君は僕の物

斉藤絢花は全力で逃げていた


此処二、三ヶ月ストーカーさて居たのだ。


その正体が自分の彼氏だったなんて


こんなショックな事はないだろう


彼氏である三並涼介と付き合いだして二年。


喧嘩して、仲直りをしての繰り返し。


涼介はDVではなかったが

かなりの絢花依存症である。


家族や弟などは別として


学校では男性教師にまで

嫉妬する程である。


そんな異常な涼介に


別れを告げたのが


半年前。



ストーカーされていると

意識し始めたのは別れを告げて


四ヶ月した頃からだった。


少し考えれば分かったのかもしれないが

あまりの恐怖心と何処かで

涼介じゃないと言う変な期待があったのだ。

今はまだ、夕方。

何時と違う道を通って

遠回りしたはずだったのに


何故か涼介は私より先にその道に居た。


「絢花、逃がさないよ」


不適な笑みを浮かべて私に近づく。


一歩一歩後ずさりながらも

距離を縮めてくる涼介。

もう逃げられない。

そう思いながらも

来た道を戻るように全力で走った。

でも、それは無駄だったのだ。

私は結局涼介に捕まってしまったのだから……



その後どうなったかは……

君は僕の物

初作品です。


呼んでいただけたら幸いです。

君は僕の物

ストーカーにあっていた斉藤絢花 そのストーカーの正体は何と半年前に別れを告げた彼氏だった!!

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-09-18

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted