- 願いと現実 etc... -

 散文詩集です。

 多少は編集しています。

 ではではお楽しみください。

-願いと現実-
 

 速く大人になりたいと願った夜

 刻が止まればいいと思った明け方

 この時間が、1分でも1秒でも永く続いてほしいと考えた夕暮れ

 そんな些細な僕の願い。

 だけどそれとは裏腹に

 現実は僕の願いを聞いてくれなくて、

 まだまだ僕は大人になんてなれなくて

 刻なんて止まるわけなくて

 この時間さえも永く続かない。

 嗚呼神様、

 いつになったら僕の願いを叶えてくれますか?



-悲劇のヒロインぶってみる-


 何時もみたく後ろから

 僕の頭を軽く叩いてくれる。

 そんな事を期待して幾度も幾度も振り返る。

 眼から雫を溢していたら

 駆け寄って来ては、心配しながらも

「大丈夫」って

 励ましの言葉を投げかけてくれる。

 だけどそんな事あるわけないのに

 未練たらしくゆっくり歩を進める。



 恋愛なんてね、

 ドラマやアニメや漫画みたいに

 うまくいくはずなんてないんだよ。

 そんな風に開き直りながらも

 無駄な期待に心を躍らせ

 頭の何処かで自己満足に溺れる。



-そして、この想いを殺めましょう-


 届かない。

 伝わらない。

 気付かれない。

 永久に。

 そんな苦しい思いをする為に

 キミに好意を抱いたんじゃない。

 こんな想いをするんだったら、

 一層のコト…

 コノ想イヲ殺メマショウ

 そして抉り出す。

 無イ筈ノキミヘノ憎悪ヲ



-矛盾-


 キミの御陰で

 嫌われ者の僕はこの世から抜け落ちるんだ。

 よかったじゃん。嬉しいでしょ?

 だから

 僕の事なんかさっぱり忘れてさ、

 楽しい人生送ってよ。

 けど

 キミが僕を殺めた事。

 僕が居た事。

 僕がキミをスキだった事。
  
 一生忘れないで。

 そう

 一  生  涯

 キミはそんな矛盾を抱えて

 苦痛と仲良く生きて行く。



-どうして神様はこんなに意地悪なんだろう…-


 キミがスキ。

 苦しいくらいに。

 キミの笑った顔が半端無く好きなんだ。

 そんなキミを抱きしめる。

 冗談っぽく。

 だって、本気で抱きしめたら…

 キミはとても困るでしょ?

 キミは男で僕も男。

 異性じゃなくて同性。

 馴れ馴れしく出来るし人の目を気にせずに抱きしめられる。

 けど思いは伝えられない。

 身体自体は1番近いのに

 気持ちは1番遠いのかもしれない…

 嗚呼、僕が女の子だったら良かったのかなぁ…

 あ、でもそれじゃあ普通にイチャイチャ出来ないや。

 でも今のままじゃ気持ちは離れたまま。

 どーしてこの世界はこれ程までに理不尽なんだろうか・・・



-僕の夢-


 自転車の二人乗りでは

 いつも僕が漕ぐ方

 乗る方なんて永遠に無いと思ってた。

 けどいつか…とか夢見てた。

 お姫様抱っこだって…

 おんぶだって…

 甘えるのだって…

 そんな女の子がされるような扱いなんて

 慣れていない。馴れていない。

 遠慮しか知らない僕。

 頼るとか、甘えるとか

 女の子になれない僕。

 そんなの夢のまた夢だとずっと思ってた。

 けど、

 キミの御陰で夢に手が届きそうだよ…



-許されないからこそ、燃上れる-


 喉が潰れるまで叫んでよ?

 嫌になるまで名前を呼び続けてよ?

 可笑しくなるまでキスしようよ?

 一緒になっても…

 行ける所まで一緒にイこうよ?

 この想いに限界なんてないんだから…

  - 願いと現実 etc... -

 多ジャンルな散文詩集でしたうふん((

 でも基本は恋愛系ですね

 うん今も昔もリア充だからだ 藁

  - 願いと現実 etc... -

現実とは残酷なもので、私のささやかな願いさえもいとも簡単に壊してしまうんだ… 昔書いた散文詩を集めてみました 藁 ホント昔なんで下手くそです 藁

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-09-17

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