summer fantasia
青空のあおさに惑わされ
どこかへ行ってしまいたいと思ったの
誰もが一度ならずそう思うかもしれない
愛するあの人を置いてさえ
不思議に満ちた世界へ行きたいの
そこでは蝶々がささやきかけ
住む家は淡いパステルカラーの水晶でてきている
魔法が当たり前に存在していて
ほうきでどこまでも青い空を飛び、雲でかくれんぼする
いつしか大人になって
夏への切ない憧れを忘れてしまっていた
ずっと、心が閉じてしまって
喜怒哀楽にくらしているようで
そうではなかった
今日、温かい腕に包まれるような熱さと
澄んだ青い空が
私の心を開いてくれた
胸が 震えた
ああどうか、この思いをずっと保てますように
そして
常識の前で必要な
理性を保てますように
summer fantasia
ある人が、体には栄養のあるものを与えようとするのに、どうして心には与えないの?と言っていました。確かにそうだなと思いました。心にも常に栄養を与えないと、栄養失調になってしまう。