階段の王子様★
はじめまして Cultです。
このような場で書かせていただくのは本当にはじめてでわからないことばかりです。
ですが、一生懸命がんばります!
どうか読者様たちに楽しんでいただける作品にしたいと思います!
長々とすいません。
でわ、本文にいかせていただきます。
プロローグ
それは、ある日のことだった。
「美紗~ もぅ行かないとチャイム鳴っちゃうよぉ!」
「あぁ~ ごめんね!」
このノロイのは三城学園高校 1年B組 北澤 美紗。
今、声をかけてくれたのは ハニーブラウンの髪をなびかせた美人の親友 有宮 のあ。
「もぅ…理科室遠いよぉ~」 と、もう諦めて歩きだす のあ。
「うん…遠いよねぇ。教室でいいのにねぇ…」
なんて普通の日常会話をしていた。
そしたら… 突然 上から大きな声がした。
『うわああああ!!』
「おいっ 慎也ぁ!!」
なんだろう…
「!?っ 美紗っあぁ!」
え?
確かに… のあ の声が聞こえた。
大きくて… 必死そうで… 悲鳴に近くて?
私はうっすら目をひらく。
重たい…何かが覆いかぶさってる。 ひ…人?
「おい! 大丈夫か!!」
「きゃああああああ!!」
「美紗!?」
誰かが皆が私を呼んでる。なのに言葉がでないよ…
ズキンッ と強い頭の痛み…
それから私は意識をとうのいた…
~3日後~
真っ暗な世界から目を覚ます。
そこには、ママとパパがいてママは泣いていた。
「大丈夫ですか?北澤さん?あれから3日もずっと眠っていたんですよ?」
と、優しそうなオジサンが話しかけてくる。
あれ? ここどこ?
今だにそんな状態で白い天井を見つめている美紗。
「美紗ぁ!! よかったっ!目覚ましたの!!」
そんな私に笑顔で抱きついて来たのは親友の、のあだった。
「のあ? あれぇ… あたし…、てか ここっ…」
「美紗? 大丈夫?ここ病院だよ?美紗 階段から落ちたんだよ?」
階段? …あ、そうだ私階段から落ちて頭強く打って?
じゃあ ここは…
「病院…?」
「うん、そっかまだ頭整理ついてないのか…」
のあは心配そうに私を見つめる。
「うん…、でも 大丈夫だよ。 そんな顔しないでのあ。」 そう私は微笑んだ。
するとのあも笑顔になり私の目の前に白い箱を出した。
私はなんだろう?と首を傾げる。
「ふふん♪これっ!美紗の好きなチーズケーキだよ!」
と、白い箱を開けると中には本当に美味しそうなチーズケーキが入っていた。
好きでわなく… とてつもなく大好きな食べ物だ!!
私は目を輝かせた。そして私はのあに抱きつく。
「のあ ありがとう!! 大好きー!!」
それから、のあと一緒にケーキを食べた。(さりげなく自分の分のケーキを買っていたのあは流石だ(笑)
その日、また全て検査をしたけれど何の異常もなく、二日後退院した。
1:落ちてきたのは王子様
二日後 学校に来た。
なにか久しぶりな気分で教室に入る。すると、真っ先にのあが飛んできた。
「美ー紗ー! おはよ!」笑顔ののあ。
「うん、おはよー!」と笑顔を返す。 ざわざわ… ん?
な、なんだろう?
クラスの女の子たちがこっちを見てなにやらざわざわし始める。
気にせずのあに向き直すとのあはなんだか微妙な顔をしていた。
「な、なにどうしたの?」 のあまで… と、聞くとのあが口をひらいたと同時に…
「あ! 慎也先輩!!」 「きゃああ///」 「かっこいい//」と女の子たちがドアに向かって騒ぎだした。
な なんなの!?
もう 今日は朝から変なことばかり。 とオドオドしていると「北澤さん」と女の子たちに呼ばれた。
恐る恐る振り返ると、なんとも顔の整った男の人が優しそうに微笑んで私に手を振っていた。
誰!?あの、美男子!! と思わず後ずさる。
「あの人…、美紗のこと階段から落とした人だよ。」突然のあが真面目な声で話はじめた。
え? 落とした? あの美男子が私…?
あれ…? あたしって落とされたんだっけ??
目を覚ましてからあの時のことを思い出そうとはしなかったから、わからない。
でも、違う気がする。
グイッ と突然腕を引かれた。
「へっ?」突然の事に間抜けな声がでた。
驚きつつも顔を上げるとそれは、あの美男子だった。
「あっ、あの…」少し小さな声で話しかける。
すると、彼は後ろを軽く向き微笑む。 どきっ…
や、やっぱりすごいイケメン///
『君が北澤美紗ちゃん?』彼はまたフイッと顔を前に戻し言う。
もう、教室をでてどこかの廊下をまだ腕が軽くつかまれたまま二人で歩いている。
「はい…、あのぉ…えっと」
『ん?ってそうか!美紗ちゃん俺のこと知らないのか!』
彼はやっと立ち止まり私の方に向く。
輝かしい笑顔とセットで…
『俺の名前は三条慎也よろしくね!』さらに輝かしい笑顔で名前を名乗るさんじょぉ…
『あ、慎也先輩でよろしくね!』
「あ…はい。」慎也先輩… こんな美男子に階段から、?
『んじゃ、行こうか。』彼はスタスタ歩きだした。慎也先輩って自由な人だなぁ
なんて思いながら今度は何も言わずついていった。
でも、そこは案外近くて気持ちのいいところで…って、ここって立ち入り禁止の屋上じゃん。
こ、こんなところに来てどうするのだろうか。
私は頭にハテナを浮かべ慎也先輩の背中を見つめる。
『俺だ。』突然上を見ながら誰かに呼びかけるように呟いた。
な、なんだろう。
「おっ!来た来た!」すると、慎也先輩が呟いた方向からなんだかチャライ声がしてきた。
なんだか嫌な予感… う、きたきた(笑)
チャライ3人の男達が降りてきた。
「せ、先輩…」
『ん?』
私が声をかけると微笑みながら振り向く。そして彼は私の顔を見るなり苦笑する。
なんてったって私…あーゆう、いかにもチャライ人達はとても苦手…きっと今ものすごく不安そうな顔をしてしまっていると思う。
それに、慎也先輩がこうゆう人達の仲間であることがあってまだ数分しか経っていないけれどショックでもある。
『ははっそんなに怯えないで!』慎也先輩は私の頭を軽くポンポンした。
そんな慎也先輩の少し眉を下げた微笑みとふわっと香る香りにどきっとしてしまった。
「慎也?なんでわざわざここに連れてきたの?それに…」後ろから声をかけて来た男の人は慎也先輩の肩に腕をのせ、私をじとっと見る。
「まだ、この子にアノ話しないで連れて来たでしょう?」と爽やかに微笑んだ。
うわ…イケメン。さすが、類は友をよぶですか。お友達さんも美男子ぃ//
階段の王子様★