僕らの交換日記【藤数←孫】
忍たまの
藤内×数馬←孫兵
のお話です
~1日目~
ある日の夕方僕の所に一冊のノートが届いた
そこには綺麗な字で
「僕と交換日記をしてくれませんか?」
と記してあった
いきなり届いた物だけど多分忍術学園の誰かがいたずらで書いてたまたま近くの部屋の僕と藤内の部屋に置いたんだろう
と、僕が探偵気分で推理したわけだ。
なかなかあっぱれな推理で僕は満足していたら
同室の藤内がいつも通り"予習"から帰ってきた。
「何そんなニヤニヤしてんの数馬?」
「えっ!ニヤニヤしてた!?って!藤内また怪我してるじゃないか!!」
「うん。ちょっと手裏剣の予習してたら」
「もう。あれほど気を付けてを言ったじゃないか。ほら、見せて」
と彼の近くに行き座らせた
「あぁ、手が切れて血がでているね。あっ、顔にも!!」
「ごめん」
と藤内が謝った
「いいよ、いつものことだし」
とにこっと笑うと安心したのか藤内も微笑んだ
ふと日記のことを思いだし、もしかしたら藤内の物かもしれないので聞いてみた
「ねぇ、藤内。僕の机の上に置いてあった日記誰のか知らない??」
「いや、知らないけど……日記って??」
「そっかぁ、何か僕の机の上にいつの間にか置いてあってさ"僕と交換日記をしてくれませんか?"って書いてあったんだけどさ」
「ふーん」
「ねぇ、藤内はどう思う??」
「別にいいんじゃない?交換日記してみても。でも、もし何かあったら必ずし俺に相談すること!!」
藤内がこんなすぐに許可するなんて珍しいと思いつつ
「うん、分かった!ありがとう!!」
と言い藤内の怪我の治療を続けた。
その日の晩
僕は交換日記の返事を書いた
「えーと、"交換日記させて頂きます。これからよろしくお願いします"でいいかな?寂しいかな??うーん…どう思う?藤内。」
「別にいいと思うよ。そういうのは数馬が思ったことをそのまま書いていいんだよ。」
藤内は机に向かい明日の予習をしながら答えてくれた。
「そっか…そうだよね!ありがとう藤内ー」
僕は交換日記に短い文を書き閉じた
「じゃぁ僕もう寝るね!!藤内も夜更かししちゃ駄目だからね」
と言い布団に入った
藤内は
「ありがとう。おやすみ。」
と優しくいい頭を撫でてくれた
「ふふっ、おやすみ」
1日目end
僕らの交換日記【藤数←孫】