妖怪と人間と
妖怪と人間が一緒に暮らしたらどうなると思いますか?
登場人物とキーワード
桜田悠斗:人間と妖怪のハーフ(別名怪人)特に妖怪としての力は持っていない。が、狩人の能力をすこーしだけ使える。普通の人間とあまり変わらないが不死身。というかある薬を使うと体が元に戻る。
月神千智:人間(だが見えるものは見える)悠斗と昔から馴染みがある、妖怪を始末した後(始末するのは狩人の役目)の妖怪ランクを鑑定し報酬としてそれ相応のお金をあげる仕事。言わば鑑定士。
ミュータ:妖怪。常に悠斗の肩にいる。妖怪は人間から見えないので授業中でも悠斗の肩に乗っている。
桜田美咲:狩人。悠斗の姉でこの人も怪人だが、妖怪寄りなので耳が生えていたりする。ある事をきっかけに狩人になる。
久城雅:狩人。街では結構有名な狩人、男のツンデレとか……とか……
水野有彩:怪人、そんなに妖怪の能力は持っていないが、スイッチが入ると暴れ出す
悠斗、千智、美咲、雅。→高2
有彩→高1
悠斗、千智→幼馴染
人間→普通に実態や感情を持っている。特に特集な部分はない。
怪人→実態や感情を持っているが擦り傷や人間でいう手首を切る、足を切るなどのこ
ういは無駄
鑑定士→妖怪ランクを鑑定し其れ相応の報酬(金)を狩人に渡す。一般の人間ではない
狩人→妖怪討伐を仕事といている人。一般の人間ではないので妖怪が見えたりする。
妖怪→悪い妖怪(妖)と良い妖怪(物の怪)がいる。共通点は実態が動物や魔物のような実態。違う点は感情があるのかないのか、又は暴れ出すか暴れないか。見分け方は特にない。
「差別がいじめやらなんやらを生み出すんだろーが」
『神隠し』
それは人が突然にいなくなる事。
その神隠しは「遭いやすい気質」と言うものがあり子供だったら神経質な子だったり知的障害だったりする、男性はなりにくいらしい。
が………?
悠「まぁ、そんなもん人間が作り出した幻想で、実際は妖怪が人を食うようになっちゃったからなんだよなー…」
千「そーだねーwでもまぁ、妖怪がいるって事はまだ人間は知らないじゃない?知ってたとしても童話でしか知らないし。いるって言っても信じないんじゃないかなw」
悠「そーだなー…千智たちみたいな「特別」な存在の人間が多かったらこっちも苦労しねーのにな。」
千「それは仕方ないと思うよ?それにこの仕事がなかったら私一人暮らしなんて出来ないし」
悠「それもそーだな…」
今は昼休み
普通に弁当も食い終わり、昼寝タイムに入ろうとしていたのだが。
千智が来てしまいそれは阻止されてしまった。
そしてなぜか神隠しについて話している。
なぜ、と言うのを話せば長くなるがまぁ話す義務、というか共通の話がそれくらいしかないのであったからなのだが
千「ところでミュータは?」
悠「知らん、散歩にでも行ったんじゃないか?」
千「いつも一緒にいるのに珍しいね〜」
悠「まぁ、たまにはいない時だっているだろ。つか寝させろ」
千「えー…私こーみえて友達いないのよー?」
悠「知るか友達作れ」
千「んー…なんだかみんな近づいてくれないというか…」
悠「自分から近寄ればいいだろ」
千「怖がられちゃうのよねー何でだかわかる?」
悠「知るか、つか怖がるってか何つーか…こー……敬ってる感じ?だろ、お前らは」
千「そう…?」
悠「そーだよ、俺とあいつらとお前とじゃ、全く違うんだからな、制服とか」
千「そ、そうだけど…」
怪人はブレザーの模様が無地、一番はストライプ、狩人はドット模様。
全く、こういう差別がいじめやらなんやらを生み出すんだろーが……
しかも今年の怪人俺とあいつの二人だけ。
去年はまぁ俺だけだったけど。
たった二人しかいないだけなのに、そんな差別酷すぎやしないか…
っと、まぁこの世界は所詮そんなものか。
千「あ、ほらほら!もうそろそろ授業だよ?」
悠「はぁ…先いってろ」
千「え、なんで?」
悠「また変な目で見られるぞ」
千「あ……そっか、ん、じゃあまた後でね?」
悠「おう」
変な目、とは
まぁ怪人と狩人が一緒にいる事が不思議、というかまぁ変な感じに思えるんだろうな…それが嫌なんだよな…
さて、今日は戻ろうかどーしようか。
そういえばこの学校…そろそろ結界が破れそうだなーでも人間のためにそんな事するのめんどーだしなー狩人さんたちがやってくれそーだしなーめんどーだしなーんーやんなくてもいいか。
そういって悠斗は午後の授業をサボり放課後はいつも場所に行くのだった。
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