Our world 01
世界には2013年の今でも食べるのにも困っている人がいる。
すむところもない、死ぬしか希望がない・・・。
平和な国に生まれたかった。
世界ではどんなことが今起こっているのか。
幸せな人ほど自分が幸せだなんて気づかない・・・。
食料危機
私はカフェで友達といつものように、コーラにハンバーグを頼んで食べていた。
「ねぇデミ、世界には食べ物にも困ってる人がいるらしいわよ」
友人の突然の言葉に驚いた。
すかさず私は、「えーそんなことないって・・・」
「ほらこれみてよ」
彼女が私に差し出したのは、食糧危機にある貧しい国のことが書かれた紙であった・・・。
「ちょっとみして・・・。」
このとき私はその紙をみて驚愕した。
思い返せば私は、アメリカという国に生まれて、15年間食べ物に困った経験がない。
すると友人が私の手からすっとその紙を取っていった。
「かわいそうよね・・・私たちにも何かできるかなぁ・・・?」
彼女はそういった。
その夜学校から私は真っ直ぐに家に帰宅し、インターネットで世界の状況について調べてみた。
食事に困っている人たちだけではなく、着るもの、住むところいろんな理由で苦しんでる人がいることを知った。
調べていると、こんなページを見つけた。
「貴方にもできることはあります!できない事なんてないんです!
下記のように、今年の夏休み期間にボランティアを募集いたします」
という記事だった。
「うーん、夏やすみかぁ暇だけど・・・どうしよう・・・。」
ボランティア活動
私は、思い切って母に相談してみた。
「あ、ねぇお母さん!」
「どしたの?デミ・・・。」
「これちょっと見て欲しいんだけど」、私はインターネットで探した記事を母に見せてみた。
「うん、へぇ~それで?え!場所はタンザニア!!!」
母は案の定驚きの目で私を見た。
「うーん、やってみたいなっておもってさ!」
「でもぉタンザニアってアフリカよ?1人でいけるかしら・・・?」
「うーん・・・。シエラ誘ってみようかな?」
「シエラちゃんを?大丈夫?中学生の女の子2人だけで・・・。」
母は案の定心配した。
「平気よママ、それに社会勉強にもなるし自由研究の課題でもあるし夏休みの!」
「そう、分かったわ!」
そういって母は、あわただしく家を出て買い物へ出かけた。
「ようっしシエラに電話電話♪」
お誘い
ジージー・・・がチャ
「あ!シエラ?デミだよぉ!」
「え、デミどうしたの?」
「実はあの日カフェで貴方が見せてくれた記事が気になってさ・・・」
「やっぱり?私たちって似たもの同士よね!!」
シエラは電話の向こうで笑っていった。
「え、てことは。・・貴方もあの後あの記事のことが・・・」
『もちろんでしょ!!」
「でね、シエラ 無理を承知で言うけど・・・タンザニアにボランティア行かない?」
そのとき電話の向こうで彼女が困惑している様子が目に浮かんだ。
「タ、タ、タンザニアァァァ????」
「でも、いこうよ!夏休みだし宿題にも使えるよ!」
「分かった!ちょっと今日親に相談してみるわ」
意外と理解が早かったのに対して私は拍子ぬけした。
「じゃ、あしたがっこうで!」
電話を切って胸が高鳴った。
Our world 01
この作品を書いた理由は、もっと世界の人が置かれている状況を読者に伝えたい思い、執筆しました
とはいっても私にできることは何もないかもしれませんが、少しでもそのことをしってみるのもいかがでしょうか?