道
春のにおい香る
今年も春がやってきた。
そらは桜色にそまり、地は青緑へと変化する春が。
そして春のにおいとともに風が私の思い出を私に届けに来る。
風がそよそよ、、、と吹いてくるたびに、
つくしは揺れ、桜の花は空を舞い、私の心へとよみがえってくる。
よみがえってくると、心のどこかひんやりとした場所をつついてくる。
こころの暖かい場所を包み込んでくれる。
「もう5年もたったんだね、、、」
そんな春は毎年当然のようにやってきて、
私を、中2から高校3年までの記憶をよみがえらせる。
一番楽しかったあの頃。一番つらかったあの頃。
嬉しい思い、悲しい思い
強い私と、弱い私
今の私をつくってくれた。せいちょうさせてくれたあのころのおもいでが、、、、
道