OUT

3月1日 アステールプラザ

「OUT」

企画・制作 自転車キンクリートstore

原作・桐野夏生 

演出・鈴木裕美

出演 久世星佳・千葉哲也・竹内都子・松本紀保・歌川椎子


友人から広島へこんなお芝居が行きますよ、と知らせて頂いて初めて取ったチケット。

広島へも芝居が来ているんだ!・・・なんと言う無知だった私。

PCで検索してみるとネット予約も出来るようになっていたので早速申し込んだ。

物語はある弁当工場で働く4人のパートタイマーの内の一人が起こした殺人事件に纏わるお話。

疲れきった日常生活の中、弥生(松本紀保)が夫を殺してしまい、それを雅子(久世星佳)に相談する。

後の2人(竹内都子・歌川椎子)も巻き込んで、夫の死体をお風呂場でバラバラにしてゴミ袋に詰め処分する。

バラバラにする処は勿論見えないけど、血だらけになりながら次々と袋を台の上に並べていく様は怖いと言うより

おかし味があり、なるほどこれは女の犯罪だ!と感じてしまった。

この事件の容疑者になった佐竹(千葉哲也)がやがて雅子に接近してくる。この男、快楽犯で以前服役した事が有り

女を犯しながら殺害するというその快楽が今も忘れられないと言う人物。そして雅子に呼び出しをかける。

この最後のシーンが凄かった!演技は無く舞台に2人が立ったまま掛け合いのようにして台詞の応酬が続くのだが

実際にそのシーンが目の前に繰り広げられているような錯覚が起きた。

レイプされながらもその瞬間に佐竹に愛を感じた雅子だが、ついに佐竹を殺害してしまう。

だがこの事によって雅子は女としての自我に芽生えたように思えた。

最後舞台の中央に歩いて行く雅子の前にパーッとオレンジ色の光が差し込み明日が開けている事を暗示する。

兎に角久世さんがカッコよかった!スタイルは良いし宝塚男役の雰囲気を保ちながら、投げやりな態度で登場した

最初のシーンから難題をテキパキと処理していく雅子に変身していく久世さんに只々みとれていた。

もう一つパンフを見て実際の歌川さんが若かったのに驚いた。

OUT

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  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-09-18

Copyrighted
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