れる事は無かった。
年月が過ぎて・・・又出会った2人。お互いに気持ちを確かめ合ったけど、それは所詮実らぬ愛だった。
そしてメッリサの死・・・。アンディは例えようも無いくらい大きな裂け目が心に出来た事を実感し
最期の手紙でメリッサの母親に当ててその心を告白します。
とても切なく・・・、そしてじれったい!お話。
ところがである。佐々木さんが普通ではないのだ。もう何回も上演している舞台、しかも台本を手に読み進めていくのだから
台詞を忘れる事は無い筈。それなのに何回も台詞を噛むのだ。そしてハンカチを取り出しては汗を拭いている。なんかオカシイ!
どうしちゃったのぉ??とハラハラしながら観ていた。
それに引き換え中島さんは余裕シャクシャク、手振りをしながら笑い、顔をしかめ表情たっぷりに語りを進める。
ベテラン(?)の役者さんでもこんなことが有るのだなぁ。舞台って大変なんだろうなぁ。そんな事を感じた。
でもカーテンコールには笑顔だった。近くで観た佐々木さん、やっぱりステキーッ!
・・・ここで大発見・・・。カーテンコールで前に進んで立ったズボンの間から後の幕が見えてしまったのだ。
も、もしかして佐々木さんて、すごいO脚・・・?(爆)
でもステキなバレンタインの夜でした(笑)
ラヴ・レターズ