君と私

モノクロに見えてもあなただけには色がある

君は単純で

大量生産されている100円ショップの

プラスチックのコップのよう

ありきたりの色

赤青黄の原則だけで作られるような色

君は多分染まりやすく落ちやすい

多分世界の大半が君のような人で

ありふれてて

見るものは全てモノクロに映る

でも、他の君のような人では

私には足りない

多分それは私も世界の大半の内に

入るものだから

君と同じ

私と君

君と私

君と私

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-10-20

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