続中学生妊娠
アキの妊娠発覚から7ヶ月!いよいよ出産へ!
真美の妊娠発覚から7ヶ月が経ちました。
隆二は学校が春休みということもあり、本格的に休みをもらって真美と買い物や、家事などを分担して行っていました。
もう真美は思うように動けない位大きなおなかになりました。
「ずいぶん大きくなりまちゅたね~赤ちゃん早くあいたいでちゅ~」
すっかり隆二は赤ちゃんにメロメロになって、赤ちゃん言葉になってました。
「・・・・・・先生気持ち悪いよ・・・」
「いいだろーはやくあいたいんだもん!」
「それよりその先生って呼び方いい加減やめろよ・・・なんか家でも学校にいるみたいで変な気分になるだろ」
「ごめん!でもあなたって呼び方慣れないしー」
2人はたわいない話をしながら甘い新婚生活を送っていた。
ある日の朝
「ごめん!ほんとごめんて!!すぐ帰るから!」
「もうしらない!今日は一緒に検診行くって言ってたのに忘れて仕事いれないでよね!」
「すいません…」
「もういいよ!仕方ないし私1人で検診行くから。それよりお仕事頑張ってねパーパ????」
「じゃあなるべく早く帰るから気をつけていけよな」
「うん!!もう大丈夫だよー。ほら!遅刻しちゃうよ」
「じゃいってきまーすチュッ????????」
「もう!」
(先生ってなんだかんだ言って甘えん坊なんだよねー)
真美は病院に行く前に朝食の片付けをしているその時
「っつつ…あれお腹が張ってきちゃった。それに少し痛いかも?急に動いたから赤ちゃんびっくりしちゃったかな?」
真美は様子を見て椅子に座って休むことにしたのだった。しかし真美のお腹の張りは治るどころか石のようにカチカチになってしまった。
「治らないなぁーそれにさっきから定期的に痛みも来てるし…」
」真美は一応隆二にメールを送って、タクシーで病院に向かった。
タクシーの中ではもう痛みが本格的にきて話すこともままならなかった。
「お客さん大丈夫ですか?」
アキは頷くことにしかできなかった。
「どこの病院に向かいますか?」
「わ……たり…………レディ…ース……」
「あっ!亘理レディースクリニックね!分かった分かったもうしゃべらないでいいよ、楽な体制でいいからね」
「あり………が…とう…ござ……います」
真美は経験したことがない痛みに頭の中は不安でいっぱいだった。
15分後…
病院についた真美はすぐに先生の診察が入った
「高畑さん、もう子宮口が3センチほど開いてきてるわ、すぐ入院ね。誰か付き添いの人来てるの?」
「いいえ…来てないです。」
「そう、分かったわ。ある……けそうもないわね。車椅子持ってきて」
真美は車椅子に乗せられ、分娩準備室に運ばれた。
その時にはもう痛みが強くなり真美は不安と痛みでいっぱいになっていた
ひとりで痛みに耐えてもう何時間になるだろうか。外は夕方になっていた。
そのころ隆二はメールを見て大急ぎで病院に向かっていた
「先生……はやく…きて」
真美は意識が朦朧とする中で必死に陣痛に耐え続けた。
「すいません!真美は?いや、高畑はどこにいますか?」
「あぁ高畑さんの旦那さん?」
「はい」
「いまね、分娩準備室にいますよ」
「わかりました。ありがとうございます!」
「ガラガラ~ 真美!!」
「うぅぅあああああああーー」
そこにはベットの手すりにつかまり叫ぶ真美がいた
「ごめんな、遅くなってでも、もう大丈夫だ!」
「二宮さん診察しますね。うん子宮口全部開いたわね。もういきんでもいいわよ」
「はい…」
「じゃあ次の痛みでいきんでみて」
「んーーーーーーーーーーーー」
「そうそういい調子よー」
「あああぁああああーー痛いーー」
「ほら、もっといきんでーー」
「んーーーーーーーーーーーーぁあぁああ」
パチン!バシャージャー
「よし、破水したわね。じゃあ分娩室行こうか。旦那さんは立会いしますか?」
「はい、します!」
「!?えっ?」
「だって家族が増えるんだもん!歓迎しなきゃね」
「わかりました。ではこの服に着替えてください。」
「ぁあああああああーーーー」
「よしよし、本格的になってきたわね。じゃあこのまま移動するよ」
ここの病院は分娩室は和室になっており、フリースタイルの出産ができるようになっていた。
「さぁ準備できたかわ。好きな体制になっていいよ」
私は隆二に抱きついて、膝だちのスタイルになっていた。
「んーーーーーぁぁああああああ!」
「ほら、頭の見えてきたよー。頑張っていきんでー」
もう、何時間たったのだろう
私の体力は限界だった。
「もうダメーー!!!死んじゃうよー」
「頑張れ真美!もうすぐ赤ちゃんに会えるぞ!」
「ほらいきんで!!」
「んんんんんんんんーーぁぁぁあああああ!!!」
「ほーら頭出てきたわよー」
「はぁはぁ」
「ほら見える?あなた達の赤ちゃんよ」
「わたし…たちのあか……ちゃん」
「ほらもう1度いきんで!これであかちゃんでるよ!」
「んーーーんんんんぁぁあああぁ!!!!」
「ほーら生まれたわよー」
オギャーオギャー
病室中に響き渡る大きな鳴き声で私はいつの間にか泣いていた。
「生まれた…私たちの赤ちゃん」
「ありがとう、真美。ほんとにありがとう 」
私と先生は赤ちゃんを抱いた。
2年後
私は専業主婦になり、子育てに大忙しだった。
「じゃあパパは行ってくるからな!いい子してるんだぞ美和」
「パパいってらっしゃいー」
私たちの子供は2歳になった。美しくどこでも和が出来るようにと、〝美和〟と名付けた。
「じゃあいってらっしゃいあ・な・た!」
「ハハッ照れるなやっぱ お前も体気をつけろよな!もう、お前だけの体じゃないんだから!」
「はーい!」
そう、私は二人目を妊娠していたのだった。
「ほら、美和!パパにバイバイは?」
「パパバイバイー」
「じゃあ、いってくるよ!」
私はいつものように、先生を送り出したのだった。
いろいろな事はあったけれど、ほんとに幸せな日々であった。そして、これからも幸せな日々という事はわかっていた。
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